暗黒童話

著者 :
  • 集英社
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感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087020144

感想・レビュー・書評

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  • ある日、私は片目を失った…
    その日までの記憶も一緒に…
    眼球移植を受けた私の頭に時折見知らぬ映像がよぎる
    その映像は眼球を提供してくれた人の生前の記憶である
    その映像に映っていた衝撃の記憶とは…!?

    本作は乙一さんのグロさがいい感じです♪
    カラスが目玉をほじくったり、胴体から手足をチョン切ったり、胴体ひとつに二人の人間の頭部がくっついたりと程よいグロさでお腹も八分目です(^^)

    そして、おなじみのあとがきも面白く仕上げてくれてます♪~(´ε` )
    今回は7ページもスペースが空いているということで、とにかく何か文章を書いてあとがきを埋めなければと必死になったそうですw

    • mihiroさん
      1Qさ〜ん♬おはようございます(^^)
      ほどよいグロさって笑
      相続するとゲッって感じですが、たしかにまだ読めそうかも←グロエグ苦手(^_^;...
      1Qさ〜ん♬おはようございます(^^)
      ほどよいグロさって笑
      相続するとゲッって感じですが、たしかにまだ読めそうかも←グロエグ苦手(^_^;)
      こういう感じのお話なんですね!面白そう〜\♡︎/
      2023/04/04
    • 1Q84O1さん
      mihiroさん、乙一さんのグロさは楽しめますね♪
      けど、ごめんなさいm(_ _;)m
      本作は爽やかなグロさでも、心地よいグロさでもありませ...
      mihiroさん、乙一さんのグロさは楽しめますね♪
      けど、ごめんなさいm(_ _;)m
      本作は爽やかなグロさでも、心地よいグロさでもありませんw
      でも、良かったら読んでみてください(^^)
      2023/04/04
    • 1Q84O1さん
      ほん3さん、こんにちは~♪
      息子さんが乙一を!Σ(゚Д゚)
      しかも、友達の間で流行っている!
      乙一人気すごいですね(^^)
      息子さんとグロさ...
      ほん3さん、こんにちは~♪
      息子さんが乙一を!Σ(゚Д゚)
      しかも、友達の間で流行っている!
      乙一人気すごいですね(^^)
      息子さんとグロさを語り合えますねw
      2023/04/05
  • 初乙一。
    名前だけは知っていたけど、こういう小説を書く人なんだーと。
    限りなくホラーファンタジーな感じ。
    正直自分はあんまり得意ではなかった。

  • 作者にとって最初の長編。
    人が本来感じるはずの「痛み」に関する描写がほとんど無い為、グロテスクな表現が多い割には、気持ち悪さや怖さがダイレクトに伝わってこないような気がします。
    作中に挟まれた童話『アイのメモリー』も、まさに『暗黒童話』と呼ぶに相応しい内容なのですが、残酷さの中に切なさを感じさせるところは、いかにも作者らしいと思いました。

  • 最初から、あっけにとられました。<br>
    読了後にはさわやかになれます。

  • めちゃくちゃ読みやすい文章。
    グロい表現が胸焼けしまくったけど、
    ストーリーは好きだった。
    痛みを感じなくなるとことかは何で?って感じだったけど、そこも物語の一つとして楽しみました。

  • 怖かった・・・。そしてグロかった・・・。
    「そ、そこまで細かく書かなくても!」と涙目になるような描写もいくつかあり、思わず「ぎゃー!」と叫んでしまいました(だって、刺されて内臓を掻き出された上に、はみ出した腸を踏みつけられる場面とかあるんだもの・・・)。

    あらすじ的には切ない物語なんですが、とにかく山場が怖かったです。

  • あー怖かったー
    京極夏彦はちゃんと現実的に収束するけど、ホラーは非科学的にすすむから、なんでもありさが本当にこわい。
    夜に一人で読んでしまったから、「私のいるこの世界は科学的な世界!」って言い聞かせながら読んだし。
    生まれて消えていった、ある女の子のお話、かな。
    鴉と眼球。

  • ここから乙一さんを知った

  •  この小説は、まず、はじめにこの小説内で出てくる絵本のお話しから始まります。人間の言葉を話せるカラスが目の見えない女の子にいろんな人から奪った”目”をあげていくお話しです。カラスが奪ってくるその”目”には、奪われた人達が今まで見てきた映像が見えるのです。このまま話が続くのかと思えば、いきなり、全く違う話が始まります。最初は、この前の話(カラスの話)は何のために書いてあるのかよくわからなかったけど、読み続けるうちに色々なところで関わっていきます。しかも、このカラスの話が次の話の伏線になっているのです。
     その次の話の内容が、事故で記憶と左目を失った女子高生が、移植手術で死者の眼球を移植したのだが、やがてその左目が様々な映像を脳裏に再生し始めてきた。それは、前の眼球の持主の「記憶」であった。主人公は、この眼球の持主の生前に住んでいた町に行き、そこで、悪夢のような事件に巻き込まれてしまう・・・。
     この作品のすごいところは話のつながり方が面白いところです。主人公と犯人の視点が面白い具合につながっていて、ページをめくる手がなかなかとまりませんでした。続きがきになったからです。あとは、犯人視点で話が進められているところがあるのも面白いと思いました。乙一さんのホラーはとても面白いです!! [ペンンーム・いちご]

  • 左目の映しだす記憶や、作中で挟まれる童話「アイのメモリー」など、映像作品にしてもきっと面白いだろうなぁ…と一瞬考えましたけど…映像化はされないでしょうね(笑)

    最後に作者の乙一氏が、未熟な頃の作品で恥ずかしいと言ってますが、一気に読み進めました、面白かったです。

    記憶喪失後に形成された人格が主人公という、少し特殊な状況ですが、「記憶」というキーワードがうまく最後までハマってますね。菜深ちゃんが最後、記憶喪失前に戻ってからバインダーをトリガに映し出された「記憶」、ここが一番ジーンときました。

    これから読む乙一氏作品に期待をこめて☆3の評価にしておきますが、充分良作だと思う。

    なんか年頃の女性が主人公の小説っていいよね。(?)

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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