専門医が語る 毛髪科学最前線 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087204919

作品紹介・あらすじ

日本では一二〇〇万人以上が悩んでいると言われている男性型脱毛症や、男女を問わずある日突然始まる円形脱毛症。皮膚科学の中でも遅れをとっていた毛髪についての研究だが、分子生物学の研究が進歩した恩恵で「なぜ髪が抜けるのか、薄くなるのか」という謎が解き明かされつつある。男性型脱毛症や円形脱毛症の改善には現在どのような治療法があり、どの程度の治療効果が得られるのか。研究の最前線にいる専門医が抜け毛・薄毛のメカニズムをやさしく解説しながら、最新の治療法を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 阪大で脱毛症の専門外来を担当されている皮膚科専門医による毛髪科学の本。

    この本を読んだ理由:
    フィナステリドが処方可能になる前の時代。禿頭の皮膚科教授と准教授が出張や旅行の度に世界中の所謂「毛生え薬」を試したが、実際に効いた試しはない!と力説していた。結果は誰の目にも明らかだった。フィナステリド上市後の評価はどうなっているのか気になったので。

    3年間の連続内服試験では80%近くの方に「髪の毛がやや増加」する現象が見られたとのこと。ただし波平さん状態まで脱毛が進むとあまり効果は芳しくないらしい。

    シーザーが月桂冠を被ったのはハゲ隠しのためだった!等の歴史ネタから、毛髪についての基礎知識、ミノキシジル、フィナステリドが効く仕組み、毛包単位移植術、男性型脱毛以外の脱毛症、毛髪に関する迷信まで、毛髪に関する知識が網羅されていて面白かった。

  • 私は、ロゲインを使い始めて約8年になるが、はっきりいって効果があったのかなかったのかわからない。それぐらいの(たいした)効果は得られていないということ。ただし、プロペシアを服用し始めて1年になるが、こちらは、はっきりと効果を実感しているところで、薄くなってきた頭頂がふさふさしてきている。この本では、このようなミノキシジルやプロペシアに効果があることや、「わかめやひじきが髪によい。」とか「高い育毛シャンプーが効果がある。」など一般的にいわれていることは、ほとんどウソであることが医学的に書かれている。ほとんどは、既に知っていた内容であったが、なかなか面白くかつ興味深く読めた。

  • 新書

  • 髪が薄くなると、自信を失う人が多いと思います。
    風が強い日、自転車に乗った時、しゃがんだ時など、
    「誰かの視線」が非常に気になることもしばしば。
    第七章を読むだけでも、この本を購入する価値があると思います。
    髪についての誤解や思い込みを検証する章です。
    自身の薄毛の進行が、男性型脱毛症(AGA)の場合、スカルプケアをやろうが、
    わかめなど髪に良いと呼ばれる食品を摂取しようが、あまり意味がないとのこと、
    つまり、科学的事実がない。
    これだけで、今まで、多額のお金を使っていた人は救いになると思う。
    つまり、診断しに行って、まず自分がAGAかどうかを判断してもらい、
    そうなら、薬(商品名 プロペシア)を処方してもらい、
    経過を半年単位で見ていくしかないということである。
    プロペシアの効き目は、臨床実験から80%の人が、抜け毛の止まった(禿げの進行が遅れた)という結果が
    出ているのだから、かなりのものである。副作用も、著者が言うには、心配しなくていいとのこと。
    なので、自分の髪が少なくなったとか、抜け毛がひどいとかと思ったら、
    すぐにでも病院へ診断に行った方がいいということだ。
    くれぐれも、民間企業には行かないようにすることが、禿げの進行を
    食い止める非常に合理的な(金銭的にも)行動ということになる。

  • AGAなど最新の薄毛対策を網羅している。また、毛髪に関する都市伝説の科学的見地からのウソ・ホントが掲載されており読み物としても興味をそそる。

  • 髪の毛に関する非科学的なことが信じられてるんだな〜。髪は大切です。ヘアケアしましょう。

  • 薄毛についてインターネットで調べると、本当に玉石混淆でよく分からない。
    本書は、現役の皮膚科医が、そんな現状を憂い、正しい知識を広めたいという意図から書かれた本である。

    男性性脱毛症をはじめとする脱毛症が、どんなメカニズムで起こるか、そしてその上でどんな治療が行われているか、分かりやすく解説されており、非常にすっきりした。
    ことハゲの話題に関しては、なんとなく俗説を疑わずに信じてしまっていたところがあったので、いかに自分が根拠のない偏見に凝り固り、振り回されているのかを、思い知らされた。

  • ISBN-13: 978-4087204919

  • 科学的、育毛物語。プロペシア・ミノキシジルの効能や、民間療法の検証。育毛剤など、どれでも同じだろうと思っていた俺は間違いだった。

  • [ 内容 ]
    日本では一二〇〇万人以上が悩んでいると言われている男性型脱毛症や、男女を問わずある日突然始まる円形脱毛症。
    皮膚科学の中でも遅れをとっていた毛髪についての研究だが、分子生物学の研究が進歩した恩恵で「なぜ髪が抜けるのか、薄くなるのか」という謎が解き明かされつつある。
    男性型脱毛症や円形脱毛症の改善には現在どのような治療法があり、どの程度の治療効果が得られるのか。
    研究の最前線にいる専門医が抜け毛・薄毛のメカニズムをやさしく解説しながら、最新の治療法を紹介する。

    [ 目次 ]
    第1章 男はなぜハゲるのか
    第2章 薬剤による男性型脱毛症の治療戦略
    第3章 自毛移植による男性型脱毛症治療・最新型カツラ・近未来治療
    第4章 円形脱毛症のメカニズムとさまざまな治療法
    第5章 その他の脱毛症
    第6章 女性の脱毛症は男性と「何」が「どう」違う?
    第7章 髪についての誤解や思いこみを検証する

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