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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087201468
作品紹介・あらすじ
墓地は、都市の重要な構成要素であると同時に、様々な歴史を映し出す鏡のような存在だ。特に中央ヨーロッパの墓地には、著名な芸術家、思想家、作家、学者はもちろん、皇帝一族から無名の戦士まで、多くの人々が眠っている。それらの墓には、彼らの運命が深く刻まれ、ドラマティックな歴史の痕跡をも、窺い知ることができるのだ。長年にわたり中欧の各墓地を訪ね歩いてきた著者が、ベルリン、ウィーン、チューリヒ、ミュンヘン、ハンブルク、プラハ等に残る、一五〇人以上の墓標をめぐる刺激的な文化の旅に、読者を案内する。
感想・レビュー・書評
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出版時点で「ヨーロッパの墓を研究して30年」という著者による中欧の歴史的有名人のお墓訪問紀。ゴテゴテ豪華だったり逆に素っ気ないほどシンプルだったりとヨーロッパのお墓は色々バリエーションがあってお墓好きには楽しいです。なかでもクリムトの柳の木に囲まれたお墓とエゴン・シーレの裸像が彫刻されたお墓は実物見てみたいものです。なお、ウイーンの埋葬博物館に所蔵されている、間違って埋葬された人用救助ベルは『うしろの百太郎』第一話を思い出しました。
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中央ヨーロッパの著名人の墓を巡り歩きながら、さまざまな写真、エピソード、時代による傾向、コンセプトなどを紹介していく。新書にしては写真は豊富だが、もうちょっと欲しい、と思ってしまった。
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