オーガニック革命 (集英社新書)

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  • 集英社
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087205268

感想・レビュー・書評

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  • 石田淳さんが高城さんのシンプルライフを誉めており、たまたま目にしたこの本を手にしてみた。イメージがガラリ。経済についてよく勉強しているし、時代の流れを考えて、何よりも行動している。ものを持たず、今までの価値にとらわれず、健康な食事、生き方を。これからにも期待!

  • 2010年当時の海外オーガニック事情が記された本。
    イギリスでのファーマーズマーケットの紹介や、地産地消のエコ話が多かったと思います。
    海外にいくと、私もスーパーや地元の人が集まる市場など、好んで寄るので、生活に寄り添うところは相変わらず好感が持てました。

    とはいえ。
    イギリスも都市部のロンドンと田舎では様子が異なるだろうし、
    日本も都市部の中でも様子が異なるし、
    アメリカも州によって全然雰囲気異なる上に法律も違う時あるので、
    盲信するのではなく、「こういうところもある」という多様な視点のひとつと認識しながら読むのがよいです。リベラル。

    改めて調べてみたけれど、全然面積違う。。。
    ・イギリスの国土 およそ24万km2
    ・日本の国土 およそ37万km2
    ・米国の国土 およそ963万km2
     引用元:世界の国の面積・日本との比較
     https://www.benricho.org/chimei/Memseki_hikaku_World/

  • 2016年76冊目
    世界中を旅する高城剛氏がイギリスロンドンでであった概念。それが「オーガニック」
    金融危機のさなかのロンドンでいかにオーガニックというライフスタイルが発達したのか。
    また、オーガニックとはどういう概念かを解説してくれています。
    自分の食べるもの、身に着けているもの。それがどこから来たものでどのように作られたのかを知るということが大事であるということを感じさせます。
    また、にわとり(いわゆる鶏肉)をロンドンで区別する仕方、表現、これにははっとさせられました。

  • オーガニック革命 (集英社新書 526B)

  • エコ、グリーン、オーガニックの違いが分からない典型的な日本人の自分には、この本を読んでもイマイチピンとこない。書いてあるとおり、土に触れなければ分からないことなんだろう。ただ、筆者が抱いている日本人の食ならびに、世界の動きに対する無関心への不安を感じた。

  • 20世紀的な、アメリカ的ないまの消費、効率化社会から少しでもオーガニックに、食に生き方にこだわるのが21世紀的な生き方なのではないか。

    大半が歴史的な政治・経済の話で、「いつ出てくる、オーガニック」と中盤思ったけど、後半ググッと来た。おもしろい。

    なぜイギリスがオーガニックのルーツなのか?どれだけオーガニックなのか?いままで知らなかったけどなるほど納得。そして、マーケット行きたい。などなど再読希望。

  • この頃はまだ面白い話が多かった。

  • 高城さんのLIFEを描いた本って感じ。オーガニック。ガにアクセントが本物です。自分の生き方はいろんな風にかっこ良くできる

  • 社会改革をまつのではなく、
    無理に自分の考え方を変える努力をするでもなく
    住む場所を変えるだけ。
    目的は客観的な目を養い、
    自分のすすむべき正しい道を見つけることにほかならない。

    オーガニックが単なる食べ物の話ではなく、
    ライフスタイルそのものである。

    王室も実践するオーガニック

    イギリスの給食がひどい理由は、
    サッチャー時代の福祉削減政策で、給食予算が大幅に削減されたから。
    ジェイミーオリバーは現状を変えるべく立ち上がった。Jamie's school dinnersというドキュメンタリーに。

    ”free range”フリーレンジ
    鶏を野外の自由に動き回れる環境で飼育する方法のこと。

    グリーン革命
    前ロンドン市長 ケン・リヴィングストン
    ユニークな施策をいくつも打ち出した。

    イギリス全土でファーマーズマーケットを運営しているThe National Farmers' Retail&Markets Association(FARMA)
    全国各地のマーケット情報を調べられる。
    ロンドン市内なら
    London Farmers' Markets.のサイトで。

    日本の農産物のうち、有機が占める割合は0.16%(2006)
    労力がかかるわりには利益が薄い。
    今の日本には、なぜオーガニックが必要なのかきちんと説明してくれる人が誰もいない。
    要するに、教育の問題。

    思想にこだわるイギリス人、行為にこだわる日本人。
    イギリス人は行為そのものよりも、根底に流れる思想やスピリットを重んじる。

    日本国民全員が江戸時代の食生活に戻ったら、
    すぐに日本の食料自給率は20%くらいあがるだろう。
    1960年当時の日本は米や野菜、魚介類、肉類、果物などほとんどの品目で100%に近い自給率だった。
    食料自給率低下のもっとも大きな原因は
    日本が戦争に負けて、食生活が完全にアメリカ化したことにある。
    パン食や肉食の定着→自給率が低かった小麦等を大量に輸入するという方法が習慣化。米などの自給率の高い品目のシェアが減った。
    日本で作ることができる農作物には限界がある。
    高温多湿で雨が多い日本は小麦や大豆、とうもろこし生産には不向き。家畜の餌としても重要な品目なので、今の食生活が変わらなければ相変わらず輸入に頼らざる負えない。

  • イギリスの歴史とか、なんでイギリスではオーガニックが広まってるのかについて。日本のオーガニックってドロップアウトとか変な思想と絡められがちだけど、本当のオーガニックってそんなことない。

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著者プロフィール

高城 剛(たかしろ つよし)
1964年東京都葛飾区柴又生まれ。
日本大学芸術学部在学中に、「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、ソニー・プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。著書に『世界はすでに破綻しているのか?』『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?』『カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』(集英社)、『ヤバいぜっ! デジタル日本』『オーガニック革命』(集英社新書)、『2035年の世界』(PHP研究所)、『人生を変える南の島々』『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』(パブラボ)などがある。

「2017年 『不老超寿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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