これは経費で落ちません! 8 〜経理部の森若さん〜 (集英社オレンジ文庫 これは経費で落ちません!シリーズ)
- 集英社 (2021年4月20日発売)
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感想 : 150件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784086803731
作品紹介・あらすじ
トナカイ化粧品を吸収合併した天天コーポレーションだが、経理部に増員はなかった。
おかげで沙名子たち経理部員は連日残業続き。社内も合併に伴う人事異動や業務整理で、どこかぎくしゃくしている。
社長の代替わりから反目が目立つようになった上司たちの対立は、経理部の業務にも悪影響を及ぼしていた。
落ち着かない社内の空気とは裏腹に、大阪営業所へ転勤となった太陽からはしょっちゅう電話もかかってきて、遠距離恋愛になっても沙名子たちの関係は安定していた。
ところが天天コーポレーションのイベントを取材に来た記者が、太陽の元カノだったことを知った沙名子の心はざわつき始め……?
大人気シリーズ第8弾!
みんなの感想まとめ
多様な人間関係と経理部の日常が描かれる本作は、吸収合併後の新生天天コーポレーションでの経理部員たちの葛藤や成長を中心に展開します。主人公の森若は、経理部の仕事におけるお金の問題を巧みに嗅ぎ分けつつ、遠...
感想・レビュー・書評
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先日最新刊のシリーズ九作目を読み終わってからこの八作目を飛ばしていたことに気付いた。
設定は少し戻って〈天天コーポレーション〉と〈トナカイ化粧品〉〈篠崎温泉ブルースパ〉が吸収合併されたばかりの頃。社長も正式に円城格馬に代替わり。新生〈天天コーポレーション〉誕生だ。
今回も様々なお金の問題を森若が嗅ぎつける。単身赴任手当に出張費用に残業代の違和感。時折出てくる広報課の皆瀬の洋服代やら営業部の山崎のカラ出張やら、中堅どころの会社のはずがよくもこれほど無駄遣い出来るほど予算があるものだと感心する。お金のあるところにはあるものだ。
ただこれまであったような犯罪になりそうな大事ではないのはホッとした。
シリーズを読んでいて改めて分かったこと。森若というキャラクターは好きではない。本人が自覚するように冷たい人間だなと思う。また本人が思うようになぜ山田太陽が森若を好きになったのかも理解できない。
寧ろ真夕の気遣いや美華の分け隔てない厳しさの方に癒される。
営業部・鎌本の厭らしさと総務部・玉村の面倒くささには相変わらず苛々する。森若はそんな二人に冷酷だが、美華ならきっと嫌がられてでも教育しようとするだろうし、真夕なら上手く宥めながら付き合っていこうとするだろう。
田倉も割と森若に近い方だとは思うが、その田倉にすら『気に入らないな』と言われるのだから森若の性格は相当なんだなと思う。
社員のプライベート(特に恋愛)事情は個人的には興味のないところなので流し読みしてしまったが、田倉がこんな決断をしていたとは驚いた。確か最新作では関係が続いていたような表現だったように思ったが違っていたようだ。
こんな冷たい森若でも太陽が相手となると勝手が違う。玉村ではないが『彼氏ができるとやっぱり変わるんだな』ということだろう。
経理部の新メンバー、トナカイ化粧品から来た岸涼平がまたなかなかの曲者っぽい。一見人当たりが良さそうで呑気そうだが新しい人間関係にスルリと入り込む当たり、意識的なのか無意識なのかは置いておいてなかなかのしたたか者という感じ。
エピローグの真夕目線は毎回平和で癒される。真夕が気付かなかった『変な感じ』は本人が思うように分からなくて良いことなのかも知れない。森若みたいになってしまうくらいならば。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第8作、相変わらず面白い。
太陽と遠距離恋愛になった沙名子。太陽の元カノが現れて、沙名子の心中は穏やかではない。どうなるんだろうと、ページを進める手が止まらない。
社内での少し嫌な感じの事件が起こったりするところも安定して楽しく読める。
9作目も待ち遠しいです。 -
経理部の森若さんシリーズ第8巻。
トナカイ化粧品との吸収合併、ただし経理部に増員は無し。太陽は大阪営業所へ転勤と相変わらず忙しい森若さん。
様々なトラブルにも解決していく。
太陽との遠距離恋愛は順調だが、イベントにきた取材記者が太陽の元カノだった。さあ、沙名子はどうなっていくのか?
天天コーポレーション経理部が平和であってほしい。 -
シリーズ第八弾。遠距離恋愛中。太陽との電話を面倒で何の役にもたたない作業と言ったり、太陽が東京に来ても、なしくずしに宿泊所代わりにされてたまるかと思ったりする沙名子。一方で元カノに嫉妬したり、太陽に会いに大阪へ行ったりする沙名子。恋愛はゆっくり進行中。
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シリーズ第8弾です。
audibleにて。
通常モードで面白いです!
太陽は大阪転勤で遠距離だけど、普通の恋人同士。あの森若さんが‥笑
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主人公、沙名子の恋愛は本気モードに、でも相手の太陽は大阪に単身赴任していて進みは緩い
会社は合併で小事件有るが、まあ大丈夫
同僚のまゆにもしかしたら、恋の予感
変わらず面白い
こういうの読むと気分が軽くなり良い -
これは経費で落ちません! 8 ~経理部の森若さん~
著者:青木祐子
イラスト:uki
### あらすじ
トナカイ化粧品を吸収合併した天天コーポレーション。しかし、経理部に増員はなく、沙名子たちは連日残業続きの忙しい日々を送っていた。一方、大阪営業所へ転勤となった太陽とは頻繁に連絡を取り合い、遠距離恋愛ながらも安定した関係を築いている。そんな中、天天コーポレーションのイベントを取材に訪れた記者が、なんと太陽の元カノだった。思わぬ再会に、沙名子の心はざわつき始め…。
### 感想
今回は、トナカイ化粧品との合併後の経理部の日常が描かれています。これまでのような大きな波乱はなく、合併後の業務に追われながらも、少しずつ職場が落ち着いていく様子が丁寧に描かれていました。特に、沙名子の堅実な働きぶりと、経理部のチームワークが際立っており、シリーズならではの安定感を感じます。
また、大阪に転勤した太陽との関係も安定しており、遠距離ながらも互いに信頼し合う姿が微笑ましいです。しかし、そんな中で太陽の元カノが登場し、沙名子の心に小さな波が立つ展開は、彼女の感情の変化をより際立たせていました。これまで淡々と物事を進めてきた沙名子が、恋愛においても少しずつ変化しているのが感じられ、彼女の成長が嬉しくもあります。
今後も、仕事のトラブルや人間関係の波乱は避けられないかもしれませんが、沙名子らしく冷静に、そして着実に乗り越えていく姿を見守りたいと思います。次巻も楽しみです。 -
シリーズ第8弾。
合併後の経理部は大忙し。新人が配属される。
沙名子と太陽の遠距離恋愛になったが、
問題も特になさそうで良かった。
安定の面白さ! -
安定して読めるけど、けして停滞しているわけではないのが面白いシリーズ。
人と人のあれやこれでこんなに書けるなんてすごい。
テレビ電話での遠距離恋愛とかさなこにできるんやなぁ、と感慨深いー。 -
読書をしていると時々スランプみたいなものがあって何を読んでも頭に入って来ない時があって…そんな時は本書のシリーズを手に取ります。
あまり頭を使わず淡々と読める。
特に何かがドカーンとあったり、大どんでん返しがあったりする訳ではないのに、日常の仕事のあれこれを淡々と読んで楽しめてしまう。
ありがたい。
真夕ちゃん、やっぱいいなぁ。
沙名子さん、美華さん、勇さん、ちょっとお堅い3人を上手く調和しているのがまさに真夕ちゃん。
涼平くんと2人でこれから経理部の雰囲気をまた変えてくれそうで続きが楽しみです。 -
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シリーズ8作目。
前作でトナカイ化粧品などとの合併が発表され、新体制となった天天コーポレーション。しかし、経理部の増員はなく、いつになく忙しい年度初めを送っていた。
トナカイ化粧品から、移って来た人たちの出張申請や勤怠のおかしな点など、相変わらず、鋭く、実直に真実に迫る沙名子の活躍が今回も見どころ。
他の方のレビューには、「恋愛要素多め」とあるが、自分はそこまで感じなかった。
沙名子と太陽のやり取りはリモートになっても、相変わらずで、勇太郎の大人の決断はちょっと意外だったけど。
真夕と新人が担当した給与計算の最終チェックで、トナカイ化粧品から移って来た営業社員の勤怠がおかしいことに気づく沙名子が、気付いた理由について、「勘と言うか、経験値」と答えるところに、何より共感。
長年、数字を見ていると、数字の羅列を見ているだけでも、「何か変」と気付くもの。この理由を部下に聞かれても、理由が答えられず、困っていたが、沙名子でも答えられないんだ!と思って、何だか親近感を持ってしまった。 -
肩の凝らないお仕事ミステリー風で、カイシャの細かい力学やコップの中の嵐を神の視点で鑑賞しているような感じ。いつの間にかシリーズも長くなった。
今回は、見つけたミスを厳しく糾弾せずに、自己防衛や組織防衛のためのネタ、手持ちカードにしてしまう、ネチッコイネタが多い。 -
経理部に美華がいてくれてよかった。周りの顔色を気にせずに正しいことを言ってくれるのはスカッとして気持ちが良い。さすがフェアネス。
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元カノにヤキモチ妬く森若さん可愛い。
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沙名子の会社天天コーポは息子が新社長、二つの会社が合併。そのうちの一つトナカイ化粧品の経理を引き継ぐにあたり、担当の槙野が隠している問題点を沙名子が明らかにするも丸く治める話からスタート。営業部には亜希、経理には涼平が異動、登場人物が増えました
意外にも沙名子と太陽の遠距離恋愛は順調。近距離の時よりお喋りの回数も時間も増えて、お互いの存在がより身近になるのは間違いなし -
シリーズも8作目になるのか。
会社では合併、プライベートでは遠距離とか元カノ出現とかいろいろ話はあったけど、今回のポイントは沙名子が気になったとある違和感。
普段ならみても何も思わず過ごすものだけど、どうと言えない変な違和感があり、それを確かめてみるということ。
自身にも何回かあれ?と思うこともあったけど(当たることも外れることも)、あれはたしかになんだろうと思ってた。経験と能力、深い。
265冊目読了。
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森若さん、今回もさすがの勘でした。
個人的には総務部の玉村志保さんのままならなさ、生きづらさの描き方が冷徹で良いです。他人に見られたい・評価されたい欲求が前に出すぎて自己評価との乖離が広がっていく過程を、やるせなさや傷みとともに見守っていきたいです。 -
書店にこの本が並んでいるのを偶然見かけた時、
めっちゃ嬉しかった〜♪
また、森若さんと太陽くんに会えると思うと、
帰るまでワクワクでした(笑)
読んでみると、テレビで放映されていたキャストの方々の顔も浮かび、段々といろんなこと思い出して
改めて良いキャスティングだったなぁと思いました。
最初は経理の森若さんが主体のちょっとわかりにくいお話でしたが、後半は太陽くんの元カノも現れて
やっぱり私は森若さんと太陽くんのお話が好きだなぁと思いながら、楽しく読ませていただきました。
今回はエピローグで真夕ちゃんがライブ活動をしている鈴木さんがちょっと気になってる風で、こちらも進展すると良いな、と思いました。
天天石鹸使ってみたいな〜
あ、合併したトナカイ化粧品、社長が戸仲井だから、
トナカイ化粧品って、ちょっと笑ってしまいました。
次のお話、いつ出るのかわからないけど
今からすごく楽しみです!!
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やっぱり森若さんと太陽の組み合わせは最高です。
今回は森若さんが経理の問題を爽快に解決するというよりは、二人の話の方が多めって感じがします!
森若さんと太陽の話も、森若さんが経理の問題を爽快に解決するのもどっちも好きなので、どっちがきても楽しめる!!
ただ、私的には山崎さんが好きなので、もうちょっと出てほしかった気もする 笑
著者プロフィール
青木祐子の作品
