- 集英社 (2002年11月15日発売)
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感想 : 20件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784087201659
作品紹介・あらすじ
800編もの短編小説を生み出したマエストロが自ら語る、短編小説の醍醐味。名作やユニークな作品から具体例をあげて短編の特徴と技法に迫る。より楽しく読むためにも、書くためにも役立つ解説。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
短編小説の魅力と技法について深く掘り下げたこの作品は、著者の豊富な経験に基づく洞察が光ります。独特の言い回しでスムーズに読み進められ、短編を実際に書く人ならではの技術的な視点が豊富に盛り込まれています...
感想・レビュー・書評
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阿刀田先生独特の言い回しに慣れてしまえば、
すいすいと読めます。
すいすいと読めるけれど、短編を実際に書いている人
ならではの、深い技術的な話が出てきます。
夏目漱石に対する評価は、さすが、です。
普通、ここまで書けない。
尊敬します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
p.2002/11/19
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著者の読んでいる範囲での短編小説レビュー。この読んでいる範囲が半端ではないぞと感じさせる。また、各編の創作過程を想像しているのだが、当然小説家のプロの目で読み推理しているので我々読者とは違った視点が多く楽しめる。
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とても参考になった。
いろんな本が紹介されていて、物語を作る上での手法が紹介されている。
たくさんの短編を書いている阿刀田高だからこその説得力もある。 -
阿刀田高による短編小説の案内本、解説本。高校や中学の国語の教科書に掲載されている(いた?)こともあるようです。
著者の阿刀田高は1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科を卒業。現在は直木賞、集英社小説すばる新人賞の選考委員もしており、先日の直木賞発表でも新聞にコメントが載ってました。
本書で出てくる短編小説は以下の10冊。
向田邦子<鮒>
芥川龍之介<トロッコ><さまよえる猶太人>
松本清張<黒字の絵>
中島敦<文字禍><狐憑>
新田次郎<寒戸の婆>
志賀直哉<赤西蠣太>
R・ダール<天国への登り道>
E・A・ポー<メエルシュトレエムの底へ>
夏目漱石<夢十夜>
阿刀田高<隣の女>
それぞれの作家について簡単な人生観の説明をしたのち、それぞれの短編が作られた背景を想像するというのが基本の流れ、誰々はこんなことを考えてこの作品を書いたのではないか、というように。
また短編書きのポイントも書いてあるので、ただの鑑賞だけでなく、作家の物を書く時の気持ちなんかも伝わってくる本でした。
短編ってあまり手を出さない、そんな人におすすめの一冊。
もっとも本書を読めば、出てくる短編も自ずと読みたくなるはずだ。 -
様々な短編小説の創作の過程を推察。話作りのアイデア張として使える。
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20120213 短編小説について納得のいく話し。読み返したい本がいっぱい出てきた。
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短編小説に苦手意識を持っていたので読んでみた。文豪の作品を引用しながら進行することで、まるで学校の国語の授業のように感じた。この作品を読んだことで短編小説だけでなく長編小説も楽しめそうだ。
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2011.7.22
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中だるみによりツン読。
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とっても面白いです。
載ってた本、読んでみたくなりました。特に漱石は短編小説のイメージなかったんで、こんなんもあったのかと、目から鱗(用法不適切?)
ともすれば、無味乾燥に見える文章が解説一つで鮮やかに。
小説ってこうやって読むのか~って感じですね。
御自分の作品の作成過程(ネタばらし)をやってるのも、めずらしい。 -
読みやすい。作文のハウツーを読みたいと思ったのだが、各作家の生い立ちやら、文豪作品の着想について著者の推測のような記事が多く、普通のエッセイ的に読める。
かなりたくさんの例をあげている。
何何の作品から、このようなテクを知り、このように作った…、という実例の流れで説明してくれるので、ただ説明されるだけよりかなり理解しやすい。
絨毯のお話の例はまるっと載せてくれたので、大変腑に落ちた。 -
[ 内容 ]
八百編もの短編小説を生み出してきたマエストロがみずから解説・案内する、短編小説の醍醐味。
短いだけに、あらゆる技法を駆使した作品は、おもしろさも多彩。
小説作りの源泉と技をも教えてくれる。
向田邦子、芥川龍之介、松本清張、中島敦、新田次郎、志賀直哉、夏目漱石、ロアルド・ダール、エドガー・アラン・ポーなど十人の作家の、名作やユニークな作品を具体例として選んで特徴を解説し、短編の構造と技法に迫る。
短編小説をより楽しく読むためにも、また書くためにも役立つヒントが満載。
[ 目次 ]
第1章 短編小説はおいしいぞ
第2章 向田邦子『鮒』そして、その他の短編
第3章 芥川龍之介『トロッコ』『さまよえる猶太人』そして、その他の短編
第4章 松本清張『黒地の絵』そして、その他の短編
第5章 中島敦『文字禍』『狐憑』そして、その他の短編
第6章 新田次郎『寒戸の婆』そして、その他の短編
第7章 志賀直哉『赤西蠣太』そして、その他の短編
第8章 R・ダール『天国への登り道』そして、その他の短編
第9章 E・A・ポー『メエルシュトレエムの底』そして、その他の短編
第10章 夏目漱石『夢十夜』そして、その他の短編
第11章 阿刀田高『隣の女』そして、その他の短編
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
短編小説とは何か。
どう書くのか、どう楽しむのか。についての本。
著者自身、短編小説の名手であるので、とても楽しく読める。
この方が、自分の小説について取り上げて語っているのは許せるし、面白い。 -
短編小説のレシピと言っても、これは短編小説の書き方ハウツー本ではない。
短編の名手、阿刀田 高が小説家としての目線から短編小説の楽しい読み方を教えてくれる本だ。小説を
書きたい、または書いているという人にとっては、ハウツー本ではないけれど、書き方についてのヒント
もたくさん詰まった教科書でもある。
名作と呼ばれる短編小説をはじめ、色々な作品を取り上げ、それらが書かれた作者の時代背景などを踏ま
えつつ、その作品に駆使された文章の技法などの解説、その作品の特徴などを阿刀田氏が美味しく料理し
てくれる。
それはつまり、短編小説を美味しく読むためのレシピなのだ。
阿刀田氏がこの本の中で取り上げた作家は、向田邦子、芥川龍之介、松本清張、中島敦、新田次郎、志賀
直哉、R・ダール、E・A・ポー、夏目漱石、そして阿刀田高本人。
それぞれの作品の美味しい読み方が、阿刀田氏のわかりやすい言葉で書かれているので、紹介された作品
を本当に読んでみたくなる。
もちろん、小説というものをどう読むか、読んでなにを感じるかというのは、個人個人の違いがあって当
然なので、こう読むべきだという答えはない。だから、美味しく読むための「レシピ」なのだろう。
阿刀田氏も「楽しみを理解するための一助となれば」という位置付けで書いている。
プロの作家がプロの作家の作品をどう読んでいるのかを知れる点でもなかなか興味深く面白かった。
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別に書き方とかではなく。
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再読中。阿刀田先生ご本人の短編の書き方をはじめ、様々な作家の作品の読み方・構成などについても解説。読み手にも書き手にもためになります。
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これは小説を書こうと思ったてる人にはいい、と思ったが、むしろ実際の小説家が、ネタなくなった時に適しているのかもしれない。そんな気もする。読み物としては純粋におもしろい。
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そして時には振り返れ。
著者プロフィール
阿刀田高の作品
