線香花火のような恋だった (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086803090

作品紹介・あらすじ

高1の三倉雅時は、人が死ぬ一週間前から“死"の香りを嗅ぐことができる。
幼い頃、大事な人達を失ったことで「自分が関わると人が死ぬ」と思い込んでいた。
そんな彼の前に、無邪気なクラスメイト・陽斗美が現れる。
彼女と関わるうちに、心を開いていく雅時。
けれど、ある日、陽斗美から死の香りがすることに気づく。
「三倉くんは死神なんかじゃない。私が証明する」と言われるが…!?

ずっと、世界から目を背けて生きてきた。
ずっと、俺以外の人間を馬鹿にして生きてきた。
そのほうが楽だったから。
そんな俺を変えてくれる、女の子に出会った。
これは、彼女と俺の七日間の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 公立高校に通う主人公で1年生の三倉雅時は、人が死ぬ1週間前からキンモクセイに似た「死」の香りがするのがわかる特殊な能力があります。これまでも、おばあちゃんをはじめ、大事な人の死に関わったことで、クラスでも誰とも交わらず、友達も作らず、人を避けて生活しています。そんなある日、かわいくて天然なクラスメイトの陽斗美と話すようになります。そして、その陽斗美から「死」の香がすることに気づきます。死を目前とした7日間の切ない恋のお話です。ただただ悲しいです。

  • 久々に恋愛小説を読んだが、涙なしでは読めない作品だった。文章表現が素晴らしく感動。読みやすく、2時間弱で読み終わった。

  • 櫻井千姫が好きで読んだけれど
    結末に残念だった。
    読んでて辛かったし、主人公にもっと頑張って
    欲しかった。

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著者プロフィール

東京都在住。2008年に書き上げられた代表作『天国までの49日間』は、その後2011年に第5回日本ケータイ小説大賞にて大賞を受賞し、作家デビューを果たす。現在、作家として小説やコラムを執筆し続ける一方で、開運アドバイザーとしても活躍。著書に『16歳の遺書』(実業之日本社文庫GROW)、『70年分の夏を君に捧ぐ』(スターツ出版文庫)、『線香花火のような恋だった』(集英社オレンジ文庫)など。生きることの尊さと儚さ、壮絶さを描いた作品が人気。

「2022年 『ひとりぼっちの殺人鬼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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