探偵貴族は亡霊と踊る (集英社オレンジ文庫)

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  • 集英社 (2025年3月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784086806084

作品紹介・あらすじ

十八世紀半ば、ヴィーン。若き男爵シュテファンは、大きな秘密を抱えていた。本物のシュテファンは既に亡く、従姉妹であるルイーゼが、シュテファンを装っているのだ。親友であり世話を焼いてくれる青年伯爵ハインリヒにも明かせない秘密だ。すべては敬愛していた先代男爵を殺した者を探し出すため……。そんな綱渡りのような日々を送っているなか、先代男爵の友人であり、政府の要職を務めるウーリヒ伯爵のもとに脅迫状が届いた。恩人でもある伯爵を助けたいと考えたシュテファンは、脅迫状を送りつけた人物を見つけようと捜査に乗り出すが、それは表沙汰にはできない貴族社会の闇へと繋がっていて……? ハプスブルク帝国を舞台に繰り広げられる愛憎渦巻く陰謀劇!

感想・レビュー・書評

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  • シュテファン(ルイーゼ)とハインリヒの危うい友情も気になったが、それ以上に事件そのものの謎解きや真相が気になって一気読み。
    予想以上にしっかりミステリだったし、ミスリードもあり、真相も二転三転と変わっていくので、最後まで気の抜けない緊張感に満ちたストーリーだった。
    ハインリヒが抱えていたことすら想定以上だったし。
    予想通りだったのは、ハインリヒがシュテファンのあることを知っていたことくらいか。

    二人の「友情」の決着も、安易に「恋愛的」な両思いになってハッピーエンドではなく、今のところながら「友情」を貫いたところもよかった。
    この先、また違う方に発展するのかもと妄想も広がるので。
    でもこの先があるとなると探偵貴族としてこき使われそうな気もするし、平穏に過ごすというわけにはいかないだろうし。
    彼らの平和な日々と活躍の両立は難しいのかもしれない……茨の道よな。

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