猫まみれの日々 猫小説アンソロジー (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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本棚登録 : 139
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802291

作品紹介・あらすじ

人生猫あればラクあり!?
人気作家陣が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々を5編収録!

猫専用の洋裁店を訪ねてくる猫たちの交流と、それぞれが選ぶ生き方(かたやま和華「猫町洋裁店」)。
「NO」と言えない地味な女性が出会った、ある小料理屋の『見えるひとにしか見えない』看板猫(水島忍「猫又の小料理屋さん」)。
イケメンで有能な同期から、海外出張の間、猫の世話をしてほしいと頼まれたOL(毛利志生子「七匹もいる!」)。
愛猫家の店長が営むカフェに通う、お嬢様が初めてのバイトに挑戦した結果…?(秋杜フユ「Cafeトラ猫のマスターは猫を愛しすぎている」)。
元捨て猫と、彼女にまつわる「ありがとう」の物語(前田珠子「ありがとう」)。

感想・レビュー・書評

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  • どの話もホッコリして、心が暖かくなった。とくに最後の「ありがとう」はウルリときた。

  • 猫ミスかなとか勝手に勘違いしてたけど、普通の猫小説だった。最初の毛皮を着替える話とか、なんか涙腺が緩んでしまいます。一緒に暮らした猫のことを想わずにはいられません。

  • 猫の毛皮の仕立てとお直し、猫の妖精のいる小料理屋、猫と人と人の縁結び、猫好きマスターの片思い、猫の家族の物語。注文したコーヒーにちょこんと添えられてきたクッキーのような重くなく邪魔にならず、サクッと美味しいそんな短編たち。泣かせてやるぞ、感動させてやると躍起になっている話がやけに鼻につく昨今の中、脱力して読むのに丁度いい、こういうのがいいんだよと思う一冊。愛猫を撫でながらゴロゴロして暑さをやり過ごすの時間の読書にちょうど良かった。

  • アンソロジーなのでそれぞれに作者の個性が出ていて、どれも違う読み心地になっていて面白い。そしてどの猫も可愛い。

  • 最初の話は、猫目線で読めて面白いと思った。最後に、生まれ変わってもまた、ご主人様の所へかえる猫がとってもいいなと!

    2番目の話は、とっても好き!見える人にしかわからないブサイク猫。アドバイスをくれて、何気ない日常から、新しい事へのチャレンジをするようなる主人公。読んでいてると勇気をもらえる。

    3番の話もは、頼まれて猫の世話することになった話。どんどん猫好きなっていき、真面目に猫に取り組んでいく感じがいい!

    4番目の話は、とにかく猫好きのカフェのオーナーと、世間知らずのお嬢様のお話で、猫好きカフェオーナーが、何かにつけて猫に話を例えて話したりする。
    なんだか、ネコ満載な感じ。

    最高の話も、猫目線の話。
    産まれてから、捨てたれたり、恋をしたりと猫ってこんな風に、感じてるのかなって。

    どの話も猫が出て来て、猫と触れ合ってる気分になれて、楽しかった。

  • 猫小説アンソロジー第二弾。
    第一弾はちょっと苦手な感じだったので、時間が空けば手に取らなかったかもしれませんが、たまたま同時に借りたので読みました。私はこちらの方が好きです。
    知っている作家さんは前田珠子さんだけでした。

    「七匹もいる!」 毛利志生子さん
    「猫又の小料理屋屋さん」水島忍さん
    が好きです。

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