- 本 ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087206296
作品紹介・あらすじ
マリリン・モンローを魅了したサービスの極意とは?
豊富な海外経験を生かし、バイキングや立食パーティーを根付かせるなど、日本のホテル文化に大きな影響を与えた著者が、おもてなしの精神と経営哲学を語る。白洲次郎らVIPとの交流と逸話も。
感想・レビュー・書評
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ホテルには、最高のホスピタリティが詰まっていると考えているが、著者は、己のホテルマン精神に矜持しながらも、常に良いサービスに対する飽くなき探究心を見せていたと感じた。私は帝国ホテルについては、見たことも無いような一庶民だが、鹿鳴館外交時代より続く由緒正しいものであると理解した。ホテルに行く時は、おもてなしを存分に感じよう。
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きっと、縁のないホテルだと思うが、このようなもてホテルはあった方がよい。しかし、最近、話題の某ホテルマンは見習ってほしい。
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著者が86歳の時に書かれた自叙伝的な本。ホテルマンらしい?文体や言い回しが読んでいて心地良かった。いつか帝国ホテルに泊まってみたい。
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読了 20200825
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帝国ホテルの便所掃除から社長まで登り詰めた犬丸一郎氏のサクセスストーリー。
アメリカ人が好みそうな内容でした。
帝国の流儀ってよりも、かなり犬丸氏の自伝に近いな。
華やかかりしライト館時代の帝国。
ソフトの面じゃ帝国はさすがだけど、ハードの面は外資に劣る気がする。
スイートのドライヤーが街の銭湯に置いてるのとさして変わらないってのには萎えたね。 -
父の跡を継ぎ、海外の多くのホテル勤務での経験を経て、帝国ホテルの社長に。
徹底したホテルのサービス内容、関わった様々な人から受けた影響、そして自らの経営論や部下との付き合い方などが語られる。
エリートで育ちの良い家庭の方です。ちょっとベクトルの違う問題かもだが、やはりある程度家が裕福だと可能性も広がるよな、と少なからず思ってしまう私。
しかし、帝国ホテル、泊まったことないけれど、結婚式に列席をした経験はある。エレベーターの照明を明るさにこだわったり、徹底した清掃や接客など、機会があったら見てみたい。個人的に清潔でスタッフの対応の良いホテルは好きだし。
マイホテルでもある日航ホテル(あ、ヒルトンか)も久々にまた泊まり行きたいなぁ。 -
帝国ホテルの黎明期に犬山一郎氏が感じたこと、動いたことがメインに書かれている。
相手の気持ち、最善のサービスを求め今に至った事は素晴らしいと思った。宿泊したことは無いが、洗濯サービスは実際にどんなのか見てみたい。 -
列強各国に劣らぬよう井上馨が鹿鳴館を建設、その横に帝国ホテル。バイキングを始めたのも帝国。上下同じ生地のスーツを着るときはネクタイがマナー。201501
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[ 内容 ]
日本を代表する宿泊施設、帝国ホテル。
父親、自身と二代にわたり帝国ホテル社長を務め、お客様をお迎えしてきた著者。
豊富な海外経験を生かし、今では常識となったバイキングや立食パーティー等のサービスを根付かせるなど日本のホテル文化に大きな影響を与えた著者が、第一級のおもてなしの精神と経営哲学を語る。
また、これまで接したハリウッドスターや各国のVIPのたたずまい、白洲次郎ら名士との交流の逸話を通し、帝国ホテル流のさりげなくも奥行きのある、サービスの流儀を伝える。
[ 目次 ]
チェックイン―百マイナス一はゼロである
第1章 もてなし
第2章 学び
第3章 極み
第4章 育て
第5章 営み
第6章 ふるまい
チェックアウト―後悔しない生き方
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
JUN先生に教えてもらって読みました。帝国ホテル二代目の犬丸一郎さんが書いた、帝国ホテルの歴史とかサービスの発展について書いてある本。
初めてKindleで購入して、ネクサスで読みました。
感想や気になったところを箇条書きで
・普段自分が宿泊している時には気づいていないけど、ホテルという場所にはかなり細やかなサービスが提供されていると知った
・宿泊してる要人が大物すぎる(エリザベス女王とか)
・帝国ホテルのエレベーターは4基まで防弾扉で遮ることができるらしい
・著者は多分嫌味なく書いてるんだろうけど、途中の人脈自慢っぽいところはちょっともやもやする
・「どうしたらいいのか」と上司に聞くのではなく「どうしたいか」を発信する
今は外資系のホテルもたくさん入ってきていますが、戦後すぐの混乱期においても世界の要人をもてなし、今日まで生き残り続けているというのはやはりすごいことなのだろうと思います。
金銭的な裕福さで言えば中の下くらいの家庭環境で育った私にはまぶしすぎる人生ですが、きっとこの人は日本のホテル産業を築くという使命の基に生まれてきた人なのであって、そのためには当然の環境だったのでしょう。と思うことにするw
一度機会があれば、泊まってみたいです。