ヒンドゥー教巡礼 (集英社新書)

  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087202816

作品紹介・あらすじ

インド、ネパール、バリ島。ヒンドゥー教の聖地を巡り、「聖なるもの」を求め、感じる旅が始まる-。ヒンドゥー教は、世界最大の多神教であり、七福神のひとり弁財天が、ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーであるなど、日本の信仰、文化にも深く影響を与えてきた。また、ヒンドゥー教徒が宗教を掲げて他国に攻め入ったことはないが、現在、インド、バリではイスラム教と、ネパールではマオイストとの間にも新たな軋轢が生じてきている。本書では、特定の創始者、教祖をもたないヒンドゥー教の教義、伝統、祭祀、神々の概念などを、各地域の聖なる土地、霊場を巡礼しながらわかりやすく解説し、ヒンドゥー的なるものの、さらには宗教そのものの本質にまで考察を進める。

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んでいると、インドへの興味がどんどん増していきます。これまで知らなかったインドの聖地や文化をこの本で学ぶことができました。

    僧侶である私にとってインドの仏跡は馴染み深いものではありましたが、ヒンドゥー教の聖地となるとほとんどわかりませんでした。ですがこの本のおかげで「ここはぜひ行きたい!」というビジョンがはっきりとしてきました。これはありがたい案内書です。

    新書ということで手にとりやすく、写真も豊富ですので気軽に楽しめる素晴らしい一冊です。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

  • 2018/03/30 17:09:52

  • [ 内容 ]
    インド、ネパール、バリ島。
    ヒンドゥー教の聖地を巡り、「聖なるもの」を求め、感じる旅が始まる―。
    ヒンドゥー教は、世界最大の多神教であり、七福神のひとり弁財天が、ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーであるなど、日本の信仰、文化にも深く影響を与えてきた。
    また、ヒンドゥー教徒が宗教を掲げて他国に攻め入ったことはないが、現在、インド、バリではイスラム教と、ネパールではマオイストとの間にも新たな軋轢が生じてきている。本書では、特定の創始者、教祖をもたないヒンドゥー教の教義、伝統、祭祀、神々の概念などを、各地域の聖なる土地、霊場を巡礼しながらわかりやすく解説し、ヒンドゥー的なるものの、さらには宗教そのものの本質にまで考察を進める。

    [ 目次 ]
    序章 大地を歩く
    第1章 神々のすがた―デリー
    第2章 ガンジスの水―ハリドワール、ヴァーラーナシー
    第3章 ヨーガと供養祭―プネー
    第4章 インド哲学とコンピューター―プネー
    第5章 首都の変貌―カトマンドゥ
    第6章 ディワリ祭の万灯―カトマンドゥ
    第7章 たましいが降りる―カトマンドゥ
    第8章 シヴァ神の太鼓―カーンチープラム、マドゥライ
    第9章 浄化されるたましい―バリ
    第10章 女神カーリーと血―コルカタ
    第11章 ラーマクリシュナと近代ヒンドゥー教―コルカタ

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    [ 参考となる書評 ]

  • インド、バリ、カトマンズなどヒンドゥー縁の地を訪問。ヒンドゥーはカーストによって成り立っていると思うとなんだか複雑な気持ちだ。

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著者プロフィール

国立民族学博物館名誉教授。比較宗教学、インド宗教思想史、仏教学。
1966年名古屋大学文学部大学院修士課程修了、1970 年ハーバード大学大学院Ph.D、1985年名大文学博士。1973年名古屋大学文学部助教授、1982年国立民族学博物館助教授併任、1989年名大および民博教授、1992 年総合研究大学院大学教授併任、愛知学院大学文学部国際学科教授を経て現職。
主著に『空の実践―ブッディスト・セオロジーⅣ』『ヨーガと浄土―ブッディスト・セオロジーⅤ』(講談社選書メチエ)、『ヒンドゥー神話の神々』(せりか書房) 、『ブッダから、ほとけへ 原点から読み解く日本の仏教思想』『聖なるものの「かたち」―ユーラシア文明を旅する』(岩波書店)、『弥勒の来た道』(NHK ブックス)、『仏教史 第1巻 仏教の源泉』『仏教史 第2巻 仏教の展開』(西日本出版社)など多数。

「2024年 『仏教学者、キリスト教徒の問いに答える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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