ヤバいぜっ! デジタル日本 ―ハイブリッド・スタイルのススメ (集英社新書)
- 集英社 (2006年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087203455
作品紹介・あらすじ
ヤバいとはvery badとvary coolのWミーニング。世界各地を飛び回る著者が、情報最先端の事象を紹介しつつ日本人の知らない日本と日本人を論じる。世界から取り残されてしまったIT戦略をこのままにしていいのか?国家ブランド戦略をきちんと立てなくていいのか?日本が世界に広めたハイブリッド車のように、異なる要素を組み合わせて新しいスタイルを創ろう、それこそが日本人の得意分野で、世界から「クールでヤバい」と評価されるはずじゃないか?日本への憂慮と愛が溢れる、元気の出る本。今後10年間のデジタル社会の変化を予言する書でもある。
感想・レビュー・書評
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高城剛さんが2006年に書いたITや文化の未来を書いた本。iPhoneやツイッターなどのSNSニコニコ動画のようなものが出てくると予言している。高城さんの言っていることは大体当たるので預言書のつもりで読めばいいんだなと理解。「本当に大切なものは、インターネットに流れたりしない」という言葉が一番心に刺さった。
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日本がITで覇権を取れなかった背景がわかる本。この本が書かれた2006年時点で既に勝負の行方は決まっていた。
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『情報の呼吸法』推薦本。
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新書
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サブタイトルに「ハイブリッド・スタイルのススメ」とあり、ノマド的な生き方・働き方について著者がみずからの考えを語った本だと思って手に取ったのですが、日本の産業や社会のあり方についての提言といった内容の本でした。帯に書かれている「映像作家&DJ/高城剛のNIPPON改造講座」ということばのほうが、本書の内容をよく表わしているように思います。
ただ、日本の進むべき新たな方向性をさぐり、提言をおこなうという内容にしては、既存の社会構造・産業構造についての正確な分析を踏まえていないところが気になってしまいます。そのため、著者のような先端的なセンスの持ち主にとってはインスピレーションをもたらしてくれる本として読めるのでしょうが、そうでないわたくしのような読者にとっては単なる思いつきをならべているだけのように思えてしまいます。 -
この頃はまだ面白い話が多かった。
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前半は著作権や放送通信融合等制度、仕組みや考えが技術の進歩についていけずギャップがあるところに対し斬新な視点で切り込んであり、結構色々な示唆を受けた。
後半部は何が言いたいのかよく分からなくなってきた。
新書一冊はある程度のページ数が最低必要という事情があるのかも知れないが、少し残念。 -
これからは「スタイル」、つまり既存の何かと何かを組み合わせて新しい何かを生み出す時代。
&携帯電話という文明の利器をこれほどクールに使いこなせる国は世界広しと言えども日本くらいなのである。
今こそ、日本人にしか生み出せないハイブリッドなカルチャーを世界に輸出せよ!
といった趣旨のことを高城HMCが熱く語る。