岸辺露伴は戯れない 短編小説集 (JUMP j BOOKS)

  • 集英社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087034578

作品紹介・あらすじ

『岸辺露伴は動かない』短編小説集! 杜王町在住の漫画家・岸辺露伴。漫画のためにあらゆる犠牲も厭わない彼が遭遇する奇妙な事件とは!? 『UJ(ウルトラジャンプ)』付録の3編+書き下ろしの、全4編を収録!

感想・レビュー・書評

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  • 小説短編集。「シンメトリールーム」と「夕柳台」が好き。どの話も漫画での表現が目に浮かぶよう。岸辺露伴がちゃんと岸辺露伴しててよかった。

  • スリルがあって面白いです。中でも、夕柳台や、楽園の落穂が面白かったです。

  • ノベライズの一作目の方が好き。黄金の稲穂が人の欲望の愚かさ、恐さをよく表していて恐くて良かった。

  • 岸部露伴の短編シリーズ第2弾。4作収録。
    頭の中に漫画のコマが浮かぶシーンも多く、どの短編も独特でおもしろかった。

    今作は人間の傲慢さや欲深さをテーマにした話が多く、同じく欲に素直ながら岸部露伴なりの善悪の考え方や姿勢が楽しめた。

    岸部露伴の短編シリーズは、集合無意識や自然・災害系のスタンド能力による怪奇譚の物語が多いが、小説版はそれを踏まえてもどうしても荒木作品の色とはなにか違うと感じるものは残るが、全般として「岸部露伴らしさ」は強く、魅力的なキャラクターとして大切に描かれていて面白い。

  • 荒木飛呂彦先生の傑作コミック『ジョジョの奇妙な冒険 第四部』より、スピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』をノベライズした短編集第二弾。本巻には「幸福の箱」「シンメトリー・ルーム」「夕柳台」「楽園の落穂」の四作が収録されている。
    ノベライズ版の詳細なレビューは『岸辺露伴は叫ばない』に書いたが、第一弾が純粋な怪奇現象(洒落怖作品や都市伝説のような)が扱われていたのに対し、第二弾では人間の心の闇、歪な欲求や傲慢さによって引き起こされる怪異が多い印象。コミック『岸辺露伴は動かない2』に収録されている「ザ・ラン」のように、人間の異常さが際だって描かれているように感じた(特に「シンメトリー・ルーム」に登場する建築家の偏執狂っぷりは、機会があれば荒木先生のキャラデザで見てみたい)。

  • ジョジョの奇妙な冒険第四部に登場する人気漫画家・岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ作品。どれもタイトルを見ただけで「あ、こんな話だったな~」と思い出せるくらい、時間が経っても印象深かった作品群。夕柳台が結構好き。

  • 『シンメトリー・ルーム』と『楽園の落穂』がとくに好き。後者はちょっとクトゥルフ神話を思い出した。何だかんだ言いつつ子どもに優しい露伴ちゃんも見れます。

  • 神話系の話が一番現実的で世界観に合っていて面白い。
    シンメトリールームと楽園の落穂は是非、映像か漫画で見たい。



    1と0で表現するのは私も土壇場で思いついた。脱出方法までは思いつかなかったけど。
    作物が繁栄するために人間を利用しているという発想が素晴らしすぎる。

  • 岸辺露伴、本当に色んなことに首を突っ込んでは死にかけるな、と……。たぶんその止められない好奇心が露伴のいいところなんだろうけど。

    シンメトリー・ルームは打開策なさすぎない?本当に露伴死なない?と不安になった。最後の最後、結局なにしたらあの建築家は逮捕されるに至ったんだろ……と謎だった(たぶん私がちゃんと読み込めてないから)

    楽園の落穂は珍しく子どもに優しい(?)露伴が見れて、「露伴も人間なんだなぁ!」って感想を抱いてしまった。まあ羊ちゃんに優しく(?)できたのも、楽園の落穂がヤバい代物で自分まで魅入られたら羊ちゃんが終わるってのと、自我を失っているはずの移季が羊に対して父親としての愛情で自分を取り戻した瞬間を見たからなんだろうな、と。そういうリスペクトができる露伴はとてもいい人だと思う。

  • 前作の方が面白かったけれどこれはこれで面白い。奇妙かつ怖い短編が多かったです。一番印象に残ったのは楽園の落ち穂。恐かった。

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