モバイルハウス 三万円で家をつくる (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
3.81
  • (16)
  • (22)
  • (16)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 227
感想 : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087207019

作品紹介・あらすじ

ホームレスの老人からノウハウを学び、予算3万円足らずで建てた「移動できる家=モバイルハウス」。この小さな空間から、土地とは何か、住まいとは何かなど、様々な思考をめぐらす社会実験の記録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 氏を知る人なら言わずもがなだが、主題は「モバイルハウス」でも「三万円」でもない。
    住宅や住むことについての価値観、発想の転換を促すモノである。

    私も今年、牛小屋を自分で改造して住めるようにしたり、その屋根をくり抜いて薪ストーブ用の煙突を設けたりした。
    特に煙突は無理だと思っていたが意外と簡単であった。(まぁ今後それが原因で火事が起こらなければの話だが…)
    何事も、案ずるより産むが小野ヤスシである。
    横山やすしでも良い。(※ただし秋元康はノーサンキューである)
    とにかく、自分の手でやってみることに尽きる。
    上手くいったときの喜びや達成感はひとしおの筈だ。
    もしそれで失敗しても、歯痒くでも楽しい思い出は残る。

    それが業者に言い値で頼んだ場合、得られるものは満足感と優越感くらいだろうか(頼んだことがないので判らない)
    もしそれで仕上がり悪かったり直ぐに不具合が出ようものなら、残るのは歯痒い思い出どろこか怨恨だけのような…

    追伸
    それでも、ローンを組んで家を買う理由
    人間は何らかの奴隷になりたがる生き物である。
    ローン地獄になれば、それ以外のあれこれは考えなくて済む。
    家族のために自分が犠牲になる。
    美談なり…

  • 人の住まい方を変えていく実践だと思う。
    生きて行くのに必要なだけ動植物の命を頂き、無駄な殺生をしないことと同じように、土地を、空間容積を、欲張って所有しようとしないのも大事なことだと、この本を読むと分かります。
    ただ水道とトイレがない家は、自分はまねできません。
    残念です。

  • 【2015/7/22】
    紹介者:米山勝規
    レビュー:米山勝規

    可動式の家が3万円で作れるなんてっ!?
    著者の行動がぶっとんでいて、インパクトのある本。

    自分の考えというのは極端な意見を見比べたときにわかってくる部分もある。
    今から家を建てたいと考えている方に、ひとつの問題意識を提供してくれる本だと思います。

  • 家に対する見方が変わりました。

  • この人の本は2冊めだが、確かにこういう考え方ってあるよな、と一部頷きつつ、かといって積極的に賛成はできかねる、という微妙なずれは前の本といっしょ。なんだろうこの中途半端な感じ。
    この人の提示しているのはひとつの選択肢なんだろうと思う。確かに、自分で小さい家を駐車場に立てて暮らす、という選択肢はある。が、それを言うならダンボールの路上ハウスに住む選択肢だってある。会社で働きつつダンボールハウスに住んじゃいけない理由はない。でもそういう人があまりいないのは、あまり魅力的ではないとみんなが思うからだろう。
    モバイルハウスを作る過程は詳細に出てくるのに、モバイルハウスでの生活があまり出てこないのはどうしてなんだろう。実感として、著者がモバイルハウスに住んでいる、という印象はない。著者の奥さんと娘もモバイルハウスに住んでいるわけではないらしい。作ったところで終わっちゃった感じがする。
    「こうすべき」「こうあるべき」みたいな額縁が先行して、その中に書かれるべき絵の部分が伝わってこないのだ。

  • 車輪を付ければ家にならない!発想からして凄い(鈴木さんの影響があるにせよ)が河川敷で作成してソーラー付きの家を作って駐車場に設置まで確保する件はワクワクする。
    小難しい理屈ではなく行動でカネ中心の社会に一石を投じているところは革命家と呼んで差し支えないと思う。

  • 面白い考え方だった!
    トレーラーハウス等を思案した事があったけど、
    まさか自作するという発想はなかった!
    凄い刺激になりました!ありがとうございます。

  • 今まで他の著作も読んでいるので、目新しさはないがこの人が発するメッセージは心に響く。
    「抗うのは疲れる。泣くのも疲れる。愚痴を言うのは辛い。そうではなく、飄々と、思考し、試し、実践し、それを周りの人々に表明し、伝える。それこそが人間にとっての生活だと思う。

  • いつもの坂口さんの本の焼き直しでした。10ページほどで収まる内容をダラダラと書き流してるだけなので、どこかに要約あればそれを見るのが良いだろうと思います

  • タイトルに惹かれて読んでみるも、その内容は「遊び」ではなく、如何に本気で取り組んでいるかが分かる。ただ、安い家を作るのではなく、そこは従来の家に対する問題提起。家は高いと言う思い込みを、改めて考え直させる作品です。

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1978年、熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。東日本大震災後の2011年5月、故郷熊本で独立国家の樹立を宣言し、新政府総理大臣に就任。その経緯と思想を綴った『独立国家のつくりかた』が話題となった。他の著書に、『現実宿り』『苦しい時は電話して』『自分の薬をつくる』『躁鬱大学』『土になる』など、画集に『Pastel』『Water』がある。音楽、美術の分野でも多彩な活動を行う。

「2021年 『いのっちの手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂口恭平の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
クリス・アンダー...
國分 功一郎
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×