後宮の烏 4 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
4.10
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本棚登録 : 456
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086803144

作品紹介・あらすじ

今宵も、夜明宮には訪いが絶えない。

泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女・・・・・・。
一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞いこむ。
烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に、言いようのない感情を抱く高峻。
・・・・・・やがて寿雪と高峻は、真実眠る歴史の深部へ。
鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは――。

蚕神
金の杯
墨は告げる
禁色

の、四編を収録。

烏妃を頼る者、不安視する者、守る者・・・・・・宮中の思惑が交錯する、待望の第四巻――!

シリーズ続々大重版、圧倒的中華幻想譚!!

感想・レビュー・書評

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  • 危機を救った烏妃に新たに忠誠を決意する新しい護衛の淡海を始め、烏妃を慕う動きが広がるように見えて、そこには思いもかけない落とし穴があった。沙那賣一族の長の朝陽が都にやってきたことによって、事態は大きく動き始める。鼇の神と烏漣娘娘の二つの神の秘密を知るために、烏妃も高峻もいままでのしきたりを破って思い切った行動をする決意をするのだった。これは、烏妃の周りの人々の心の繋がりが広がっていくというこのシリーズのテーマの本筋なのだ。ますます面白くなり、先が知りたくなる。5巻の出版が待たれる!

  • 面白くなってきた。烏がなんなのか、鼇の神は?とか、小出しに情報が出てきて引き込まれた。今作の幽鬼は蚕絡みと書籍絡み、どちらも程よく烏の秘密に繋がっている。寿雪の変化も封印されてからの月日とほころびの出てくる期間的な設定が違和感ない。なんとなくエンディングの姿が予想されつつあるので、どういう分岐をたどっても、ハッピーエンドであれば嬉しい(個人的希望)。

  • 環境の変化に戸惑う寿雪。
    そして、烏妃の謎も解けていく。
    続きが楽しみですね。

  • 淡海や晩霞、之季をはじめ寿雪を取り巻く人物が、単なる脇役としてではなく、この物語の中でそれぞれの人生を背負って生きているという感覚を持った。人の内面の機微がよく描き出されているなあ。

    少しずつ核心に近づいている。
    次巻がたのしみ!

    それにしても寿雪には幸せになってほしい、その幸せへと繋がっているひとつが高峻の存在だと思う。
    そんな中、妃がいる限り何となく分かってはいたけど、考えないようにしていたことが、後半に表立って明確となり、ガーン!と結構戸惑った。
    寿雪はどう感じるのかな、、彼女も分かってはいるだろうけど。でも、寿雪と高峻の関係は、ただ恋仲、というような感じでもなさそうな。
    衛青が感じる“もはや友情とも恋情ともつかない、とてつもなく大きななにか”とはどういうものなんだろう。家族愛とも違うんだろうし、、
    2人の関係性が一体どのようになっていくのか、こちらも今後が気になる!

  • 烏妃は人を寄せ付けてはならないと、前烏妃から言われて居たのに、寿雪の根本がお人好しな所もあってそれが裏目に出てしまった。高峻との距離も近くなってたと思ってたのに、これが露見して又離れてしまったのが切ない。呪いの件も気になるし、ますます目が離せません。

  • 烏妃のおおもとにある状況が少し分かり、沙那賣と白雷の関わりと寿雪の危うさが新たな展開を感じさせる。この先の展開も楽しみ。
    20-33

  • ある温螢の台詞がこの巻の中で一番印象に残りました…寿雪に対する忠義がすごく伝わってきます。
    また、今回は泊鶴宮に係るお話が多く、次巻以降もどのように絡んでくるのか大変気になります。
    寿雪には、決して思い悩むことなく、皆に囲まれて幸せに過ごしてほしいと願うばかりです。

  • 面白かったし、続きが気になる。
    今回、衛青の出番少なかったなぁ。
    その分大家がいつもより多めだったかな。
    ただ、毎回、あなた誰でしたっけーってなる人が増えすぎて、自分の記憶力のなさに呆れる

    2020.5.9
    54

  •  薬屋シリーズと並行して読むと、類似点が多くて混ざってくる……ただ、あちらがコメディ色強め&個性派キャラクターで押してくるのに対し、こちらは文章そのものや描写の丁寧な美しさ、感情の機微の繊細さで魅せてきますね。
     寿雪を信奉して宗教化する一連の流れが狂気じみていて、なんとも不気味。今回、登場する幽鬼は大人しく控えめなタイプばかりなので、「本当に怖いのは生きている人間」と思わせますね。
     寿雪が苦しんだり自戒したりする姿は見ていて胸が痛むので、このシリーズの最後が、高峻と共に現状をブチ壊してのハッピーエンドになることを願うばかりです。

  • ……これだから高峻は(好きが高じた結果の雑言)

    基。
    巻数がすすむにつれて紐解かれていくさまが何とも心地よい。
    個人の予想や妄想を含む幾つかの展開の中から最適が選り抜かれていく感じ(見つけたり、はっとしたりも楽しい✨)
    巻末あたりからクライマックスの予感がして次巻が待ち遠しいような 勿体ないような(杞憂であってほしい)(まだまだ世界観に浸りたい)

    今巻は淡海さんと衛青さんの株が上がって仕方ない尊い

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著者プロフィール

白川 紺子(しらかわ こうこ) 
三重県出身の小説家。主に女性向け小説をフィールドにしている。同志社大学文学部卒業。2011年、「サカナ日和」で第154回「Cobalt短編小説新人賞」入選。2012年、「嘘つきな五月女王(メイ・クイーン)」でロマン大賞を受賞。同作を改題・改稿した『嘘つきなレディ ~五月祭(メイ・デイ)の求婚~』で、2013年にデビュー。
代表作に、『リリー骨董店の白雪姫』シリーズ、『下鴨アンティーク』シリーズなどがある。

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