- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087206982
作品紹介・あらすじ
物質的な意味での満足が幸福ではないことに、日本人は不安を感じつつも気づき始めている。日本人が知らない日本の素晴らしさを米英独の大学で研究員をした後、日本の大学で教鞭をとった著者が論じる。
感想・レビュー・書評
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バブル崩壊後の失われた20年で日本は変わりつつあると指摘する。資本主義に支配された生活スタイルから抜けようとしており、個人の大切なものが、物質的なものから生活、信頼、社会貢献など、かたちのないものへと特に若い世代でシフトしつつある。日本は長い間、政治、国家について考えることを避け、経済に集中してきた。今こそ日本の将来を考える時。日本人が譲歩・妥協で対立を可視化せず、曖昧なままでいるのは、その方が居心地が良いからだか、そうやって自分の考えを抑えて生きていると、やがて自分の考えが無くなってしまう!!
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[ 内容 ]
日本人が知らない日本の素晴らしさとは何か。
90年代バブル崩壊直後に日本に留学し、米英独の大学に研究員として赴任、慶應義塾大学で教鞭をとった著者が、日本社会の希望と新しい幸福観について論じる。
[ 目次 ]
第1章 日本は沈んでいない(失われた二十年とは;資本主義的価値観から抜け出す ほか)
第2章 自分の人生は自らデザインする(一人暮らしをしていた小学生時代;理不尽を受け入れて平穏を手に入れる ほか)
第3章 世代を超えて調和する(学生にノマドを勧めない理由;日本の若者の間で進む幸福の革命 ほか)
第4章 美しく生きる(転職して通用する人材になる;韓国と日本のビジネスマンの違い ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
正論、異文化経験者ならでは視点でいいことがたくさん詰まっているのですが、どういう人に向けて書かれているのか絞られていない印象なのでマイナスしました。
若者に向けてのメッセージ、中高年への提言、どちらかに決めて書いたほうが良かったのでは… -
メインストリームの中にいると、自分がどういう存在かが自ずとわかる。周囲が自分をどう認識しているかによって、自分のアイデンティティが自然に規定されるからだ。したがって自分自身と向き合わなくてもすむ。しかし群れから離れAwayにとびこみ、マイノリティとなったとき、周りは自分を決めてくれない。自分自身とは何者かが問われ、初めて自分んの本質と直面することになる。
これからの社会に求められているのは与えられた問題に答えを出せる人材ではない。自分で問題を作り出す人材。
不安を心配に変えてはならない。 -
日本の良さの再確認
世界の中の日本 -
急激な少子高齢化、経済の長期低迷など、危機的にも思える状況から、多くの人は「日本はこのまま衰退を続けていく」と悲観的な考えを持っています。
しかし著者は、このような意見に異議を唱え、「日本は衰退などしていない。日本人はこれからの時代を生き抜くため、着実に進化を遂げている」と強調しています。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=1202 -
日本在住の韓国人教授による日本の文化擁護論。韓国社会との比較が面白い。
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流し読みやったこともあると思うけど、まとまりがなさすぎないか…。
第一章以外は、章立ての役割が果たされていないように思う。
自分の人生は自分でデザインする。もっともなことが、ずっと書かれている本。そういうところが最近の本っぽい。 -
ステキ紳士だが 小学生の頃から親と離別 貧乏一人暮らし・・