ヤバいぜっ! デジタル日本 ―ハイブリッド・スタイルのススメ (集英社新書)
- 集英社 (2006年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087203455
感想・レビュー・書評
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高城剛さんが2006年に書いたITや文化の未来を書いた本。iPhoneやツイッターなどのSNSニコニコ動画のようなものが出てくると予言している。高城さんの言っていることは大体当たるので預言書のつもりで読めばいいんだなと理解。「本当に大切なものは、インターネットに流れたりしない」という言葉が一番心に刺さった。
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日本がITで覇権を取れなかった背景がわかる本。この本が書かれた2006年時点で既に勝負の行方は決まっていた。
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この頃はまだ面白い話が多かった。
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2006年に出版された本を2012年1月に読みました。この方、すごいなー。奥さんももう少しきちんと探せばよかったのに・・・。
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ハイブリッドスタイルのススメ
ヤバい=cool IT=インフォメーション•テクノロジー=情報技術 =数字化したものを伝える技術とサービス デジット=数字 デジタル=数字化すること
iPodの勝利はスタイル 時代の美学 iPodは、ライブの代替 石油製品のレコードやCDのアンチ
コンテンツ【contents】
1 内容物。中身。
2 書籍の目次。
3 インターネットやケーブルテレビなどの情報サービスにおいて、提供される文書・音声・映像・ゲームソフトなどの個々の情報のこと。デジタルコンテンツ。
冬のソナタ 昭和感 トランス イスラエル
死が身近にある人は強い
ノンリニア‐へんしゅう〔‐ヘンシフ〕【ノンリニア編集】《 non-linear editing 》ハードディスクなどの記憶装置に取り込んだデジタル化した画像データをもとに、コンピューターで編集作業を行うこと。テープメディアを用いたリニア編集に対応する。
マルチスペシャリスト
近未来考古学▶AKIRA 攻殻機動隊
移動距離とアイデアは比例する
情報に対する対抗 情報を制限して、自分の身体を鍛えたら何か変わるのではないか?
わかるにはどうするか、というアプローチ。
B-CASカード =海外の家電メーカーの締め出し。
沢尻エリカ -
『ヤバイとはvery badとvery coolのWミーニング。』
2006年発行の高城剛の日本・日本人への警鐘。
クリエイターになりたいとは思わないけれど、マルチでハイブリットに自分を磨き、自分のスタイルを作るってのは大切とおもう。
特に関係ないけど、最近ヤバイ〈Cool〉と思ったのは、
・NHKでやってたHOTSPOT特集
・伊勢神宮の森
・利尻のネイチャーガイド渡辺さん
・instagram
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第1章 ITとデジタルの終焉
ーインターネットの現在、過去、未来
第2章 ブランド「日本」
ー国家ブランディングとしてのコンテンツ戦略
第3章 ハイブリッド日本人の提案
ースタイル・クリエイティブの時代
とても長いあとがきを最後に
あとがきのあとがき
付録 高城式次世代キーワード33
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エリカ様とのあれやこれやで騒がしいハイパー・メディア・クリエイター氏の著作。
上記のような先入観でよく知らないけどひいたところから見つめていた私ですが、
コミュニケーションの訳語は“思いやり”、という高城さんの意見に
ものすごーく納得したので興味を持ち読みはじめてみました。
2006年出版時に、今後10年のデジタル時代を予測するという名目で書かれた本。
現在およそ5年後ですが、古い感じがしないのがさすがですね。
そして実際、結構言い当てている。
これからは2つ以上のものごとを同時に組み合わせるハイブリッド時代だとか、
文字から画像、そして映像へとか(ケータイ動画、Ustみたいな)、
携帯トリプルX(スマートフォンにあたるでしょう)が世界を席巻するとか。
で、どうしてこんな風に未来を予測できるのかというと、
彼は技術やコンテンツよりも、“スタイル”の提案を重視しているから。
人々の生活が今どんな風で、じゃあこの隙間にこんなものがはまるんじゃないか、みたいな。
(テレビを見ながら意見交換、いつでも持ち歩けるケータイの多機能化)
広告でもこれは大切な視点だよなーと思いました。
自分なりに時代を読み解いて未来を予測してみることって大事だな。
自分流の未来を思い描いて、思い立ったら世界中どこでも行って、
何でもやってみるその姿勢は単純にすごいなと思いました。 -
津田大介氏からTweetで薦めて頂いて即amazon注文した本。2006年に発売された本だと考えると、高城氏の予言者ぶりがヤバい。クリエーションを続けながら本質を見抜く目を養い、目利きができる方なのだろう。引用したい箇所が多かった。コンテンツについての予言で留めたのは、映像中心になるであろうこと、アニメではないアニメ的な実写コンテンツが出てくること。そのクリエイティビティの源は漫画。ただ、このアニメ・漫画系コンテンツについては本題ではないからか本質的な深い考察はなく、東浩之氏のゲーム的リアリズムを頭に置きながら読んだ。それから、インターネットへのコンテンツ流通のハードルが著作権であること、高城氏もクリエイティブ・コモンズの次を考えているという下りから、著作権問題に人モノカネを投資して動くのは誰なのか、それはどの組織でもできるわけでもなく、ビジネス的にどうチャンスなのか、と考えながら読んでいた。
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[ 内容 ]
ヤバいとはvery badとvary coolのWミーニング。
世界各地を飛び回る著者が、情報最先端の事象を紹介しつつ日本人の知らない日本と日本人を論じる。
世界から取り残されてしまったIT戦略をこのままにしていいのか?
国家ブランド戦略をきちんと立てなくていいのか?
日本が世界に広めたハイブリッド車のように、異なる要素を組み合わせて新しいスタイルを創ろう、それこそが日本人の得意分野で、世界から「クールでヤバい」と評価されるはずじゃないか?
日本への憂慮と愛が溢れる、元気の出る本。
今後10年間のデジタル社会の変化を予言する書でもある。
[ 目次 ]
第1章 ITとデジタルの終焉―インターネットの現在、過去、未来(ITとは、デジタルとは、何だったのか? 情報デブの正体 情報選択力 ほか)
第2章 ブランド「日本」―国家ブランディングとしてのコンテンツ戦略(世界の中の正しい日本 日本の音楽業界の失敗 2011年デジタル波問題 ほか)
第3章 ハイブリッド日本人の提案―スタイル・クリエイティブの時代(新しい日本の文化スタイルが、なぜ必要か? 日本におけるコンテンツ教育の今後 日本のクリエイターが育たない ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
やばいぜ!デジタル日本人 高城剛
めっちゃ読みやすいんで、二時間半くらいで読み終わりました。
ちょっと古い本だけど、だからこそ今の世の中を予見している節があって面白いです。
内容は、今の日本の競争力の低さをITの視点から考えていて、いくつかここでも挙げておく。
・著作権など、知的財産に対する意識の低さ
・それに付随して、著作権保護という理由でコピーすることを否定する法律(高城剛はコピーアンドペーストから、新しいものが生まれると考える)
・ ITは携帯電話にウエイトが置かれていくだろうというのに、日本は世界と違う規格でケイタイがあるため、どんどん置いていかれている。
また、さらに
・日本という国のブランド戦略が甘い。(観光地としてあまりにお粗末な国際戦略)
・癒し、スローという考えがこの変化のスピードが早まりつつある世界に対応できない。
どうだろう、みなうなずける事だと思う。
本当に日本は危ういと思う。国際競争力がどんどん低下している。世界に負けない産業は自動車くらいで、後はどんどん停滞。自動車もトヨタがリコール問題でたたかれ始めている。
国は国で、変化のない政治家どうしのつぶしあい。誰がやっても日本を変えれないという絶望感。
最近kindleという電子書籍も日本だけは読むことができないサービスとなった。(英語を勉強しないと。。)
こういった現状に対して、高城剛は「style」を持つことを提案している。
例えば、ipodも一昔前からすると新しいスタイルだ。音楽を何千曲と持ち運ぶという発想。webで欲しい曲だけを買うという方法。
どれも新しいスタイルの提案といえる。
日本独自のスタイル。ここでは今までのものを組み合わせて、ハイブリッドにすることを提案している。
日本が世界に発信していくのは、日本の文化から新たに生み出されたスタイルなんだと。
うーん、今までで一番シンプルな本やったのにうまくまとまんないな。 本当に読みやすいから、一度読んでみて欲しい。
ところで、前に魅力的な人とはどういう人間かについて、友達と話したことがある。
そこで、自分のスタイルを持っている事が大切だと聞いたことがある。
そこでのスタイルとは、自分のポリシーを持ち、自分だけの情報を持っている人を「style」として話したことがあった。
日本のstyle、そして自分のstyle。自分のスタイルを持ち、それを人に発信できるような人になれたら、かっこいいんだろうな。