心を癒す言葉の花束 (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087206487

作品紹介・あらすじ

困難に遭遇したとき、それを乗り越え、よりよく生きるための支えとなるのが先人達が残してくれた「言葉」。キルケゴール、トルストイ、フランクル、ゲーテの著作や聖書、ドイツ・フランスのことわざなどからデーケン先生が40の言葉をよりすぐり、自らの人生に重ね合わせてその意味と味わい方を語る。悲しい別離や立ちはだかる苦難、人生には数々の危機が訪れるが、それらを癒し、希望をもたらしてくれる知恵とあたたかいユーモアに満ちた言葉の数々がここに。

感想・レビュー・書評

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  • 20191220 山王病院にて今、読み終わった。
    たまたま渋谷の図書館で手に取ったこの本だったが、体調不良が続いている自分には、非常にタイミングの良い温かな本に思えた。
    著者はドイツで苦労なさった方でキリスト教の教えも大きいところはあるが、それを押し付けるのでなく、大切な点を分かりやすく説明してくれている。
    死生学が専門、非常に興味があり他の本も読んでみようと思う。

  • 身近に置いときたい本です。

  • デーケン先生は善い方だと心から思う。
    しかし、愛する者を殺された者たちには残酷な言葉の羅列に映るだろう。
    私はそうした遺族たちに本書を勧めない。勧められない。
    キリスト教の独善性は、その外側にいる者の心を切り裂く。
    デーケン先生が善意で純粋な方だと分かっているからこそ、
    その言葉を素直に受け取れない自分は頭がおかしいのではないかと思い悩ませる。
    さまざまな意味で「残酷な本」というのが私の感想である。

  • 再読。
    感謝、ユーモア、今を生きる。

  • [ 内容 ]
    困難に遭遇したとき、それを乗り越え、よりよく生きるための支えとなるのが先人達が残してくれた「言葉」。
    キルケゴール、トルストイ、フランクル、ゲーテの著作や聖書、ドイツ・フランスのことわざなどからデーケン先生が40の言葉をよりすぐり、自らの人生に重ね合わせてその意味と味わい方を語る。
    悲しい別離や立ちはだかる苦難、人生には数々の危機が訪れるが、それらを癒し、希望をもたらしてくれる知恵とあたたかいユーモアに満ちた言葉の数々がここに。

    [ 目次 ]
    第1章 苦しみ
    第2章 光
    第3章 愛
    第4章 勇気
    第5章 受容
    第6章 死
    第7章 希望
    第8章 今を生きる

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 危機をチャンスとして受け取れば、人間の成長と発展のきっかけになる。
    暗闇の中でも小さくてもいいから、光を探しなさい。
    デーケンは小学生時代に、ナチスに反対する父と抵抗をしていた。小学校時代に、優秀でナチの指導者養成学校の選抜メンバーに選ばれたが、断り、学校で疎外感を味わう。いじめの対象になってしまう。
    自分の頭で考えて、自分n良心に従って行動する。
    出る杭になれ。
    つらいときも、苦しいときも、信じる人のそばにはいつも神がいてくださる。自分は一人ぼっちではない。そう思えることはなんと心強く幸福なことか。

    ユーモアとはにもかかわらず、笑うこと。
    自分の愚かさに気づいて笑える人は賢い人。

  • 区立図書館でほかの本を探しているときに、たまたま見つけた。かねてから読んでみたいと思っていたデーケンの著作で、震災後に出版されているものであったので借りて読んでみた。

    タイトルや目次からさまざまな言葉についての観想や勧めのような内容かと思ったが、死生学に基いた、実際的な指針が述べられていて参考になった。

    とりわけ「死別を体験した方への言葉かけ・九つのNGワード」は大事だと感じた。多くの人がこれを知っていると、親切のつもりでかけた言葉で他人を傷つけることがなくなり、無用に傷つく人が減るだろう。

    「悲嘆のプロセスの十二段階」や「死に対する九つの恐怖と不安」、「死へのプロセスの六段階」も、年齢に関わらず、予め知っていることで、実際に事に直面したときにずいぶんと助けになるだろうと思う。

    死ぬと天国に行くというのは、カトリックの一般的な解釈なのだろうか?プロテスタントでは宗派によって、死者も生きている者も最後の時=終末=神の国の到来を希望を持って待ち望んでおり、最後の時に至って初めて再会があると考え、いわゆる「天国」のような中間的なものを認めないこともある。

    引用・参考文献リスト、有り。

  • 有名だった「死の哲学」を受講しなかったことを後悔。

    でも、卒業後の経験があるからこそ、
    いま、デーケン先生の言葉が響くのかもしれない。


    むずかしくなるだろう時代に、
    自分の頭で考えて
    自分の良心に従うことは、
    ものすごくむずかしいかもしれないけど、
    美しく生きたいと思う。

  • 著者は死生学の大家。
    聖書からの引用が多い。死を必然と捉えることで死の受容,生の充実を目指す人生哲学が死生学だろう。

    細けぇことはいいんだよ。神様がついてんだから。うじうじ考えるより,今やるべきことをやれ!

  • 真の愛とは、自分の弱さや醜さ、不完全さもありのままに認めること。
    という言葉に救われた気分でした。

    あとは、「笑い」が免疫力だけでなく、いかに人生にとって大切かということ。

    読み終わってとてもあたたかい気持ちになれました。

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