共働き子育て入門 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 129
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087202014

作品紹介・あらすじ

「共働き子育て」が増えている。完全失業率が5%を超えて父親が一人で家族を養うライフスタイルのリスクは高くなった。専業主婦の優遇見直しなど国の姿勢の大きな転換もあって、この傾向はますます強まるとみられている。しかし現実の「共働き子育て」生活には悩みも多い。母親に偏りがちな家事育児、仕事への影響、子どもへの後ろめたさ…。そこで、共働き子育て家庭のネットワークを主宰してきた著者は、新しくてポジティブな家庭のモデルを提案。共働き家庭の不安に答えながら、父母の役割分担の考え方、仕事の続け方、合理的な家事育児技術までアイディアを提供。わが家のライフスタイルについて父親と母親が二人で考え選択していくための情報満載の本。

感想・レビュー・書評

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  • とても実情に沿った内容。
    思ったより著者の主張があった。

  • 共働きで子育てをする人にとって、具体的なアドバイスや事例がたくさん書かれている。2003年発行なので、情報は古かったりするけれど、とてもためになった。

  • 現在仕事を辞めて子育てをしています。
    今後再就職をして共働きをしたいと思い読んでみました。
    しかしあまり参考にはなりませんでした。
    仕事を辞めてる人向けの本ではありませんね。
    産休・育休や復職後のアドバイスが色々と書いてありましたが
    なんとかなるさ的な部分も多く、
    現実はもっと厳しいのでは?と疑問でした。
    またメリットばかりが語られていて少々内容に
    偏りがあるように感じました。
    読んだあとにやっぱり共働きは無理かもと思ってしまいました。

  • [ 内容 ]
    「共働き子育て」が増えている。
    完全失業率が5%を超えて父親が一人で家族を養うライフスタイルのリスクは高くなった。
    専業主婦の優遇見直しなど国の姿勢の大きな転換もあって、この傾向はますます強まるとみられている。
    しかし現実の「共働き子育て」生活には悩みも多い。
    母親に偏りがちな家事育児、仕事への影響、子どもへの後ろめたさ…。
    そこで、共働き子育て家庭のネットワークを主宰してきた著者は、新しくてポジティブな家庭のモデルを提案。
    共働き家庭の不安に答えながら、父母の役割分担の考え方、仕事の続け方、合理的な家事育児技術までアイディアを提供。
    わが家のライフスタイルについて父親と母親が二人で考え選択していくための情報満載の本。

    [ 目次 ]
    第1章 共働き子育ての時代がやってきた
    第2章 共働き子育ての、こんなところが不安
    第3章 子どもの預け先の選び方
    第4章 仕事をうまく続けるために
    第5章 働き始めてからの悩み
    第6章 多忙な家庭生活の切り回し方
    第7章 保育園生活を楽しむ
    第8章 保育園後はどうなる?

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 近々産休に入るので、保育・共働き関係の本を読み漁ってます。

    2011年に法改正があったので情報は少し古いですが、パパとの付き合い方のヒントが多く参考になりました。
    また、保育園以外の保育事例も多く実践的です。

    ただ、三歳児神話を信じてる人を説得するにはちょっとパワーが足りないかな。

  • 日本の”男が働き女が支える”では日本がもたなくなってきた。

  • 育児休暇中に家事をした分は育児休暇が明けてもその人の負担になってしまいがちだから注意とか、保育園の選び方とか、役に立つアドバイスがたくさんあって心強いのでは。これは保育園に預けると決めた人が読む分にはとてもいい。
    気になった点は、三歳児神話の否定の理由がやや弱いかな~ということ。
    勿論、世の親が思いがちな、保育園に預ける罪悪感はまったく持つ必要がないと思う。ただ(状況的に無理そうだけれど未だに幼稚園がいいなと思っている私から見て、)この本にかかれている保育園のメリットは、幼稚園に行くことでも享受できる。つまり幼稚園に勝るメリットがない。もともと保育園は育児に欠ける環境を理由に預ける施設で、どちらか選ぶものではないのだから、当たり前か。経済的に共働きせざるを得ないけれど、幼稚園のような教育も欲しいと思っている親は多いと思う。

  • 認可保育園の結果待ち中、復職前に読みました。
    前半の「きれいな片付いた部屋=温かい家庭ではない」というような内容の文を読んで、少し気が楽になりました。
    三歳児神話についても、「愛情を持って子供に接してくれる大人がいれば(=保育園)、子供は大丈夫、それは必ずしも両親でなくてもよい」と。
    働きながら子育てをすることに自信を持たせてくれる一方で、気をつけるべきポイントについてもきちんと触れている点もよかったです。
    かわいい我が子を預けて働くことに対して、不安を持っている人にお勧めしたい本でした。

  • 2012/2/26読了。セミナーで勧められて。この本も、共働き中とか子育て中の人が読むと、よりうんうん、ってなるのかも。でも勉強になりました。卒論を書いていたころを思い出す。
    以下、メモ。
    ・女性総合職の言葉「わが家に専業主婦がほしい!」…分かる気がする!!
    ・3歳児神話の話。そのもとになったといわれる研究をしていたボウルビィ自身が、「母親以外の養育者が母親と同じような方法で継続的に養育できる場合には悪影響はない」とも主張していたことはあまり知られていない
    ・「仕事に制約がある時期に鍛えられた人は、その時期を過ぎて思いっきり働けるようになったら、以前にまして力を発揮できるはず。子育ては『大リーグボール養成ギブス』のようなもの」
    ・専業主婦家庭であっても、家事・育児のうち、育児については分担方法については配慮が必要なのではないか。子どもは従来多くの大人に囲まれて育ってきたはず。夫婦の収入の多寡にかかわらず、バランスよく分担したほうが子どもにとっていいのではないか
    ・(子育てしながら働く場合に)意外に乗り越えられないのが「自分自身の意識」。子どもにあれもこれもしてやれない、と考えるのではなく、子どもは保育園で充実した生活を送っているとプラスに捉えること。両立の一番のコツは「おおらかさ」
    ・助っ人の確保。子どもが病気をした際の預け先。病後児保育。
    ・固定的役割分担意識の弊害は共働きの母親だけの問題ではない。専業主婦家庭の困難、孤独と父親不在の関係は大きい
    ・職場では「図太さ」「マナー」「コミュニケーション」が大切
    ・学童保育の必要性について。(以下は自分の感想→)やはり小学校1年生に家で一人で留守番をさせることが心配な親は多いのかも。学童って延長(夜間の)とかってしてないのかな?あと病気のときの預かりとかあるのかな?子どもが病気のときくらい休んであげたいような気もするけど、そうもいかないときもあるよね、と会社で働いていると思う。そういうときの受け皿って何があるんだろう。

  • 共働きで子どもが欲しいけど仕事どうしよう…と悩んでいる人にオススメ。たぶんいろいろ調べたらわかるんだろうけど、保育所とか自治体の支援についての情報と活用の仕方を中心に書かれており、なんとかなりそうと思えてくる。家に母親がいることが良いというのは思いこみであって、自分たちでよく考えて、幸せに生きられたらそれでいい。そういうのを後押ししてくれる。

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著者プロフィール

保育園を考える親の会代表。ジャーナリスト。保育園に子どもを預けて出版社に勤務、第1子の学童保育卒業を機に独立。国や自治体の保育関係の委員会、保育施設評価業務などにもたずさわる。おもな著書に『共働きを成功させる5つの鉄則』(集英社)、『保育園は誰のもの』(岩波書店)、『保育の質を考える』(共著、明石書店)、他多数。

「2021年 『後悔しない保育園・こども園の選び方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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