- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087201192
作品紹介・あらすじ
インターネットは、瞬く間に世界を席巻、今やeメールはビジネス、プライベートを問わず必須のコミュニケーション・ツールとなった。しかし、この手紙とはまったく性格の異なるはずのeメールの使い方を、きちんと理解している人は意外に少ない。著者は、インターネット草創期からeメールを駆使し、今では、メールマガジン「JMM(ジャパン・メール・メディア)」を主宰する、言わばeメールの達人。豊富な用例を交えながら、"簡潔さ"というメールの特質を活かすための文章を考えていく。これは、最も新しいコミュニケーション論でもある。
感想・レビュー・書評
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村上龍がどんなコミュニケーションを取っているのか気になって買った。コミュニケーションは、お互いの意思を伝えるところに本質がある。Eメールは、仕事を進めるうえで効率的にコミュニケーションが取れるが、ちょっとした書き方で相手の気を悪くしたら、そもそものコミュニケーションの目的から外れる。ということを村上龍がどう実践しているかがわかる。
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日本語の使い方がわからなくなりつつあるので、いろいろ調べていたらこの本に出会った。
内容は簡潔にまとまっていて読みやすかった。普段使っている言葉の再確認にもなったのでよかった。 -
久しぶりに読み返しました。やっぱりeメールって感情的になるもの。気遣いするポイントがわかります。
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こんな本もあったのね、シリーズ。ビジネスメールの教科書的には読めない。メールの本質、コミュニケーションの本質を考えて文章書きましょう、みたいな。こんなメールやってるんや、って読めるだけでも面白いのかも。
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2012/1/17読了。
eメールで、どれくらい丁寧な文体にするかいつも悩んでしまう。
丁寧すぎても、粗雑すぎてもいけない。丁寧にしても、内容が命令ではいけない。メールは手紙とは異なったシステムなので、それを意識することが肝要。
社会人になって、実践を通じて学んでいくことになりそうだ。 -
村上龍がeメールの簡潔な書き方を丁寧に教えてくれる一冊。簡潔でなければメールの有用性皆無と言い切り、日本語の敬語を必要とするコミュニケーションの複雑性から、社会問題性を時折描いている本。メールの書き方を意識したことない人には実用性が高いと思う。
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村上龍さんの著書は「快楽のテニス講座」に続いて2冊目。・・・なぜか小説は読んでない^^
あの中では
バックハンドでパスを抜いたら、もう、その快感はヘロインやコカインの比ではない。そのどちらも味わった私が、保証する
という文章が結構インパクトありましたね^^;
で、本書。
メールは簡便であるけれども「受け手に負担を感じさせない」というのが本書を通じての極意でしょうか。
そのための作家ならではの心遣いが披露されていますが結構敷居高いですよ~。
メール打つ前に考える時間が長くなるかもw
メーリングリストが機能するのは・・・(中略)・・・しかもある具体的なプロジェクトのために運営されている場合だけだとわたしは思う。
少し本題から離れますがww
昔ミーティングばっかりしてた団体の意思疎通・意思決定のスピード化にと思って「メーリングリスト」を提案しながら、その活性化に苦慮した経験がありました。
そうか、「具体的なプロジェクトに向かって」限定かあ・・・_| ̄|○
http://chatarow.seesaa.net/article/122421848.html -
7年前くらいに読んだ本。100円で売っていたので読み返す。
大筋としては「日本人が」メールを書く際のeメールのマナーをまとめたもの。(あくまでも日本人特有の和を重んじ曖昧さを尊重する国でのメールマナー)
人から人への意思伝達は「表情60%」「イントネーション33%」「文7%」と言われるくらいメール(文)だけだと本意が伝わらずにチャンバラするケースが実に多いです。学生時代初めて電子メール使って、意味が伝わらず喧嘩になったことも結構ありました。ま、そんな苦い経験のお陰か、この本のお陰か、読了後メールの文章で依頼文を書くときに
「~して下さい」が
「~していただけると助かります」なったり
「~について協力いただけると幸いです」になったり
「~について今度ご相談させて下さい」になりました。
メールの書き方の授業とかは流石にないので、個人的にはかなりバイブル。。。と思っていたのですが、Amazonの批評を見ると結構×なのも多かったです。「誰でも認識していること」「A4一枚の内容を一冊の本に出来るのは流石作家」だそうな。。ま、新社会人へ薦める本としてはよいのかも?