心もからだも「冷え」が万病のもと (集英社新書 378I)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087203783

感想・レビュー・書評

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  • 冷えが万病のもとになることを説いた一冊。

    途中までは普通に勉強になったが、最後にホメオパシーとフラワーエッセンスが出てきて、信憑性が下がったのが残念。

  • 私は中国で生活しています。その健康文化の真髄が、「体を冷やさない」ことです。
    今では、少なくなりましたが、ビールもちょっと昔まで、冷えたものは、なかなか、
    ありませんでした。冷蔵庫に清涼飲料水を置いているのが、珍しい時期もありました。

    ご飯は、「温かいモノ」を食べるのが基本です。
    コンビニに、おにぎりがあったら、日本人は温めるでしょうか?
    中国人なら9割は、温めます。それも、かなり温めます。

    「冷えたものをカラダに入れるのはよくない」、この考えは、中国人の方なら誰でも知っています。
    一方、日本人は、どうでしょうか?冷たいモノを平気でカラダに入れますし、
    それが普通と思ってるのではないでしょうか?

    著者は、体の不調から、世の中のあらゆる不調は、「冷え」にあると考えています。
    それは、いくらないだろうと、少し思う部分はありますが、それぐらい言わないと、
    現代の「冷え」を治癒することは、できないかもしれません。

  • 「からだ」の冷えだけでなく「心」の冷えも、万病のもとになるというアプローチが面白いと思って手に取った本。

    医師として、病気になる原因に「冷え」が非常に関わっているということが、診てきた患者の多くの事例を通して紹介されている。
    信憑性のある内容と思いながら斜め読み。

    冷えが良くないというのは、なんとなく自分でも分かっていたけれど、確信に変わった。気を付けようと思う。
    予防に関することは、普通のことが書かれていた。
    画期的な予防/治療方法を求めがちだけれど、病気と健康に対する日々の意識の持ち方と行動の積み重ねのみが、予防につながるということなのかな。

    死を受入れる医療の考え方には、とても共感した。
    人間いつかは死ぬ。それが病気による場合、患者としても、身の振り方を手綱を取ってちゃんと考えたいと思った。
    医師、医療現場を含め、試行錯誤中のこのターミナル・ケアという考え方が、当たり前のように浸透していって欲しいと思う。

  • 交感神経の緊張と冷え、免疫機能の低下というのは納得。また、冷えている部分が太るというのも面白い。

  • S493.14-シユ-0378 200024891

  •  「冷えは万病のもと」は漢方における基本的な考え方。西洋医学が中心となっている現代では眉唾と考えてしまうこともあるが、よく考えてみてほしい。たしかに病気の原因はウイルス、細菌、ストレス、外傷、薬物の副作用など多彩ではある。しかし生物には自然回復する能力があることを否定する人はまずいないだろう。その能力の中心となっているものが「熱」というエネルギー。こうしたことを考慮すると、体を冷やすことが体に変調をきたす原因となるという説明は説得力がある。というよりも「変調した体を元に戻すことを阻害する」といったほうが正確かもしれない。

     著者は身体的な病に限定せず、精神的なものにも「冷え」が関与しているという。そもそも精神疾患の原因として身体が関わっていることは間違いない。体のあちこちに痛みがあって、それが継続すると強力な精神的ダメージを負うということは多くの人が経験することである。デカルトを完全否定するわけではないが、心と体は一つであることは疑いようがない。さらに「冷え」といえば「外気によって体が冷やされる」という因果関係を想像しがちであるが、これだけには限らない。他人に冷たい対応をされて「ひんやり」とでもいうような思いをすることもあるだろう。これも「冷え」といえる現象である。

     東洋医学を取り入れた治療法を模索している医師が最近増えつつあるが、本書の著者もその一人。あくまでも想像ではあるが、こうした傾向が生まれた原因は癌患者の増加なのではないだろうか。信頼できる治療法が確立されない状況で人間本来の自己回復能力に目を向けることがなければ、科学的手法以外には選択肢を求めることはなかったように思う。強力な薬品投与も大掛かりな手術も医師の関与なしには実行しえない。しかし、漢方やアーユルヴェーダといった東洋医学には個々人によることを想定した施術が数多くある。それらのなかからリスクの少ないものだけでも研究かつ実行してみる価値は大いにあるだろう。

  • 「冷え」なんて、女性固有のものだし、暑がりな自分にはいっさい関係ない!!
    そう考えていましたが、妻から是非、川嶋さんの考え方を身につけた方が良いと指摘されて読んだ一冊です。
    「冷え」が病気を呼び、心も冷やし、という一連の内容に驚きを隠せませんでした。西洋医学と東洋医学を含めた統合医療の立場の先生の「冷え」改善論だけに、信憑性を感じました。健康に意識を高めている方は、是非、ご一読をオススメします。

  • 第一章:働き盛りの男たちをむしばむ<冷え>
     心の病も<冷え>から
    第二章:日本中が冷えている
     <冷え>を自覚しない現代人
     <冷え>は万病のもと
    第三章:セルフチェックーあなたはどれくらい冷えている
     冷蔵庫が人間を冷やしている
     運動不足で体温が上がらない
     ストレスが体を冷やす
    第四章:<冷え>はこうしてがんや病気になる
     <冷え>はあらゆる病気の入口です
     子どもたちのアレルギー
     がんも<冷え>から
    第五章:心も冷える
     体が冷えれば心も冷える
     働き盛りのがんは心の<冷え>から?
    第六章:キレる子どもは冷えている
     お腹に浮きでる二本の筋肉
     冷たい離乳食とアイスクリーム
    第七章:<冷え>が男をおびやかす
     更年期という<冷え>
     腰痛・膝痛と<冷え>との関係
    第八章:冷える生き方していませんか?
     病気の原因はあなた自身にある
     若年性がんの秘密
    第九章:さあ、温めて<冷え>退治!
     体を温める食べ物
     消炎鎮痛剤をやめる
     ストレスを減らす
    第十章:統合医療の現場からー<冷え>を根治するさまざまな医療
     鍼やヨガも医療とよぶ時代ー相補(補完)・代替治療<CAM>とは
     近代西洋医学と、どう折り合うのか

  • ダイエットにもあらゆる身体の不調にも「身体を温めて症状緩和」 がんにもなりにくくなる、免疫力、脂肪燃焼力も高まる。本に載っていた爪をもむ方法をやってみて5分経過。わあ、身体がポカポカしてきた!手の爪には動脈と静脈が切り替わるポイントが集まっているのでここの血行を良くすれば温まるそうです。湯たんぽ使いより手軽で効果を感じました。

  • 医師が西洋医学を否定せず冷えの改善の重要性を訴えている
    ただいつもごとく出てくるのが安保理論
    そういった意味では安保氏は偉大なのかもしれない
    こころがひえているという言い回しはあたらしいが
    ケースの紹介という感じでかかれており筆者の主観が
    おおきいような気もする
    だだ漢方や他の代替医療の紹介が行われており
    まとめた表がわかりやすくてよかった

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著者プロフィール

1957年、東京都生まれ。東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授、一般財団法人東洋医学研究所附属クリニック自然医療部門担当、医学博士。北海道大学医学部卒業後、東京女子医科大学入局。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院、東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長などを経て、2014年4月から現職。漢方をはじめとするさまざまな代替、伝統医療を取り入れ、西洋近代医学と統合した医療を実践。西洋医学での専門は腎臓病、膠原病、高血圧など。日本統合医療学会理事、日本抗加齢医学会評議員。10万部のベストセラー『医者が教える 人が死ぬときに後悔する34のリスト』(アスコム)のほか、『医者にはがんは治せない 自分の力で病気を治す30の方法』『逆に病気を呼び込んでいる44の健康法』(ともに小社刊)など著書多数。

「2020年 『こむら返りは自分で治せる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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