カイタン 怪談師りん (集英社オレンジ文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086803922

作品紹介・あらすじ

その怪談は誰にも語ってはならない。破れば「シャバネ」がさらいにくる――
女子高校生・戸鳴りんは、かつて神隠しに遭ってさらわれ「この世にいた全ての証拠とともに」消えてしまった妹・えつを探し続けていた。
りんは、幼なじみの大学生・真加部丹葉とともに、えつの手掛かりを求めて怪談イベントに参加するが、そこで、皮肉屋の偏屈なカリスマ怪談師・馬代融と出会う。
馬代はりんたちに、えつを探すための情報提供と引き換えに、自身の率いる怪談事務所「カイタン」へ加入するよう要求する。
怪談師見習いとなったりんは、丹葉とともに取材のため心霊スポットをめぐる羽目になり……怪異に遭遇し、怪異を語る。
日本ホラー小説大賞読者賞受賞『夜葬』の実力派作家が放つ、新時代の怪談ホラー!!

感想・レビュー・書評

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  • 今回ではっきり、この作家さんと合わないことがわかりましたわ(;^_^A

  • 消えてしまった妹を探すという筋を書きたいのか、JKで会談師な話が書きたいのか、ちょっとどっちつかずな印象です。端々の言葉がなんか軽いのも気になります。
    シリーズ化するかもしれないので、次に期待かな。

  • これって続編出るのかな??

  • 足りない!怖さが足りない、ストーリーが足りない、キャラ魅力が足りない!この惜しさ満点よ!シャバネと丹葉をもっと上手く使ってくれ…!

  • 軽いノリだなと思う.

  • イラスト河下先生だったのか……気付かなかった。

    帯にカリスマ怪談師とあるが、彼は作中ほぼ活躍しない。
    確かに怪談の語り手としては技術はあるのだろうがそれだけで、実はオカルトの現場は苦手だし、怪異に対して対抗手段を何も持ち合わせていない。
    指示だけ出すけど特に何もしない、ただただ主人公のりんちゃんを自分側へ引っ張り込もうとしているだけの駄目大人。
    怪談に関しての知識はあるんだけど、役に立たないという。
    怪談の場面や騒動に付き合ってくれるのは幼馴染みの方なので、彼の方が余程頼りになった。
    まあ幼馴染みは幼馴染みで設定てんこ盛りのキャラなので、男性陣のバランス設定はどうなってるんだとは思ったが。
    特に大人が役に立たない。
    大体りんちゃん持参の手鏡による力技で切り抜ける感じである。

    神隠しにあった妹を救おうと必死になっているりんちゃんが怪談師としてデビューするまでの話で、結局妹の件は解決しない。
    妹に関わる単語に関しての情報は集まってもそれだけである。
    ついには、そもそも本当に妹はいたのか?みたいな話になってくるので、りんちゃんが苦労した割には報われない。
    最後の最後の文章でぞわっとはなったが、それは意味が分からなくてぞわっとなったので、怖さというよりは混乱したというか。
    謎は謎のまま引っ張り回されただけの話だった気がする。

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著者プロフィール

最東対地 Taichi Saito
1980年5月9日生まれ。大阪府在住。2013年より執筆活動を開始し、同年にホラーブログ『最東対地の嗤う壷』を開設する。2016年、第23回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞した『夜葬』がヒット作となる。その後、異形が迫りくるスリラー系作品を数多く上梓。近著に『ふたりかくれんぼ』、他著に『怨霊診断』、『異世怪症候群』、『カイタン 怪談師りん』などがある。近年は怪談イベントで自ら怪談語りなどもする。

「2022年 『恐怖ファイル 不怪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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