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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784086806060
作品紹介・あらすじ
「好きな人のためなら死ぬわーー」
「おねがいだから、あたしたちをそっとしておいて!」
真秀の願いむなしく、運命の輪は残酷にも回りはじめてーー
氷室冴子が全身全霊をこめて綴った、伝説の古代転生ファンタジー、怒濤の第2巻!
初潮を迎えた真秀は「月の忌屋」に籠められた。十日後、ようやく外界へ戻った真秀は、真若王や息長の男たちの邪な視線に晒されることになる。絶対絶命の真秀の危機を救おうとする真澄に、おそるべき霊力が目覚めーー。必死に逃れようとする真秀の前に現れたのは、ずっと焦がれていた同族「佐保」の若き王子・佐保彦だった。しかし佐保彦は真秀が御影の子と知るや「滅びの子」と罵り鞭打って…次々と襲う、苛酷すぎる運命に真秀はどう立ち向かうのかーー?
巻末解説:夢枕獏
感想・レビュー・書評
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作者名で買いました。とにかく登場人物が濃い、とにかく濃いです。ほぼ交感神経ばかりです。
追記、これでもか、と次々に濃いのが続きますが面白い!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
佐保彦登場!若くてワガママで思い込み激しい彼と、少し大人になって、でも真澄に関することだけにはなりふり構わない激しさが現れる真秀。
二人の運命の出会いが、その古里と大和の国をどのように変えていくのか。この先も楽しみ。
夢枕獏先生の解説も氷室先生へのお手紙みたいで、良かった。 -
中毒性が高い。もう次巻が待ちきれない。そして美知主が好きになる。
氷室さんのあとがきと夢枕獏さんの解説がすごくいいので昔読んだ人もぜひまたこの復刊を読んでほしい。 -
なるほど、このための1巻だったのかー、という感想。
ここで話がかなり動き出した。
登場人物もそろいつつある。
苛烈なキャラクターが多くて、読むとクラクラしてしまう。
夢中になると、こちらは息を止めてしまいそう。
生理用品のない、長い長い時代に、女性たちはこんなふうに休めていた(⁇)のはある意味羨ましいなと思った。
それが当たり前だった+女系の支配力も強い時代だった。
今みたいに、生理なんて存在しないような顔して生きていないといけないのもなかなか難しい。
(あ、古代ローマ時代には生理ナプキンもタンポンもあったらしいけど)
作者のあとがきを読んで納得したし笑った。
挿絵の飯田晴子さん、ここまで作者に惚れ込まれての登板だったのか。
イラストレーターとしてこんなに誇らしいことはないかも。 -
大人になった真秀を見る男たちの視線が変わり危険に晒され、真澄と真秀の出世の詳細が明らかになり、佐保の王子・佐保彦の登場といった怒涛の展開の第2弾も凄く面白かった!
真秀たちはどうなっちゃうのか?
飯田晴子さんのイラストが素敵で物語をイメージしやすく、豊富に入っているのも嬉しい。 -
本屋で「おっこれがオレンジ文庫公式垢の言ってたアレか」と深く考えずに立ち読みを始めたら、どっぷりと読み込んでしまいそうになったので買って来ました。なんかどうもわからないところがあるなと表紙を見たら2巻でした。えっ
とは言え、2巻冒頭からでもぐいぐい引き込まれる、読ませる力のある文章だったので、数時間で読み切ってしまいました。何もわからないのにとても面白かった。心理描写が細かくて深くて、不愉快なことの不愉快さや、清々しいことの清々しさが、大した文字数割いていないのに圧倒してくる感じがします。
ものすごい作家さんの話を、長いこと読まずに来てしまったのだなぁと後悔もしていますが、今復刊され、出会えて良かったです。
通しての感想は一巻をきちんと読んだ後に。 -
第二巻は役者が揃い、さらに面白い!
読みやすいのに、世界観が、キャラクターが、とにかく濃い。
少女小説の枠にありながらも、古代日本らしい大和言葉の美しさ、力強さがある。
やっぱりいい。
冒頭は、忌屋なるものが出てくるのだが、これがなんと、女性が生理のときに篭る場所なのだ。
この辺りの話は、若い時に読んだ時にもビックリしたのだが、女性の月のものをどうしているかなんて、生々しい話を少女小説でぶっ込んでくる、それでいて、ちゃんと女の体の神秘性や、一人の女が大人になることの意味に、つなげてくる。
第二巻はわたしの中で、女性の身体について考えさせた巻だった。
運命に翻弄されるという言葉がピッタリな、真秀、真澄の兄妹に、さらに真秀たちの母の故郷である、佐保から、実は真秀たちと深い繋がりのある佐保彦が登場する。
今になって読むと、真秀と真澄の不自由さが、ものすごく可哀想になる。
また、当初思い入れのなかった佐保彦も可哀想だなと思うようになった。
血族の意味がとにかく強かった時代、自分の身もままならない人々の逞しい生き方に、なぜだか励まされる。
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佐保の一族を知った真秀が、情報を集めようとして、周りの好奇の目や大人になりかけで彼女の身そのものを邪な目で見始めた男たちによっていろいろピンチに襲われる巻。
古代の女子の生理(月のもの)ってどう扱われてたのかとか、そんなことをこの小説を読むまで考えたことなかったので、とても衝撃的でした。
そしてついに佐保彦登場。
真秀と真澄(兄)を佐保の滅びの子、禍つ子と呼ぶ、母との確執で傷つきすぎて自己認識が自身を尊く、なおかつ佐保にとって敵の血を引くことから激しい葛藤のある佐保の王子です。
真秀と佐保彦の出会いの瞬間、無窮の時に、見つめ合うシーンが本シリーズ屈指の名場面だと思っています。
真秀は彼に何も先入観なしで兄に似ているから慕わしいと思って微笑みかけるのに、佐保彦はそう思えないところがもう運命なんだなぁ…みんな読んでほしい… -
2025年2月25日購入。
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登場人物の事情も分かり物語が動いてきた感じ
著者プロフィール
氷室冴子の作品
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