契約結婚はじめました。 5 ~椿屋敷の偽夫婦~ (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
3.61
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本棚登録 : 162
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802772

作品紹介・あらすじ

ついに完結!
大ヒット『後宮の烏』シリーズ、『下鴨アンティーク』シリーズの著者がおくる
「家」が語るご近所事件簿、第5巻。

と呼ばれる一軒家に住む香澄(かすみ)と柊一(しゅういち)は、ワケあって結婚した"偽夫婦"である――とはいうものの。
香澄が柊一への気持ちを自覚したことで、ついに……。もちろん柊一も、ずいぶん前から香澄のことを憎からず想っているのだ。

町の相談役である柊一のもとには今日も今日とて客人が絶えない。
松江の紅白椿、七変化椿、もうひとつの椿屋敷……!? 三者三様の夫婦のあり方にふれ、ふたりも"二人の"関係を見つめなおし――。


第一話 二匹のねずみ
第二話 神さまの花
第三話 椿屋敷の若夫婦

すみれ荘にて―真昼の星―
すみれ荘にて―廣田くんの受難―
すみれ荘にて―三人寄れば―

小春日和


仲良し夫婦に訪れる、じんわり染みる……大団円!

感想・レビュー・書評

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  • 本筋の椿屋敷があまりにも穏やかなので、何となくぱきっとしたすみれ荘の、陰りまではいかないシュッとした感がちゃんとある様子に、きゅうっとした。
    それにより星ひとつ増量。すき。

    偽夫婦も勿論きらいじゃないんだけど、しあわせ安全圏すぎてたまに若干物足りない。わがまま。笑
    何だか色々あった本編のあとの、ご褒美としての「その後」みたいな平和さなのだ。
    メイン筋がそれって、珍しいアプローチな気もする。
    これまでの巻の物語を明確には覚えていないけれど、荒ぶらないイメージ。

    少し前に読んだ「後宮の烏」3巻でもそうだったけど、ちらちらと冷徹感が見え隠れするから、きれいを追っていてもそういう感情もあるんだってハッとするし、だからこそ椿屋敷は特に、振り切った癒しへの欲求なのかな、と思わされたりした。

    言い方が腹立つから、意見がもっともでも素直に聞けない、と苦情を受けた晶おにいちゃんをとてもとても応援したい。
    まあ、「子供ですか」扱いでおにいちゃんは勝利しているけど……。良いな……。

    それにしても、他シリーズでもそうだけど、美味しいものへの執着というか、たべものの美味しさ万能説がすごい。健全である。。

  • 2019年10月集英社オレンジ文庫刊。書下ろし。シリーズ5作目にして最終巻。最終巻までたどりつきました。達成感あります。

  • このシリーズも読みやすく楽しかった。

  •  ハイハイハイハイご馳走様でした!!(ぱんぱん)……と自棄を起こしたくなるような仲良しぶりでの大団円でした。もう一波乱二波乱あるかと予想していましたが、存外すんなりと、落ち着くところに落ち着きましたね。まぁそりゃそうか、あれだけ思いあっていたわけですし(笑)
     それにしても……香澄さん、家事力も人間性も完璧か……(汗)

     ついに本編にボリュームで勝ってしまった「すみれ荘」シリーズは、とっちらかったまま完結してしまったような印象。それはそれで、「すみれ荘」らしいのかな(笑)

     巻末の、檀くんの愛犬視点の「小春日和」は胸にグッと来たものも、最後の最後はこの作品最大の特徴だと思っている「屋敷」視点で締めて欲しかったような気も……いやでも、別視点だから故の巻末か……。

  • シリーズ最終巻。ついに!ついに柊一が香澄に気持ちを伝える事が出来た。晶紀にせっつかれた結果なのが、何とも柊一らしいといったところか…。しかも、決着が付いたところか思いきや、訳のわからない条件を付けるとは何て面倒くさい男だ!でも、それも柊一らしいというか…。鈍いのか鋭いのかよく分からない香澄だけど、やっと本物の幸せが訪れて本当に良かった!ホンワカ楽しいシリーズでした♪
    すみれ荘の住民にスポットを当てた短編も、このアパートに住みたいなぁ、と思わせる温かさがあって良かった!

  • シリーズ完結・・・というには、あっさりとした終わり方だった気がするけれど、ハッピーエンドで何より。最後の短編のタイトルでもある「小春日和」という言葉がとても似合う、暖かく優しい作品だったと思う。
    椿の花のイメージも変わりました。

  • シリーズ最終巻、ようやくの大団円です。
    柊一…ここまで来てそうするか!という感じでしたが、それほど彼の寂しさや傷が深かったのか、と悲しくなりました。
    香澄さんと出会えて良かったです。
    まとまる人たちも多く。晶紀さんも寂しそうで、でも女子ふたりに囲まれてまぁ大丈夫かな、と思いました。大変そうですが面白かったです。
    皆さん、幸せになるといいです。すみれさん、好きです。
    最後まで、良い空気のお話でした。

  • 最終巻。落ち着くところに落ち着いたかんじ。
    2020/2/10

  • 終わってしまったーーー大好きな世界観だった。
    柊一さんが、ようやく救われたと思った。
    半ば暴力的に養子だという事を知らされて、「お前はいらないんだ」って子どもの頃に言われて、どれだけ深い傷を抱えてたんだろうって思うところがあって。

    でもそれを救ったのは、香澄さんのあたたかさと優しさと相手のために思ってる事をはっきり言えるところだと思う。

    この2人はもちろん、すみれさん、檀、絢さん、そして昌お兄ちゃん、その他のキャラみんな好きになったなあ。
    特にすみれさんが言う事には名言がたくさん隠れてたな。

    昌お兄ちゃん、最初は「なんだこの人」と思って、すみれ荘に越してきた時は、「まじか...」と思ったけど、彼には彼の思いがきちんとあるからこその行動だったんだよなあ。そう思うと切ない。いつか報われてくれ〜って思ってたら、最後の方ですみれ荘の住人達と仲良くなってる姿が描かれていて微笑ましかったしよかったねって思った!

    読むたび、わくわく、ハラハラ、ほんわかするお話でした!
    私も椿屋敷の縁側に行ってみたい!笑

  • えっ、これで完結?ってくらいあっけない。後半はすみれ荘の人の話だし、もうちょっと心の動きが欲しかったなー…

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著者プロフィール

白川 紺子(しらかわ こうこ) 
三重県出身の小説家。主に女性向け小説をフィールドにしている。同志社大学文学部卒業。2011年、「サカナ日和」で第154回「Cobalt短編小説新人賞」入選。2012年、「嘘つきな五月女王(メイ・クイーン)」でロマン大賞を受賞。同作を改題・改稿した『嘘つきなレディ ~五月祭(メイ・デイ)の求婚~』で、2013年にデビュー。
代表作に、『リリー骨董店の白雪姫』シリーズ、『下鴨アンティーク』シリーズなどがある。

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