星辰の裔 (集英社オレンジ文庫)

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  • 集英社 (2020年11月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784086803519

作品紹介・あらすじ

男神と女神によって作られたという神話の島・十津島。
薬師だった父の志を継ぎ、自身も薬師となった少女アサは、大陸からの先進知識が集まるというクマデの町を目指し旅していた。
父の遺言に従ったのだが、十津島には不穏な空気が漂っていた。
石の武器と革の甲しか持たない島へ、鉄の鏃と剣を持ち、鉄の甲をまとった騎馬の軍勢が大陸からやって来たのは二十余年前。
以来、島の北西部に国を興した大陸勢力の影響で、島は緊張状態にあった。アサは不運にも旅の途中で、島人が馬賊と呼ぶ大陸からの侵略者の奴婢狩りにあい、捕まってしまう。
不要な危険を避けるため男装しており、中性的な外見だったことから宦官と勘違いされたアサを待っていたのは、重労働と劣悪な生活。
だが、ある青年と出会ったことから、アサの運命は大きく変わりはじめ……?

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

運命に翻弄される少女の旅と成長が描かれた物語は、古代日本風の美しい舞台と異文化の対立が織り交ぜられています。男装の薬師アサは、父の遺志を受け継ぎ、目的地へ向かう途中で大陸からの侵略者に囚われ、奴婢とし...

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。スラスラ読めて、気持ちのいい内容でした。

    自分たちの人生が自分たちの生まれる前から決められていた事に気付いた時の衝撃はどれくらいだろうと想像する。

    でも今の自分の人生が決められていたのなら、まっいっかと思ってしまった。

  • 薬師の娘がある国の争いに巻き込まれるというある意味では王道のファンタジー。
    そこに差別があり、思いがけない出会いもあり、よく熟されているなぁと。
    この時代だからこそ、書くことができたのだ思うと感慨深い。

  • 面白かった!!!!!
    アサの父親がアサのことを政治の道具として育ててたことはショック(泣)
    アサが王家の血を引いてるとは驚きすぎた。
    ファンタジー普段読まない私でも楽しく読めました。

  • 爽やかな終わりかただった。
    こういう、これからのことを無限に空想できるお話は良いなぁ〜。慈堅だけ可哀想すぎて辛かった。。

  • 十津島の人々は大陸からの侵略者である辰国の者を馬賊と呼び、辰国人は島の人間を夷奴と呼ぶ。
    そしてその間に生まれた人間は、もれなく赤い髪と鮮やかな色の瞳を持ち朝児と呼ばれる。

    大陸から来た薬師の父と、生き別れた島の母から生まれたアサは男装して旅の薬師となった。父の遺言によりとある街を目指して。
    だがそれは導きではなく、父の計画によるものだった。

    捕らわれた辰国でアサが見たのは、純血を保ち大陸へ戻ろうとする者と島に同化して未来を望む者たちの対立。
    辰国人と島民それぞれの正義と、混血児である朝児への差別。
    島の覇権を巡る架空の歴史ものであり、職を持つひとりの女性の矜持であり、身分や人種で差別したりされたりする中での生き様など、盛りだくさんの内容だった。

    そしてアサは運命と出会う。
    アサの父は朝児の知能を観察していたが、朝児同士を結婚させて果たして子どもは生まれるのだろうか。
    また辰国人と朝児、島民と朝児ではどうなのだろう。
    混血児だとわかる特徴が必ず表れるというなら、種族として合わないのではと思ってしまう。
    それとも新しい種族が生まれたということなのだろうか。

    同じ朝児である季震に惹かれるのが父たちの思惑通りだとしても、その心をは自分のものだ。自分の人生は自分で決めたい。
    アサの下した決断は淋しいが、いつか季震と再会して欲しい。

  • ハッピーエンドというよりトゥルーエンドかもしれない。少し切なく、でも美しい終わり方。敷かれたレールの上を歩かない事に僅かな勿体なさを覚えつつも、自由を選ぶ彼らの心を讃えたい。

  • ある島に大陸から渡ってきた(逃げてきた)人達が国を立てた。
    大陸と島の混血児の薬師が大陸の国の人の後継争いに(必然的に)巻き込まれる話。大陸に今すぐ戻りたい派閥vs何世代かかってもいいから力をつけていつか帰る派閥で争う。

    設定がとても好きで一冊じゃ収まり切らないくらいもりもりに凝ってるなという感想です。混血児の差別とかも。小さな島の話だから一冊で収めれたのかもと思ったり。
    恋愛についてはあるかなきかぐらいなので、若干物足りなさはあります。主人公は自分で生きていくために人生を切り拓く強さがあって好きです。

  • え、結局くっつかないの!? と、最後に突っ込みたくなってしまった……。続きがあれば進展するのかもしれないけど、どうなんだろうね。

  • 知恵も技能もある主人公なので、上手に立ち回っていて悲惨さは無く軽く読めます。ただ侵略者から奴婢として扱われたり、女性というだけで低く見られたりする状況なのでちょっと硬く甘さは排除されてる内容。
    辰の未来が明るそうで良かったなと思います。

  • 薬師としての教育を受けたアサは男性の扮装で旅をしていたが、奴婢として捕らえられてしまう。自分の興味のない方向に話がいってしまったので、最後までがんばって読んだ。

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著者プロフィール

函館出身。札幌在住の文筆業従事者。近著に『黎明国花伝』(富士見L文庫)がある。

「2017年 『ガシュアード王国にこにこ商店街3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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