ナショナリズムの克服 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 367
感想 : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087201673

作品紹介・あらすじ

在日の立場から、長年、「日本」について鋭い批判と分析をつづけてきた姜尚中と、オーストラリア在住の国際的博奕打ちで作家の森巣博という、異色の対談が実現しました。テーマは、一九九〇年代以降、日本に吹き荒れている、ナショナリズムの嵐です。第一部で、日本型ナショナリズムの歴史を通観。第二部で、グローバル化によって変質する国民国家像と、国境なき後の世界の未来について、刺激的な意見交換を繰り広げます。国家とは何か、民族とは何か、故郷とは何か。本書は、ナショナリズムを理解し、何者をも抑圧しない生き方を模索するための入門書です。

感想・レビュー・書評

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  • 民族の無境界化に進んでいるはず
    帝国、宗教、お金

    現代では、帝国に包摂されるはずの民族と宗教は、境界内に保護されてていく方向にある。

    これは民族の無境界化の反動と捉えるべきだ

    経済的には保護主義、政治的には国粋・民族主義の動きは一時的なものと捉えるべきだろう

    実際、世界の最先端(エスタブリッシュ)ではマイノリティだろうがマジョリティだろうが関係無いという。

    そこにナショナリズムやレイシズムは存在しない。

    富の一方的な収奪は資本主義の崩壊を招く。

    富の再分配や格差を解消する方法を考え実行していかなくてはいけない。

  • 10年以上前の本とは思えない。全く変化無し。姜尚中の外見にしか注目してなかったけど、こんな葛藤を抱えた人だったんだ、あのNHKの美術番組では内心色々あったんじゃないかなあと思ってしまった。

  • ―2002年12月―

  • 固有名詞が数多く登場するため案外スルスルと読み進められなかった。
    ナショナリズムとはなんぞや?ナショナリズムをどう捉え、関わるのか?などが体系的にまとめられた本ではなかったように思うが、二人の個人的な経験や思想に触れられたのは、これからナショナリズムの問題を深掘りしたい私にとっては非常に有益であった。

  • 民族とは何か、ナショナリズムとは何かについて意見交換を繰り広げた対談本。

    姜尚中さんと森巣博さん二人の個人的な体験を通して、民族や国民国家、ナショナリズムについてお互いの考えを述べています。

    本書はナショナリズムとどう向き合うべきかを考えるヒントになります。

  • 烏兎の庭 第一部 書評 1.16.03
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/kokufukuy.html

  • 今から振り返ると、2002年に出ていた対談本として、非常に興味深い。
    そしてなんだか楽しく読めてしまったのも、当時は今ほどには状況が悪化していなかったからか。

  •  今年はオリンピックだそうで、「ニッポン チャチャチャ」とかが蔓延するんだとおもうと「はあー」となる。ぼくは「国」ということを大げさにいうのが苦手。「愛国」や「憂国」を口にする人を見ると、啞然とする。
     もう古い本ですが、読みなおした方がいいような気がする。
    https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202001110000/

  • 何か疲れた。
    グローバルであろうとすれば国としての意識が先鋭化するのか。

  • 本年11冊目。対談者お二人の『民族観』。新旧様々な学者達の名前と考え方も紹介(多くが批判)されながら、近年再過熱しつつあるナショナリズム(と言っていいのかな?)をどう乗り越えていくか、が熱く語られている。
    ちょいとうまく表現できないのだけど、普段、民族を意識することの無い私たちが、無意識のうちに組みしているナショナリズムを認識させてもらえる点に好感を持てる書だった。特に姜尚中氏の人生追体験的な章は一読と価値ありと感じた。

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著者プロフィール

1950年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学大学院教授、聖学院大学学長などを歴任。東京大学名誉教授。専攻は、政治学・政治思想史。主な著書に、『マックス・ウェーバーと近代』、『オリエンタリズムの彼方へ』、『母 -オモニ-』、『漱石のことば』ほか。

「2018年 『ナショナリズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姜尚中の作品

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