おとなの始末 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 46
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087208092

作品紹介・あらすじ

定年を見据えた上での仕事の向き合い方、避けては通れぬ家族問題、必ずやらねばならない生活環境の整理、老いていく自分への戸惑い……。いかに穏やかに格好よく人生の幕引きをするかを考える一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 毎月届くクレヨンハウス通信の「クレヨンハウス日記」を楽しみにしているので、落合さんの著作を初めて読んでみた。

    70歳を迎え、人生の終焉を見据えて自分の人生にどう決着をつけてゆくか、大きく5項目に分けて語られている。
    ・仕事の始末
    ・人間関係の始末
    ・暮らしの始末
    ・社会の始末
    ・わたしの始末

    他人に寄りかからずともStand Aloneのスタンスで生きていけるよう、持ちすぎず抱え込みすぎない工夫、意識をする。

    「思想も姿勢も、自分で立っていないと他人ともつながれない。」
    反原発の意見をはっきりと掲げている方でいながら
    始末は永遠のテーマであり、完結出来ないまま人生を終えるであろうという諦め、緩さを自分に許すところが逆に潔さを感じて好ましく感じた。


    <心に響いたフレーズ>
    会社や誰かからの必要ではなく、生きていく為に「私が私を必要」というのが自分にとって最も確かな必要であり、必然であるのだ。

  • 現在55歳の自分には"仕事の始末"が非常に参考になり、心の拠り所になった。「仕事以外の居場所を作る」自分はいったい何がやりたいのか??。「名刺の肩書を削除する」皆最後は手放す椅子、椅子は綺麗に手放すのが素敵、人生は自前。椅子の数は決まっていて決められた椅子とりゲームに一喜一憂するのは無駄、ボロくても自分の椅子を作っていく方に。。綺麗に椅子を譲る姿勢が良い。。「過去ではなく現在」元○○は肩に止まったトンボ、チョット動いたら飛んでいくもの。

  • 「借景」で愛する。

  • 週刊誌のコラム(日記風)コラムなどを読むと、ちょっとニヒリスティクでもの哀しげな心象風景が垣間見えるが、70年の彼女の人生の一端を見させてもらって、その根底にある心根に共感し感心できる部分が結構ある。
    自然体だけど反骨、優しいけど反権力、弱かったりだらしなくてももう一歩歩き出そうとするその生き方が好きだ。

  • 人生にどう始末をつけるか、自立した“おとな”の覚悟の書

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著者プロフィール

作家。執筆と並行して、東京と大阪で、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主宰。おもな著書に『人生案内 自分を育てる悩み方』(岩波新書)、『母に歌う子守唄わたしの介護日誌』(朝日新聞社)、『絵本屋の日曜日』(岩波書店)など。翻訳書に「ぞうさん・ぶたさん」シリーズ(クレヨンハウス)、「とびっきりのともだち」(BL出版)など。

「2018年 『村じゅう みんなで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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