―森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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レビュー : 123
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087200881

作品紹介・あらすじ

ミステリィ作家であり、某国立大学工学部助教授である著者は、学生に質問をされることで出席をとり、その質問に自身が答えたプリントを配布するという授業を、何年間も続けている。理解度を評価するとともに、自主性や創造性などを高めるためである。授業内容に関連するもの以外に、たわいないものから、科学、雑学、人生相談など、学生の質問内容はヴァラエティ豊かだ。本書は、数万にのぼるそのQ&Aから、ユニークなもの・印象深いものを独断的に選び、その面白さの一端を紹介していく。

感想・レビュー・書評

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  • 森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在。森博嗣先生の著書。学生たちのあらゆる質問に対する森博嗣先生の回答をまとめた一冊。学生たちの質問は大真面目な技術的なものから何だかふざけたようなものまで様々だけれど、森博嗣先生、森博嗣博士はどれに対しても謙虚な姿勢で真面目に簡潔に回答していて内容も印象的。森博嗣先生、森博嗣博士のような先生が世の中にもっと増えると、学校に行って授業に出席するのが楽しみで仕方がないと思う学生も増えそうです。

  • 質問は素朴な疑問や、子供のための電話化学相談室みたいなものが多い。それに対して森博嗣が短くキッパリと答えていく。森の答えは面白く、色々な事を良く知っていて、答えを持っているんだなと感心する。
    森は言葉の曖昧さを理解しているからか、日本語の使い方や定義を重要視する。何についての話をしているのかというのは非常に重要な事で、それが出来ないと思考の答えまで遠回りしてしまう。

  • このへりくつマンめ~~!!と微笑ましく思ってしまうのは、わたしが森博嗣を大好きだからなんだろうなー。たまに、このときは結構本気でイラついていたんじゃなかろうか、と思える回答があるのもまた微笑ましい。
    きっと大学生のなかには森先生を好きじゃない子もいたはずで、そういう子はちくしょうこの野郎と思っていたのではないか。でも、自分がこれまで常識だと思っていたものが通用しない相手が身近にいるというのは、幸いなことだと思う。当事者はちくしょうこの野郎だろうけど。
    それにしても、学生の前でも奥さん大好きっ子だったのか……。さすがだ。

  • お世話になった理科の先生から頂いた一冊 文系でも読める面白い本だった そういう考え方があるか、ってなった笑 自分も柔軟な思考ができる視野の広い人間になりたい

  • 面白かったけど、2回、3回と読む本ではないね。

  • 森博嗣の新書はどれも目から鱗が落ちるような格言に満ちているが、本書はまた他とは一線を画する面白さ。実はやっていることはTwitter等の「まとめ」と同じことではあるのだが、それを2001年にやっていたというのだから、「これは本にできる」と考えた編集者の腕が素晴らしかったのだろう。

  • 本棚の隅で眠ってました。何故読んでいなかったのかな~?思い出せない。森助教授なら「何故思い出す必要があるのですか」と答える。

  • 淡々として、明確。
    人が動かなくなれば、よりエコになる。

  •  森さんが助教授だった頃、学生を彼らからの質問で評価していたらしい、とても難しそうだし、大変そうだ。そのような配慮にどれぐらい手間がかかり、どれぐらい効果が得らたのか、そっちの方も気になる。

     確かに「試験で学生を評価する」という当たり前の方法は「学んだことを憶えているか否か」ということは確認できても、学生たちが社会に出てから出会う「自ら課題を発見する能力」を問うことはできないかもしれない。森博嗣さんはあえて面倒な方法をとることによって、学生たちに「本当に求められる能力とは」という問いを投げかけたのかもしれない。

     世の中の仕事も、生活して行くことも、人生とは、無数の選択肢から、自分がやりたいこと、やらなければならないこと、できることを選択し、それを実行していくという積み重ねだと思う。森博嗣さんは、生き抜くための力を持っているか否かを評価するべきだ。と思っていたのかもしれない。

     この本は、その質問と森さんの回答をまとめたもの。この評価方法に対する不満が噴出しているかのような質問や、大学生ってこんなに幼稚なの?と思ってしまうような質問が少なくない中で、森博嗣さんが「いい質問」と評するものも紛れていて面白い。特に最終章の「森自身に対する質問」の冒頭「教師が学生に関心を持たれることは重要かもしれない…教師は自分を演出しなければならない…」という記述があり、他人の評価を気にしていないはずの森さんのもう一つの側面が現れていて興味深い。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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