江戸のセンス ――職人の遊びと洒落心 (集英社新書)

  • 集英社
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本棚登録 : 147
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087205008

作品紹介・あらすじ

扇子職人の浅草文扇堂主人が語り尽くす、江戸職人、庶民のセンス、発想、そして粋のスピリット。江戸の職人は円周率も知らないのに、なぜ文様を描けたのか。「見立て」「のぞき」、そして江戸流の「粋」とは。江戸と京都の職人の違い。江戸庶民の通な遊び。江戸のデザインの特徴等々、江戸職人、庶民文化の生き証人とも言うべき荒井修の膨大な知識を、案内人いとうせいこうがとことん引き出す。江戸のセンスが身につく一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸というキーワード
    センスは感覚と扇子

    現代に続く粋 しかし伝統芸能と結びつくとコウカだ
    アルチザン&ギルド 自分で作る道具 の使い方
    歌舞伎の内容を知らないと 分からない 裏に何かが隠れている
    日本独特の形 デザインイメージ色彩

  • どうせあげるんだったら、心を込めてあげるほうがいいでしょ

    「粋」「品」「野暮」
    品のいい粋=「小」とつくこと。小粋、小綺麗、小体

    デザインって、どっかでやっぱりロマンがなきゃだめ。

    会ひたくて 逢ひたくて踏む 薄氷

    のぞきーどれだけ描かないか
    鯨の目だけを描いたほうが、大きく見える

  • 浅草文扇堂主人の荒井修さんの語りをいとうせいこうさんが
    記述してまとめました。
    主に歌舞伎の扇をつくっている荒井さんが、江戸の文化やならわしなど扇をつくるために、勉強し、経験した今更ながら息をのむようなお話の数々、、、。
    代々伝わる由緒正しい店の跡取りだけあって、幼少時代からのまわりにいた大人達とのエピソードも目に見えない事ばかりなので楽しく、一気に読んでしまった。

    中には、図解も多く、目からもその江戸センスが見えて
    思わず、うなってしまいます。

  • ●江戸職人のセンスや発想、粋について、浅草文扇堂主人が語りつくす。
    ●「見立て」、「のぞき」といった江戸のデザインについての話が興味深かった。

  • 私こだわってます。
    これは野暮ですよ。

  • 2014/3/8購入

  • のぞき。
    見立て。
    想像と妄想。
    手ぬぐいあわせしたい。

  • 日本人の美的感覚というか、江戸人の粋の感覚を味わえる一冊。
    私的には名著だと思うのですが。

  • 今も「江戸の粋」はこうやって残っているのか!と、感動しました。浅草・文扇堂の主人、荒井修さんのはなしをいとうせいこうさんが纏めています。

    「差し金」の使い方は驚き。西洋の数学とは違う形で発展し、職人を支えた江戸の数学と美学。あの時代が今の日本を支えているのかもしれません。

    歌舞伎や落語、芸者衆との交流も、サラッと言ってるわりにはすごいエピソードが多く楽しめました。

  • 情報は少なめに入れてあとは見た人の想像力に引き出させる。
    知らず知らずの内に制作者側の世界に一歩のぞきこませる。
    ある種連想ゲームのようなものを日ごろから楽しんでいた江戸の人達の話。

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著者プロフィール

いとう せいこう
1961年、東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。『ノーライフキング』でデビュー。『ボタニカル・ライフ ―植物生活―』で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』が三島賞、芥川賞候補となり、第35回野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『ノーライフキング』『鼻に挟み撃ち』『我々の恋愛』『どんぶらこ』『「国境なき医師団」を見に行く』『小説禁止令に賛同する』など。

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