恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より― (JUMP j BOOKS)

  • 集英社
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本棚登録 : 1003
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087033106

作品紹介・あらすじ

大好評を博した「JUMP j BOOKS」の小説化企画VSJOJO第1弾が新書判で登場! 裏切り者フーゴの運命のその後を、上遠野浩平が大胆な筆致で描く! ファン垂涎、トリッシュ編も書き下ろし収録!

感想・レビュー・書評

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  • フーゴの物語なのに、ミスタ推しなので最初の登場でおぉ!ってなった。ナランチャへの思い、なるほどな。最後はちょっと泣けました。ジョジョのノベライズはどれもおもしろいし、ジョジョ愛とリスペクトをいっぱい感じます。そのうちまた5部見よう!

  •  この本の存在は知っていて5部も好きだったんですが手を出す機会がありませんでした。たまたま本屋で見つけて試し読みの7ページ目『これは、一歩を踏み出すことができない者たちの物語である。』という1文を読んで購入してました。
     勇気を出して一歩目を踏み出すとき、自分は思い込みだったり劣等感でその一歩が踏み出せないことが多いです。また、一歩を踏み出せないのを社会や誰かのせいにしたりして、正しいと思いながらそこから目を背けてしまい傷付き、その傷を見て見ぬふりしてしまうこともあります。本作ではそんな一歩を踏み出せなくなる原因のようなものがキャラクターや能力として出てきて印象的でした。結局は周りの価値観や文脈に合わせて自分の気持ちがわかてる正しい道を塞いで漂ってしまうだけ。そこから脱して自分の真に欲っするものに向き合い、そのうえで一歩を踏み出すことが大切なのかもしれないと感じました。読後、ジョジョの自分の思う魅力的なキャラはとくにそういう感じだなと気付き、そりゃ惚れるわと思いました。
     一番のお気に入りは『恋する兵士』というパートです。ここでのやり取りは胸がジーンときました。あとはムーロロとビットリオの戦いは好きです。この作品のなかでムーロロの語る恥の感覚の話がとても印象的で頭に残ってます。

  • 荒木飛呂彦先生のあのイっちゃってる感じのセリフを活字に起こすとこうなるんだな…すごいな…

  • 5部完結後の話
    今までの登場人物(トニオ等)や石仮面も出てきた

    一歩踏み出せなかったフーゴが半歩踏み出し、
    あの頃に取り残されたトリッシュが
    去った者達から受け継いだものをさらに
    先へ進めようとする者達のことを回顧する

    自分にとっての勇気が何か探すことが人生の目的

  • 5部のアニメを観終わって感じた、ジョルノの未来を応援する気持ちと、あまりにたくさんのものを失ってしまったという喪失感。
    でもこの本を読んで、アバッキオ、ナランチャ、ブチャラティの想いはこれからも消えずにジョルノ、ミスタ、そしてフーゴが受け継いでいってくれるんだなと自分の中で5部黄金の風の一つ区切りのついた作品になりました。
    色々と疑問に思ってたことが文字化されていて救われました…。あの6人が行動を共にしたのってたった数日なんだけど、間違いなく信頼し合ってたんだなあって。想像以上に強いもので結ばれてたんだなあって。

    こういう話があっても良いなあと思いました。

  • 5部の中で途中離脱という形で本編から消えてしまったフーゴの本編終了後における成長物語。

    戦闘描写が冗長ではなく、フーゴの心理描写や原作では語られていなかった護衛チームの面々との関わりが多く挟まれていたので、5部が好きな人は基本的に楽しんで読めるのではないかと思った。
    正史ではないので、その点だけ頭に置いて楽しむのがいいと思われる。

    ずっと抱いていたナランチャの「トリッシュは俺だ」という発言への疑問と、なぜあの時自分はボートへと踏み出せなかったのか、それらについてフーゴは劇中で答えを得ることができ、彼にとって救いのある話だった。
    私は原作からのフーゴ&パープルヘイズ推しだったので、その点だけでも素直に読んで良かったと思えた。

    終盤あたりにボスであるジョルノも登場するが、さすがDIO様の息子と言えばいいのか、ギャングを統率する者として発言の節々に器の大きさとカリスマに溢れていた。

    特に、劇中で過酷な任務を果たし精神的な成長を果たしたはずのフーゴが、それでも一歩踏み出せない自身に対して嘆いている時、ジョルノが放った「君が一歩踏み出せないなら、僕が半歩歩み寄ろう」という台詞にはボスとしての懐の深さが表れていた。あと純粋に台詞回しが自分の好みすぎた。

    ともかく、本当に楽しんで読めた。他のジョジョのノベライズにも挑戦してみようかな。

  • 組織を抜けたパンナコッタフーゴのお話。
    本編と絡ませて進んでいくのと、文章がきれいで読みやすい。
    でもあんまりはまらなかった〜!!

  • 漫画5部からのスピンアウト。ブチャラティのチームから離脱したフーゴのその後の物語で結末が意外だった。漫画を読んでいた時にはいつか再登場すると思っていたフーゴが最後まで現れなかったので、彼のその後の葛藤とどう過ごしていたのか気になっていたので面白かった。

  • アニメから入ったから、想像に易かった。逆に、ここまで作者と同じ情景を浮かべながら読めることはないので
    貴重に思えた。基本的にアニメ版が好きだったので、その延長上としてかなり楽しめた。

  • 5部を見終えた人が見るのがオススメです。
    意外なキャラクター同士のつながりなどを知ることが出来て面白かったです。

    • さくらさん
      トニオとマッシモの繋がり私もびっくりしました!!スコリッピとメローネ兄弟なんですか!!初めて知りました!!
      トニオとマッシモの繋がり私もびっくりしました!!スコリッピとメローネ兄弟なんですか!!初めて知りました!!
      2023/01/28
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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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