事実婚 新しい愛の形 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 180
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087206197

作品紹介・あらすじ

日本の非婚化・少子化傾向が止まらない。生涯未婚率(五〇歳時の未婚率)は増加の一途で、男性は一八・九%(二〇一〇年)にものぼっている。相手を求める気持ちはあるものの、婚姻制度が時代遅れで重いものであるために人々に結婚を躊躇させ、幸せになる機会を奪っているのだ。事実婚は婚姻届を出さない結婚の形。結婚式を挙げたり一緒に暮らしたり、という点では法律婚と同じだが、入籍しないので姓は変わらず、相手の「家」から距離を置くこともできる。作家渡辺淳一が新しい結婚の形「事実婚」にスポットを当て、現代日本の愛と幸せを問い直す。

感想・レビュー・書評

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  • 2013年23冊目

    事実婚の導入はなぜ日本ではされていないのか。おそらくそれを近年の離婚率低下に結びつけて論じようとした本。

    構成も内容もクオリティが低すぎて残念。昔の人がなぜ日本はまだこうなわだ、となげくだけの読むに値しない本だと思います。

    事実婚を知りたい人はウェブで検索した方がより短い時間で理解することができるでしょう。

    私は事実婚自体は一つの選択肢としてありだと思いますが、この本を勧める気にはなりません。

  • 事実婚はいいと思うけど、名前だけの事実婚なら意味が無い。
    フランスのように、事実婚でもメリットがちゃんとあるようにすれば、出生率も上がり、好きでなくなったら別れればいい。
    子供も自由に両親の間を行き来して、それが当たり前になればいい。
    きっと日本は後何十年もならないと思うけど。
    もっと自由に恋をして、人生何回でもやり直せたらいいのに。

  • スウェーデンの女性(20代後半)の4割が事実婚を選択していて、しかも事実婚の公的制度がある。国によって色々だなあ。

  • 渡辺淳一が、書いた部分は、学部生の卒論並レベル。wikiのコピペか?ってくらい中身がない。スッカスカ。
    後半の対談になると、相手が話すため面白くなる。

  • レビュー省略

  • なぜ事実婚にこだわるのか、そこを自分の中でよく考えなくちゃ。親の理解って大切。

  • 事実婚がもっと認知される世の中になって欲しい。

  • [ 内容 ]
    日本の非婚化・少子化傾向が止まらない。
    生涯未婚率(五〇歳時の未婚率)は増加の一途で、男性は一八・九%(二〇一〇年)にものぼっている。
    相手を求める気持ちはあるものの、婚姻制度が時代遅れで重いものであるために人々に結婚を躊躇させ、幸せになる機会を奪っているのだ。
    事実婚は婚姻届を出さない結婚の形。
    結婚式を挙げたり一緒に暮らしたり、という点では法律婚と同じだが、入籍しないので姓は変わらず、相手の「家」から距離を置くこともできる。
    作家渡辺淳一が新しい結婚の形「事実婚」にスポットを当て、現代日本の愛と幸せを問い直す。

    [ 目次 ]
    事実婚とは
    なぜ若い男女は結婚しないのか
    変わりつつある結婚の形
    事実婚のメリットとデメリット
    対談 福島みずほ×渡辺淳一
    体験記
    女性たちとの座談会
    男性事実婚者との対談
    弁護士との対談

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 渡辺氏の構想する「事実婚」はなかなか興味深かった。ただそうしたビジョンと、別姓を目的に仕方なく事実婚状態にある人とは、多分に別物かと思う。雑誌連載を元にしているためか分量が無理に増やされている感じがした。渡辺氏の地の文と、弁護士との対談だけで十分だろう。

  • 事実婚って一体どんなもんなんだろう?
    という単なる興味本位で読んだ本。

    自分自身の結婚を思い返すと、やっぱりかなりのエネルギーと勢いが必要だった。
    若くないとこの冒険はできんかった。
    面倒くさくて結婚しない人が増えるのは分かる。
    ただ、私は結婚してよかったと思ってる。


    この本には今の社会が抱えている問題を突きつけられたような気がします。

    「多様な価値観を認める」
    うつ病を減らすにも、自殺を減らすにも、社会を明るくするにも結局はこれ。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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