法律は嘘とお金の味方です。 2 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌 (集英社オレンジ文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802680

作品紹介・あらすじ

特殊能力持ちの女子高生とイケメン検察官、そして、最強のおじいちゃん弁護士――嘘が真実を呼ぶ法廷ドラマ!

京都御所の袂に事務所を構える弁護士・吾妻正義は、腕こそ確かだが、強引でお金に汚い。
その孫・つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持つ女子高生。
幼なじみで共に育った検察官・草司のことは、正義が勝手につぐみの許嫁だと言い張っている。
本人がクセモノなだけあって、正義が営む吾妻法律事務所に舞い込む依頼は、手強いものばかり。
"守秘義務違反を犯し、別の事務所を告発してSNSで炎上させたアルバイト事務員""親子間で起きた交通事故についての
奇妙な慰謝料訴訟""正義の恩師の身に降りかかった痴漢冤罪事件"。
今回も幼なじみの草司と共に、正義に振り回されるつぐみだが…?

感想・レビュー・書評

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  • 1~2巻まとめて読了。

    腕は確かだがお金に汚い弁護士・吾妻正義の孫・つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える能力を持つ女子高生。正義の法律事務所に舞い込む事件を中心に物語が展開されるんですが、どの事件がかなり厄介です。うわあ…ってなる。要所要所がえげつない。でも思った以上に物語の根幹がしっかりしてて読みごたえがある。
    救いはキャラクターが魅力的なこと。主人公のつぐみ、幼馴染で検察官の草司(彼についての大きな謎もキーポイント)、草司の同期で正義の追っかけな弁護士ケイ。同じく同期でポンコツ検察官の白鷹…、わたしこの白鷹ポンコツ検察官がとても好きでして!笑。彼と容疑者とのやりとりめちゃくちゃ笑ったし、なんなら読み返した。そして裁判に負けた後に草司とケイに慰められててほっこりした。3巻も読むぞー!

    あ、出てくる京都のお菓子屋さん、おいしそうだけどそこそこお値段してました(調べた)。デスヨネー。

  •  4月に嘘がテーマの本を沢山読もうとして間に合わなかった一冊。
     1巻がとても面白かったので安心して後回しにしていた。
     嘘を見抜く異能はあるモノのソレを便利に使いすぎない法定モノ第2巻。
     個性的な新キャラ事務員やポンコツ検事なども登場し、それが瞬時に馴染む辺りも見事。
     ゲーム「逆転裁判」並の、お茶目な法廷でのやり取りに膝を叩いて喜び、思わず声に出して笑ってしまった。
     別の弁護士事務所の事務員の話と、親子間での殺人未遂事件、痴漢冤罪の3本。
     嘘を見抜けても、法廷では通用しないのでその辺りも面白い。

  • 面白い!検事が弁護士の手伝いをしすぎるのが気になっていた前作と比べて、事務員が増えたせいか出番は控えめ。

  • また最後にちょっとだけ謎を見せて終わる。次を早く読みたくなる。それにしても、大介のやったことはかなりまずい。。すっかり憑き物が落ちたようで、よかったのかもしれないけど。

  • 面白かった!おじいちゃんさすが悪徳。交通事故の親子はなかなかの気持ち悪さだった。親子vs親子。痴漢冤罪の先生のお話、最後ピリリとしめててよかった。

  • 新キャラの大介が結構目立ったので、幼馴染みの草司の出番が何となく少なかった印象。
    彼の父に関することは、大介のお陰で少し分かったこともありますが。
    あくまで裁判や示談、和解などの「依頼」に対しての正解であって、真実はまた別のところにある話もあるのが面白かったです。
    何でもかんでも明るみに出すのがミステリではないですし。
    またこちらの不備や問題行動すら強みに変えていたのは、さすが正義おじいちゃん。
    今回も京都弁での応酬が小気味よく楽しめました。
    驚いたのは痴漢冤罪事件。
    変なところで盛り上がっていたことにもコメディのようで驚いたというか笑えましたが、決着後の依頼者からまさかの発言に一番驚きました。
    流石京都人、ただでは済まさない。
    あれもすかっと爽快感が味わえてよかったです。
    今回はあからさまに続く感じで終わったので、続刊前提ですね。
    3巻、今から楽しみです。

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著者プロフィール

第11回角川ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞。「精霊歌士と夢見る野菜」(全3巻)でデビュー。

「2023年 『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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