読書狂の冒険は終わらない! (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087207606

作品紹介・あらすじ

稀代の「読書狂」作家二人による一大ビブリオバトル開幕!

シリーズ累計550万部突破の大ヒット古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件帖』シリーズ。
作者の三上延は古書店勤務時代に本の査定までしていた筋金入りの書物通。
一方、ビブリオアクション巨編『R.O.D』シリーズの倉田英之も「欲しい本はいま持ってない本、全部」と言い切るほどの本マニア。
ベストセラー作家にして希代の「読書狂」の二人が「読まずにはいられない」名作・傑作・奇本・珍本の数々を、丁々発止で語り合う!
博覧強記の二人が惜しみなく出し合う秘蔵の「読書ネタ」の数々は、それ自体が唯一無二の読書ガイド。
それぞれの作品の制作裏話も貴重。

感想・レビュー・書評

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  • 若い人に、本を読む楽しみを!

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    http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-720760-6&mode=1
    「ビブリア古書堂・・・」は読んでますが、倉田英之は知りませんでした。。。

  • よくある「本好きならこれを読め」「ミステリー入門!」というような本ではなく、本が好きな二人が好きな作家、作品について延々と語り合う本。
    題材にされる本は知らない物が殆どだったが、お二人が「あーあれ面白いよね」「実はあの作家ね」とどんどん話しが膨らませていくのでとても興味をそそられる。

    「飲み屋で隣席の男二人が話していて、聞き耳立てたら結構面白かった」
    あとがきにこう書かれていたが、隣席でこんなに面白い話が繰り広げられていて、それを聞ける状況が羨ましすぎる。
    ぜひ第二段もやってほしい。

  • 「ビブリア古書堂の事件手帖」の三上延氏と「R.O.D」の倉田英之氏による対談。本好きの本好きによる本好きのための対談です。本書をブックガイドとして紹介している場合もありますが、読んでいる人に一切お構いなしに好きな事を話しているだけです。これを読んで、この本を読んでみたいと共感する人は立派な読書狂だと思います。しかし、この企画面白いので、どこかのホールで実際にお客さんを入れてやってくれないかな。あと、これだけ取り上げてるんだから、本書の帯にも「キング絶賛」って入れましょうよ。

  • 文学とか趣味とかマニアとか、読書ネタのエッセイや対談でありがちな文脈にハマること無く、純粋に「本って面白いよね!」という気持ちが会話から伝わってくるところがとても良い。

  • 読書好きな2人の対談。
    本好きの熱量に圧倒されました。

    出だしからスティーブンキングの話だったのが嬉しい。
    私の読書体験のきっかけといってもいいのがスティーブンキング作品なので、とても懐かしい気持ちで読むことができました。

    自分は高校生になってから読書が好きになったので、三上さんと倉田さんの幼少期時代の話も面白かった。
    こんな2人でも挫折本があるんだ!と驚いたり、読む以外にも本には魅力があると気付けたり、本好きだったら読んでほしい。

  • ビブリアの三上さんと倉田さんという読書好きの二人の対談。
    読むのも収集するのも凄い量です。
    また同じ本を何冊も買う、というのも凄い

    語られている本、殆ど読んでないので、話にはついていけてないですが
    本について語り合える人がいるのはいいですね。

  • 本の話がとにかく濃い!
    私が読んだことある本はほとんど出てきませんが、すごく面白かったです。とりあえずスティーブン・キングは一度読んでみようと思いました。

    とにかくこれ楽しそうです♪
    本について語り合える相手って私には居ないので羨ましい~。

    本そのもの扱いについての話も面白かった!
    ページの端を折れるか?書き込みはOK?カバーをしおり変わりにする?など、読書あるあるネタが面白い。

  • 昨今では、スティーヴン・キングって誰ですか…という人も珍しくないようだから、第1章は「そうそう!」と大喜びで読んだ。クーンツにもケッチャムにもしっかり言及されてて満足。

    私は、角川春樹が出て来る前の角川文庫のほうがいい、角川春樹が角川文庫をダメにした …とまで思っているので、かつ、赤川次郎もいいと思えないので、第3章には全く共感出来なかったのも面白かった。

    知ってる本だらけで楽しい。喜国「本棚探偵」への言及もあって楽しい。8章、9章、10章と終わりに向かうほど、本への愛がみしみし迫ってきて楽しい。

    本のセレクトは割と初級編?なので、ブックガイドとしての機能はあまりないけれど、ホラーやミステリを最近読み始めた人にはちょうどいいのではないか。マニアとしての話もまだ入り口で、たぶんまだまだ奥があると思われるので、もうちょっとディープな続編を期待する。

  • お二方とほぼ同世代なので、キングと角川映画と赤川次郎さんの一番凄かったときを経験していたり、読んできた本の傾向が似てたり、町の本屋さんで見付けたいけどAmazonで買ってしまう問題等、大きくうなずきながら読みました。


  • 作家以前に読書家であるお二人の対談。かなりマニアックな部分も多いけど、やっぱり本についての語り合い、面白いす。ただ相槌を打つだけにはなりそうだけど、自分も居合わせたいと思える。幸せな時間だろうな、ってのがひしひしと伝わってくる良書。

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著者プロフィール

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計700万部を超えるベストセラーとなる。同シリーズで、文庫作品初の『本屋大賞』候補、『本の雑誌』が選ぶ「この40年の書籍 第1位」に選ばれるなど、幅広い層からの支持を集める。

「2022年 『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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