沖縄、基地なき島への道標 (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087200416

作品紹介・あらすじ

日本でただ一ヵ所、激烈な地上戦が闘われた沖縄。それは住民をも巻き込んだ悲惨極まる戦闘だった。そして戦後半世紀以上を経てもアメリカ軍基地の存在に苦しみ続ける沖縄。冷戦が終結してもなお、基地は必要なのか。普天間基地返還に伴うキャンプ・シュワブ沖への海上ヘリポート基地案の浮上。それはサミットという「アメ」との引き換えの新基地の押し付けでしかない。新資料を駆使して、日米の政治状況やアメリカの世界戦略をも考察しながら、前沖縄県知事の著者が、基地存在の不当性を訴える。基地なき沖縄の明るい未来を視野に入れながら。

感想・レビュー・書評

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  • 10年前に書かれた本にも関わらず
    いまだに同じ問題をひきづっているのは
    とても悲しいと思ったがその一方で、
    辺野古沿岸に基地ができていないのは
    本当に反対運動の賜物だと思った

    基地が必要であるならば国民全体で
    そのメリット、デメリットを話し合う必要があると思う
    その上で本当に沖縄に必要であるのであれば
    沖縄の人達も応じてくれるだろう
    それが真の民主主義というものだ!!

    一部の人の利権だけに、理不尽なことが起きている
    そう痛感せずにはいられなかった。

  • [ 内容 ]
    日本でただ一ヵ所、激烈な地上戦が闘われた沖縄。
    それは住民をも巻き込んだ悲惨極まる戦闘だった。
    そして戦後半世紀以上を経てもアメリカ軍基地の存在に苦しみ続ける沖縄。
    冷戦が終結してもなお、基地は必要なのか。
    普天間基地返還に伴うキャンプ・シュワブ沖への海上ヘリポート基地案の浮上。
    それはサミットという「アメ」との引き換えの新基地の押し付けでしかない。
    新資料を駆使して、日米の政治状況やアメリカの世界戦略をも考察しながら、前沖縄県知事の著者が、基地存在の不当性を訴える。
    基地なき沖縄の明るい未来を視野に入れながら。

    [ 目次 ]
    第1章 浮上する海上基地
    第2章 名護市への海上基地移設
    第3章 沖縄の米軍基地における特有の問題
    第4章 「サミット」後に向けて

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著者プロフィール

1925年、沖縄県久米島に生まれ。1945年、沖縄師範学校在学中に鉄血勤皇師範隊の一員として沖縄守備軍に動員され沖縄戦に参加、九死に一生を得て生還。戦後、早稲田大学を卒業後、米国シラキュース大学大学院でジャーナリズムを学ぶ。修了後、琉球大学社会学部で教授として研究・指導を続ける。1990年、沖縄県知事に就任、2期8年務め、平和・自立・共生をモットーに県政を行う。「平和の礎」や「新沖縄県立平和祈念資料館」「沖縄県公文書館」などをつくった。2001年、参議院議員(1期6年)。知事退任後、大田平和総合研究所をつくり平和研究を続ける。現在は同研究所をもとに設立した特定非営利活動法人・沖縄国際平和研究所理事長。

「2014年 『辺野古に基地はいらない!オール沖縄・覚悟の選択』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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