ニュースキャスター (集英社新書)

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  • 集英社 (2002年6月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784087201451

作品紹介・あらすじ

放送現場から語る初めての「ニュースキャスター論」。日々伝えられるTVニュースの背景を、自らの関わりを踏まえて検証する。数々の事件、災害、政局、そして戦争。著者の苦悩をも生々しく綴る。

感想・レビュー・書評

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  • 「News23」の裏話。
    かつ、これを通したニュースキャスター論。
    新聞記者だけあって(というより、筆者の腕だろうが)文章はすこぶるわかりやすく面白い。「クリントン対話集会」がまざまざと蘇った。
    それにしても、筑紫亡き後、ニュースキャスターを持たない我が日本は、ますます劣化してきている。

  • 2021年6月読了。

  • メディアマーカー・読了コメントRSSで興味。

  • NEWS23を中心に書かれた作品。TVでは見られない部分が垣間見られ興味深かった。

  •  
    ── 筑紫 哲也《ニュースキャスター 200206‥ 集英社新書》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4087201457
     
     孫引き ~ パクリズム ~
     
    …… 筑紫 哲也「TBSは死んだ」←「神は死んだ」„Gott ist tot“。
    ── ニーチェ《ツァラトゥストラはかく語りき 188504‥ 》より。
     筑紫 哲也にとって「TBSは神だった」ともとれる。
     
     ワイドショー番組《3時にあいましょう 19891026 TBS》のスタッフが、
    坂本 堤弁護士が、オウム真理教を批判するインタビュー映像を放送前に
    オウム真理教幹部に見せ、9日後「弁護士一家殺害事件 19891104」発生。
     
     のちに一転してビデオを見せたことが発覚、《NEWS23 19960325 TBS》
    のキャスター筑紫 哲也が「TBS は今日、死んだに等しいと思います。
    今日の午後まで私はこの番組を今日限りで辞める決心でおりました」
     
    …… 元々この言葉は放送直前の会議の中でスタッフが発した言葉で、
    放送にあたって、筑紫自身の言葉として発していいか同意を得たうえで
    発言したという後日談を記している(Wikipedoa)。
     
    <PRE>
     筑紫 哲也 キャスター 19350623 大分  東京 20081107 73 /朝日ジャーナル編集長
     坂本 堤    弁護士 19560408 神奈川 横浜 19891104 33 /19950906 遺体発見
    ♀坂本 都子   堤の妻 19600224 茨城  横浜 19891104 29 /1995.... 遺体発掘/旧姓=大山
     坂本 龍彦  堤の長男 19880825 神奈川 横浜 19891104  1 /1995.... 遺体発掘
    </PRE>
     
    (20150924)
     

  • キャスターとして、パランス感覚に優れているのと同時に、今の日本に、この年代の人々が必要で、彼らにもっとスビークアップしてもらいたい。
    我らの年代は戦争体験と言う部分で、ギャップを埋める事は難しい。

    それにしても、電車の中は誰もがスマホばかり。一体どうなってるんや!

  • ニュースキャスターとは一体いかなる存在なのか?
     
    「人は己を信ずるもののために死す。」

    「私が採れる方法は二つあると思う。
    一つはひたすらあやまって嵐が過ぎるのをまつ。
    もうひとつは何故私があやまったかを
    めぐって徹底的に論議することだ。」

    「自然破壊を続けたら人類は生きていけない。
    人類が滅びれば地球は生き残る。」

    「人類の最大の発明はなんだと思うか?」
    音楽 12音階

    「北風と太陽」
    「泥棒にも3分の利」;絶対の真理、絶対の正義はない。

    小泉・田中は、文化が違った。
    一番違ったのは、「言葉」である。

    コミュニケーション
    言葉だけによる部分       7%
    言葉の抑揚、音節による部分 38%
    表情、身振りによる部分    55%
    非言語コミュニケーション」A・マレービアン 聖文社

    私たちは言葉だけを信じて、相手を信用したり、
    疑ったりの判断をしているわけではない。
    顔つき、目つき、表情などの、
    非言語的部分を含めた総体で評価している。

    人間は自分が思っているほどには
    かしこい生き物ではないし、理性的に、
    ものごとを判断しているように見えても、
    たぶんに環境に支配されて生きている。

    「単一の説を守れば、その節の性質は
    たとい純精善良なるも、これによりて
    決して自由の気を生ずべからず。
    自由の気風はただ多事争論の間にありて
    存するものと知るべし。」福澤諭吉 <文明論之概略>

    筑紫哲也の多事争論を見ていると、どうもめんどくさい。
    とうまわしな発言が続いているので、
    気に入らないと思っていた。

    今回のニュースキャスターという本を読みながら、
    人と出会いその人のホンネをどう聞き出すか
    ということに、かなり注意を払っていることに興味を覚えた。
    言葉以上に語るもの。
    政治家といういくつものオブラートに
    つつまれた存在に対していかにそのオブラートを
    解いていくのかが問われるのかもしれない。

    現在の経営者で、今の時代に対して
    具体的にどう見るのか?ということに対して、
    きちんと答える人が少ないのだろう。

  • 筑紫哲也氏が亡くなつたのが、四年前の本日(11月7日)でありました。
    世間の褒貶が極端な人といふ印象でしたが、改めてその著書を開きますと、傾聴すべき提言が多いのです。

    『ニュースキャスター』は、筑紫氏が長年メインキャスターを務めた番組「NEWS23」の舞台裏を中心に語られてゐます。
    番組誕生のいきさつや、テーマ音楽への思ひ入れ、「多事争論」ができるまでの経緯、クリントン大統領(当時)の出演、オウム事件や神戸の震災...番組の変遷は、そのまま平成現代史の歩みと申せませう。

    筑紫氏といへば、その発言がしばしば物議を醸したものです。しかし、それらは失言といふよりも、世間の意見を承知の上で、あへて述べるのが役割であると自身で思つてゐたのでせう。
    本書にも(169頁)、「多事争論」で世論に逆らう少数意見を述べる予定の日は、スタッフに「今日は(抗議の電話が多く)来るぞ」と予告してスタジオ入りしてゐたと書かれてゐます。
    くどいやうですが、公正中立な報道は有り得ません。必ず「偏向」してゐるものです。

    他人の意見に惑はされないやうに心がけてゐるわたくしですが、判断に迷ふ時にいつも参考にしてゐたのは筑紫氏の言葉でした。頼るべき指針と申せませう。(あくまでもわたくし個人の場合です。)

    では又お会ひしませう。

    http://ameblo.jp/genjigawa/entry-11399133781.html

  • NEWS23にクリントン大統領が生出演されたことがあったんだ。筑紫さんは米内山氏とスタジオで対談されていてよく覚えている。その印象は良くないんだけれど。

  • 筑紫さんのこれまでの仕事と、エポックメーキングな出来事を絡めて、その時に何が起こったのか、どう報道したのか、報道現場はどうだったのか・・を真摯な言葉で語っている。
    筑紫さんの人柄が出ている。テレビの裏の世界は興味深い。

  • 筑紫哲也さんの視点。ジャーナリズムとは。様々なことを考えさせられました。裏も少し垣間見ることができた気がします。高校のとき読みましたが再読しました。

  • 第六章の「大統領がやってきた」が特にお気に入り。

  • 2012/2/3読了。

    率直に、この方のつくるニュース番組を見たかった。題材の出来事の多くは、私にの認識ではニュースよりも歴史に近いものであるため、自分の中にある出来事のイメージを、今のニュース番組に重ねる事で想像するしかない。
    だが、本書から受け取る印象は、現在のどのニュース番組の印象と比較しても異質であるように思える。見せたいものと見たいもの、両者の絶妙なバランスの上に成り立ったニュース番組だったのではないか。その差異を生んだのは、筑紫さんの意思であったのだろう。

  • 1989年から18年間News23のアンカーを務めた筑紫哲也さんの本著。

    坂本弁護士事件では自らの番組内でTBSの対応に疑問を呈するなど、権力に迎合しない姿勢は、数ある報道番組にあっても好感を持てた記憶があります。(逆にいまの報道番組はWBSくらいですかね。。)

    新卒で朝日新聞社に勤務し、後にニュースステーションのメインキャスターを務める久米宏さんがTBSの人間だったことからスワップ人事だったことを明かすエピソードなども。読んで損のない本です。

  • [ 内容 ]
    初めて現場から語る「ニュースキャスター論」。
    かつて新聞、雑誌の記者・編集者であった著者が、テレビのニュース報道という未知の世界に飛び込み、そこで何を見、何を考え、何に苦悩してきたか。
    「ニュース23」の創設から現在に至る経緯を、自らの体験を軸に書き綴った迫真のノンフィクション。
    数々の事件、事故、災害、政局…。
    激動する時代と斬り結びながら、一般の視聴者には知ることのできないテレビニュース報道の舞台裏を活写する。
    そして、ニュースキャスターとは一体、何者なのか。

    [ 目次 ]
    番組誕生
    音楽の力
    「北風型」と「太陽型」―インタビューの攻防
    テレビは「小泉首相」を作ったか
    「主持人」の周辺
    大統領がやって来た
    「モニカおばさん」のガツン
    「赤い皇帝」の椅子
    世界が変わった日
    「多事争論」のできるまで
    TBSが死んだ日―オウムビデオ事件をめぐって
    神戸震災報道
    ただの現在にすぎない仕事

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「青春と読書」での連載として読み物らしい文体で、「9.11」「阪神大震災」「クリントン大統領来日特番」「小泉内閣発足」などさまざまな事件を、普段自分の意思を表立たさないニュースキャスターという立ち場から少し距離を置いて語られている。

    筑紫氏の面白いところは、ここまで世間にキャスターとしての立ち場が確立されていながらも、つねに「キャスターとは何か」を自問しているところであり、文末に「無軌道修正を連鎖していくのがこの仕事」と括っているあたり、興味深い。

    朱鎔基のインタビューにて、経済皇帝の異名をとる要人を前にしても、彼の人柄にこまかく言及している下りが、この人を面白く奥深く見せていると思った。

  • 筑紫さんが亡くなった時に興味を持って。
    ニュースキャスターとして駆け抜けた筑紫さん自らの体験記で自伝本のような感じ。読んだ時期もあり筑紫さんの遺書のように感じてしまった。
    この本で知った坂本龍一さん作曲のニュース23のテーマ曲は好きな曲の一つ。

  • ニュースの心がけ

    (1)あわてたり、上ずらないこと――現場からの中継はいくら興奮してもよい。そのほうが空気が伝わる。だが、それとの対比を出すためにも、受けとめるスタジオは冷静さを保ったほうがよい。とくにパニックを起こしかねない題材の場合は。

    (2)とりつくろおうとしたり、ミスをおそれたりしないこと――失敗を恥ずかしがる日本人の性癖を私も人なみ以上に持ち合わせているが、それが無用の緊張、こわばりを生むくらいなら、捨てたほうがよいと思うようになった。ミスはかえって臨場感を出す効果もある。

    (3)俯瞰、メリハリ、“総括”を忘れないこと――番組の途中から見始めた人もいるだろうし、忙しくチャンネルを替えて番組のハシゴをしている人もいるだろう。要所、要所でこれまで起きたこと、わかったことをその都度まとめていくことが必要だ。

    (4)目に映りしものの背後を見ること――映像が伝える情報の強さがテレビの生命であることはもちろんだが、それが意味するものをどう理解するかによって、同じ情報でも受け止め方が異なってくる。

    (5)入ってくるものを鵜呑みにしないこと――いったん伝えた情報について、その後も再確認、再点検を続けていくこと、時には“消去作業”をしていくことである。



    ニュースキャスターは人形じゃない。
    しかし、オピニオンリーダーでもない。

    それでも、メディアには力がある。

    クロンカイトの信じたもの。
    それは確かに、世界を動かした。

  • 筑紫哲也といえば、言わずとも知れた、TBSのNWES23のメインキャスター(だった)人ですが、前半は、まあ筑紫さんの経歴が淡々と語られるだけなので、あまり面白くないのですが、後半になるとごく最近のことも取り上げられていて、さらに古巣である TBSをきちんと批判しているところがいいですね。
    筑紫さんとは違いますが、私も「マスコミが死んだ日」と思った事件があります。それはまあいつかブログの方で解説します。
    とりあえず、筑紫さんの一日も早い回復を期待しております。

  • 番組から名前が消えてしまったことが凄くさびしいです。

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著者プロフィール

1935年大分県生まれ。朝日新聞社で米軍統治下の沖縄特派員、ワシントン特派員等を務め現在TBSテレビ系キャスター編集長。

「2010年 『戦争を平和にかえる法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

筑紫哲也の作品

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