アメリカの保守本流 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087202106

作品紹介・あらすじ

イラク侵攻を主導し、いまやホワイトハウスを牛耳るアメリカの新保守主義者、いわゆるネオコンとはいったい何者なのか。彼らを動かす軍事シンクタンクの思想は、アメリカ国民をどこに誘導しようというのか。彼らの活動資金は、どこからでているのか。ブッシュ大統領を侵攻へと駆り立てたのは、石油利権などではない。現在のアメリカの権力構造を理解しようとするなら、保守本流の深層、「鉄道資本」と「石炭産業」の歴史をまずひもとく必要がある。そして、その保守を変容させるネオコンこそが、アメリカを、さらに世界を危機に追いやっているのだ。

感想・レビュー・書評

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  • いつもの広瀬さんの本。

  • [ 内容 ]
    イラク侵攻を主導し、いまやホワイトハウスを牛耳るアメリカの新保守主義者、いわゆるネオコンとはいったい何者なのか。
    彼らを動かす軍事シンクタンクの思想は、アメリカ国民をどこに誘導しようというのか。
    彼らの活動資金は、どこからでているのか。
    ブッシュ大統領を侵攻へと駆り立てたのは、石油利権などではない。
    現在のアメリカの権力構造を理解しようとするなら、保守本流の深層、「鉄道資本」と「石炭産業」の歴史をまずひもとく必要がある。
    そして、その保守を変容させるネオコンこそが、アメリカを、さらに世界を危機に追いやっているのだ。

    [ 目次 ]
    序 アメリカの暴走
    第1章 保守本流とネオコン(黒幕ビル・クリストルとネオコン七人組;過去のユダヤ人の反体制・反戦運動 ほか)
    第2章 アメリカの鉄道資本とは何か(大陸横断ユニオン・パシフィック鉄道;アメリカ史を動かす鉄道会社とスタンフォード大学 ほか)
    第3章 保守派のマーチャント・バンカー(メリル・リンチとブッシュ・ファミリー;軍需財閥、ボーイングとロッキード・マーティン ほか)
    第4章 シンクタンクがばらまく軍事思想(マードックとロスチャイルド人脈による煽動プロパガンダ;シンクタンク人脈が進めるアジアの友好破壊工作 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 序 アメリカの暴走
    第一章 保守本流とネオコン
     ・ネオコンはユダヤからの移民を先祖に持つ"シオニスト"である
     ・911後のネオコン
     ・ネオコンにはロスチャイルド系唐金が出ている
     ・ネオコンは石油利権のために動いているのではない。石油利権のためであれば中東を民主化しない方がアメリカのためになる
     ・ブッシュ政権の閣僚のうち、ブッシュやチェイニーなどはネオコンではなく保守本流である
     ・保守本流は、アメリカ国内の鉄道資本・石炭作業の支援がある
     ・アメリカの電力の半分は石炭から算出されている。石油は3パーセントにすぎない。

    第二章 アメリカの鉄道資本とは何か
    第三章 保守派のマーチャント・バンカー
    第四章 シンクタンクがばらまく軍事思想

  • 鉄道資本、石炭産業がルーツとのこと

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著者プロフィール

京都府生まれ。1986年、京都府立大学文学部卒業。
1991年、大阪市立大学大学院臨床心理学分野後期博士課程(単位取得退学)。2006年、ISAP (International School of Analytical Psychology), Zurich修了、ユング派分析家。
現在、帝塚山学院大学人間科学部心理学科教授、北大阪こころのスペース代表、臨床心理士、公認心理師。

共著書に『キーワードコレクション カウンセリング心理学』、『現代社会と臨床心理学』、『心理療法ハンドブック』、『心理臨床大事典』ほか。共訳書に『ユングの世界』。

「2021年 『セラピーと心の変化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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