江戸の恋 ―「粋」と「艶気」に生きる (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087201406

感想・レビュー・書評

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  • 田中優子センセイの
    江戸学に裏付けられた
    エッセイ

    いつの時代にも
    どんな国でも
    男と女がいる

    当然のことながら
    そこにまつわる
    いろいろな
    あれこれが発生する

    優子先生の
    当意即妙の具体例と
    歯切れのよい解説が
    心地よい

  • 著者が気楽な語り口で江戸の性愛文化について書きつづった本です。

    著者の本を読むのははじめてではないのですが、ここまでくだけた調子で書かれた本ははじめてでした。思ったよりもざっくばらんなキャラクターで、テレビなどで拝見する著者のイメージとすこしズレているように感じました。80年代にエッセイや小説などを数多く発表した森瑤子が、バブル崩壊後に日本の伝統文化を「再発見」していたら、本書のようなエッセイを書いていたのではないか、と気ままな空想に耽りながら読みました。

  • 江戸時代の文芸作品を紹介しつつ著者の展開する経験談=恋バナ(恋愛論から人生論までに至る)が愉しい。それぞれテーマにそって魅力ある作品の登場人物の言動が巧みに抜き出(引用)して論考するその活きいきした語り口の妙!(芸がある)。注目度(つまりは評価)の低い山東京伝作品の重要性を熱く伝えるところなど特に興味惹かれた。「心中」の項について、日本の伝統のように思われる心中事件は貨幣経済の社会の矛盾として行われた、と書くが、背景にその一端は認められても自分は心中に至る情動の心性(その昂進)は日本的なものと思う。

  • 著者(田中優子)のエッセイ的な江戸の恋にまつわるお話し。

  • 江戸の恋を当時の書物から例を出して紹介する講義。
    1恋の手本
    2初恋
    3恋文
    4恋人達の場所
    5恋と性
    6心中
    7男色
    8めおと
    9離縁
    10りんきといさかい
    11老い、死、恋
    現代よりも死が近い江戸時代には恋はおおらかで、開けっぴろげだった。命の息吹そのものだったから。
    江戸の人々の息づかいを感じる講義。
    生々しい表現もアリ

  • 江戸の風俗だいすき

  • 恋という切り口から見る江戸の人々の様子。
    文学、浄瑠璃、あるいは関連エピソードなどをピックアップして解説し、解釈を述べる。

    エッセイ風で、読みやすい。江戸文化や風俗を知るに面白い入門書。

  • とても興味深かった。
    江戸や西鶴への興味がむくむくわきました。

  • 分かりやすい文章で読み易かった。

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著者プロフィール

田中 優子(たなか ゆうこ)
1952年横浜生まれ。江戸文化研究者。法政大学社会学部メディア社会学科教授・法政大学国際日本学インスティテュート(大学院)教授。社会学部長を経て、2014年4月に法政大学総長就任。専門は日本近世文化・アジア比較文化。
1986年『江戸の想像力』により芸術選奨文部大臣新人賞、2000年『江戸百夢』でサントリー学芸賞、芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。上記受賞作のほかにも、『江戸の恋』など江戸時代を紹介する一般向け啓蒙作が多い。
サントリー美術館企画委員、サントリー芸術財団理事、放送文化基金評議員、大佛次郎賞選考委員、開高健ノンフィクション賞審査委員、サントリー地域文化賞選考委員などを務めてきた。

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