双蛇の落胤 濫国公主月隠抄 (集英社オレンジ文庫 双蛇に嫁す)

  • 集英社 (2024年1月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784086805391

作品紹介・あらすじ

草原の民・アルタナ族長の息子スレンは、濫国と草原双方の血を引く特殊な出自を持ち、次期族長として育てられた。周囲に望まれるまま族長の地位を継ぐことに疎ましさを感じていたスレンだったが、草原西方の氏族・ドルガが西の大国・干陀羅によって占領されたという報が入る。干陀羅の草原侵略に備えるべく、再び濫と協定を結ぶ使者として濫を訪れたスレンは、大河の中州に建つ寂れた廟で皇太子・光藍に出会う。かつて深く信仰された双蛇神を廃した『双蛇嫌い』の父帝に反発を抱く光藍とスレンは不思議と意気投合し、二人で祭の見物に出かけるが、祭の最中に光藍と瓜二つの顔をした少女が攫われる場面に遭遇し……。2022年集英社ノベル大賞〈カズレーザー賞〉受賞作、『双蛇に嫁す 濫国後宮華燭抄』の子世代を描く待望の続編!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目
    前作から16年後の亡帝燕嵐とナフィーサ
    の息子スレンが主人公
    名代として濫国へ向かったが騒動に
    捲き込まれ、運命にものまれていく...
    ハラハラドキドキの展開面白かった。
    シリンと暁慶の再会にも胸熱
    シリンの育てたスレンは正直でいい子。
    BASARAのように三国捲き込んでの
    ものすごい運命と戦うことになりそう...
    次作も楽しみだ

  • ムズムズする。
    このムズムズの正体は?
    双子がキーなので何かと対になる感じがムズムズするのか、誰1人として道標になる人がいないことへの不安なのか。読者にとってシリンは道標なのだが、なんせ出番が少ない。

    ドキドキでもなくソワソワでもなくムズムズしながらも最後まで読みました。続きも待ってます

    2024.10.28
    176

  • 元ポストの続編「濫国公主月隠抄」のサブタイトルなるほど。
    草原の風、土の匂い。つながる血縁、流れる血の匂い。
    鮮やかに景色が浮かび、匂いが鼻を掠める様な気がしながら一気に読み終えた。

    彼がいつの日か三国を統べる日が来て、血の匂いが消えます様に。

  • 前巻の物語が伏線となって色濃く進む。
    緻密な構成と濃密な物語。
    最後まで読むとオールスター登場で文句はない。
    スレンが三国の王になる物語が始まるのか、でもしばらく間が開いているところをみると、想像にお任せするというのも有なのかなと。
    続きが出てくれると嬉しいけれど。

  • 面白かった。でも、これ、更に続くよね? 続きは待ち望まれる。

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