絶景鉄道 地図の旅 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087207217

作品紹介・あらすじ

日本に張り巡らされた三万キロ近い線路は、それぞれ地形と密接な関係にあり、一枚の地形図を見ると、その土地を走る鉄道にまつわる様々な出来事を読み解くことができる。貴重な地図を多数収録した一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 地形図と鉄道に関するエッセイ。
    地形図に関することもありますが、少々無理くりに地形図に結びつけただろうというものもありました。地図には変わりないのですが。
    リラックスして読むには最適な本です。

  • 絶景という文字に騙され掴んで読みはじめて見たら、絶景であろうという場所の説明はあるのだが、地形図を見ていても初心者の私にはよくわからない。
    しかし、そのまま説明を読んでみると、なるほど面白いのである。鉄道の歴史から地形図からおきる様々な事情、鉄道が語る日本の歴史など楽しめる。

    こんなふうに、地図の説明してくれたらさぞかし興味が湧いたであろう「地理の授業」と思ったものである。

  • 感想未記入。

  • 2014年1月刊。
    絶景の廃線跡やスイッチバックなどの鉄道のある風景を、国土地理院の「地形図」だけで思い描いてみるという渋い内容。
    地図と鉄道の両方に造詣が深い今尾さんならではの本ですね。

    タイトルに「絶景」とありますが、図面は地図が主で、写真はほとんどありません。
    でも、時代による線路の移り変わりや、特徴的な線形を地図上で追うのは、なかなか楽しいものです。

    地名や路線名のオンパレードなので、知らない場所や路線の話はちょっと難しいですが、「そこに注目するか!」という視点が面白いです。

    御殿場線がもともとは東海道本線だったというのは全然知りませんでした。
    国府津−小田原−熱海と経由する今の東海道本線の線路は、当時は熱海止まりで「熱海線」と呼ばれていたそうです。

    ↓詳しくはブログをご覧ください
    http://nishi248.blog60.fc2.com/blog-entry-1155.html

  • ≪目次≫
    第1章  地形図で探す「鉄道の絶景」
    第2章  過酷な道程を進む鉄道
    第3章  時代に左右された鉄道
    第4章  不思議な鉄道、その理由
    第5章  鉄道が語る日本の歴史

    ≪内容≫
    今尾恵介さんの「地図もの」は外れがないので、久しぶりに“旅”ものが読みたくて購入。
    結果は、まあまあ。理由は①地形図が少なく、ページも前後して見にくいこと ②公判がネタ切れ気味なこと
    ③説明部分の写真が欲しかったこと(新書では無理かな?)

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著者プロフィール

今尾 恵介(いまお・けいすけ):1959年横浜市生まれ。地図研究家、エッセイスト、フリーライター。中学生の頃から国土地理院の地形図に親しみ、時刻表を愛読する。音楽出版社勤務を経てフリーライターとして独立、イラストマップ作成や地図・鉄道関連の著作に携わってきた。著書に『日本の地名おもしろ探訪記』『日本地図のたのしみ』『ふしぎ地名巡り』(以上ちくま文庫)、『地名の楽しみ』(ちくまプリマー新書)ほか著書多数。

「2023年 『ふらり珍地名の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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