ハケン飯友 僕と猫のおうちごはん (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
3.63
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本棚登録 : 275
感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802376

作品紹介・あらすじ

ごはん男子と「猫」のおいしい毎日。
ほっこりじんわり。ぺこぺこのお腹を一緒に満たす「飯友」のいる幸せ

なんて年明けだ。仕事始めの朝、出社したら会社が潰れてた。
そんな「僕」こと坂井寛生が神社でお賽銭を奮発して頼んだ願いごとのひとつめは「そこそこの新しい仕事が見つかりますように」、
そしてもうひとつは「一緒に飯が食える、気楽な仲間が見つかりますように」。
神社でそう拝んだ晩のこと、夕ごはんの準備をする寛生の前に猫が現れ、人間の言葉で話しかけてくる。『旦那さん?』
唖然とする寛生の前で猫は肉球をぺろんと舐めて、なんと若い人間の男の姿に。
「神さん」から「派遣」された「飯友」なので「ま、ひとつよろしくお願いします」「飯食いましょ、飯」と言って、
寛生の作ったごはん(フォー風にゅうめん、棒々鶏、ベトナム風お好み焼き)を「うめえ。うめえ」と完食して帰っていった。
以来、「猫男」は毎晩やってきて、ごはんを食べたりお喋りをしていくように。
ちょっと不思議で心あたたまる、ごはん男子と「猫男」のおいしく愉快な毎日の、はじまりはじまり・・・・・・!

感想・レビュー・書評

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  • 私も神社で千円、おさいせんで奮発したら何か思いがけない願いが叶えられそう

  • 主人公がいい子だから神様もステキな飯友を派遣してくれたんだろうなー お天道様は見てる!

  • タイトルからして派遣社員のグルメものかなと思ったが、神社に賽銭して友人ができることを願ったら、そこの猫が人間に化けてやってきて飯友になったというお話。お人好しすぎる主人公になれなかったが、まあ穏やかなお話で、内容も薄いが気軽に読める。シリーズ化しているようだ。

  • 山猫軒、行きたい!

  • どこまでもついてない主人公に猫がひとになってご飯を食べにきてくれるようになる話。
    こういう相談相手って貴重です。
    一人暮らしはしたことないですが、友人はとてつもなく寂しいときがあると言ってますし、ちょっとの時間でも一緒にいてくれるって大事だと思います。
    今後は喫茶店で少しずつ自分らしさを出していくのかなと思うと続きが気になります。

  • ★★★★

  • 急にやってくるハケン猫というびっくりな設定ですがゆるゆるっとした優しい空気が良かったです。沖守さんとの交流も暖かい。

  • 面白い。料理も覚えることできます

  • 前述の通り、数年ぶりの読書なら著者の本やろう! と、いうことで図書館で蔵書検索をしたら、まった新しいシリーズが増えていたのでソッコーでお借りした。
    すぐに手元に来てくれて嬉しい。わたしにとっては新しい著者のシリーズでも、発行は一年前なのね…。

    あらすじをざっと見た限りでは、猫が人に化けて(?)、一緒にご飯を食べるという話?
    なんだそれは。著者のお好きなものばかりがつまっていそうではないか。楽しみ過ぎる。

    (やっぱり、書き手の好きなものをつめてくださるのが読んでいても一番楽しい)

    そして案の定のイッキ読みやった…。休みなのもいいことに、一晩で読んじゃったよ…(笑)。

    読み始めて「アッこれはやばいな」と、思って、すぐに次巻も図書館で予約をしたし、その他の本も図書館から借りて来た。
    読み終わりそうなときに次に読む本がないと落ち着かないというのは完全に読書熱が最熱してるなこれは。

    冒頭は、
    「あれ? 著者の文章ってこんなにコマギレやっけ?」
    と、思いつつ読んだ。一文ですぐ改行してるような、ひとつの文章が妙に短くてぶつ切れのような…?

    わかりやすいし読みやすくはあるんやけど、著者独特の言い回しがあったような気がして、
    「こんな感じやったかな…?」
    と、思いつつ、冒頭の坂井くんの境遇を読んだ。

    …と、いうか、主人公の坂井くんの名前がなかなか出てこなかったよね。そんなこと気にもしてなかったけど、彼が猫に名乗ったときに
    「初めて知った…」
    と、わたしも思ったので、ちょっと笑ってしまった。

    その後の、猫とのかけあいとか、料理のくだりは相変わらずの著者の活きのいい文章で、大変大変楽しく読んだ。
    後半にかけてはますます楽しくなってきたので、冒頭で説明する尺がないからこんなふうなぶつ切れの文章になってたのかしら…とか、失礼なことまで考えてしまった。

    (ほんまにな)

    だって、山猫軒のことや、そこで働く顛末は丁寧に書かれているんやもの。面白かった。
    あと、中華コーンスープがおいしそうすぎる。
    坂井くんと猫の宮沢賢治のくだりとか、声出して笑ったなあ。

    次作も楽しみ。あと、これは本格的に本読みモードに入ったので付箋読みも再開しようかな。

    ところで、著者の作品なのに関西人が出てこないのか…、と、思ってしまった。
    でも舞台は芦屋で想像してしまう。地域を指定するような描写はないので、それぞれ好きに考えてもちろんいいんやろうけど、沖守さんの手料理について「甘じょっぱい」がたくさん出てたのに
    「んんっ」
    と、なった。言葉としては知ってるけど味としては知らん「甘じょっぱい」。笑

    そもそも筑前煮が「甘じょっぱい」の…? 甘い辛いで表現すると、筑前煮って何の味なんやろ…? 炊いたんは基本炊いたんやからなあ。

    五目寿司もばら寿司よね。混ぜ込むしいたけは、甘じょっぱいというより、甘いな。アレは甘い。

  • タイトルになるほどな~と。寛生の願い事を聞いた神様から派遣された飯友「猫」との生活。猫をきっかけに新たな一歩を踏み出した寛生、予期せぬ出会いや縁に温かい気持ちになれるお話だった。
    やけに古めかしい話し方の猫が可愛い。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2022年 『最後の晩ごはん ゲン担ぎと鯛そうめん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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