性のタブーのない日本 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 232
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087208108

作品紹介・あらすじ

『古事記』や『源氏物語』など古典を読み解き、錦絵、浮世絵に描かれたセックスのリアリティに迫る。タブーはないがモラルはあるという、世界に類を見ない日本の性文化の豊饒に迫る、驚天動地の日本文化論。

感想・レビュー・書評

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  • 日本人は性におおらかだと思う
    タブーはないがモラルはある
    恥の文化が熟成されていく過程である

    古代において子孫繁栄は願いであった
    性が生理生活だった
    政治組織が出来上がり直接表現する時代になっていく

    言葉の解釈表現が現代的でわかりやすい

  • 明治以前の日本社会には、性的モラル(道徳的規範、価値観)はあったが、性的タブー(許されない、非難されるべきこと)はなかった。

    題材として、『古事記』『源氏物語』や絵巻物、春画などが取り上げられ、それらが今風の言葉で冗談交じりに解説される。

  • 浮世絵の乳房の表現方法から,江戸時代の男はおっぱいは赤ちゃんが吸うもので性的な対象とみていなかったという説を唱えている.面白い視点だ.源氏物語に出てくる「女にて見ばや」という語句をベースに平安時代の男女関係を解説している第3章が面白かった.美男を見て"女だったらいいな.やっちゃうんだけど」と書く紫式部の茶目っ気もうなずけるが,男色が一般的だった時代があったことも驚きだ.西洋文化が入ってくる前の日本は性的におおらかだったことは確かだ."

  • 最近はやっている(?)「日本人は実は性に対して開放的だった」系の本。
    主に源氏物語と古事記を題材に、現代日本人が当たり前に感じている性的なるものに対する恥じらいといった感情が昔はなかったかを論じている。
    面白いことを書いていると思うけど、ちょっとまどろっこしく、ふわふわした記述が多いので、読むのに疲れてしまった。

  • 歴史の相対化には十分な内容。が、著者の知識の豊富さが読みにくさを招いているかもしれない。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/no_taboo_of_sexiality.html
    【書評(18禁)】『性のタブーのない日本』覗く、目と目が合う、そしてまぐわう。
    http://naokis.doorblog.jp/archives/why_Japanese_changed_sexuality.html【書評(18禁)】続『性のタブーのない日本』〜どうして日本人は性に対する意識を変えたのか

    <目次>
    タブーはないが、モラルはある
    第一章 それは「生理的なこと」だからしょうがない
    第二章 「FUCK」という語のない文化
    第三章 男の時代
    参考文献


    2015.11.21 新書巡回にて
    2016.01.18 読了

  • 読売朝刊・新聞小説で金色夜叉の現代版を執筆中の橋本治氏の「性のタブーのない日本」、2015.11発行です。楽しく読了しました。古代、平安、武士の時代を中心に現代と対比させながら描いてます。平安時代の「性」はある意味現代に通じる奔放さがあったのでしょうか。現代が平安時代に近づいているのでしょうか(^-^) 大和撫子はおしとやかが定説ですが、それは武士の時代になってからで、日本の女性は決しておとなしくなんかないそうです(^-^) 北条政子やや春日局が悪女とされるのは武士の時代だからだそうですw!

  • 日本の古代には性的タブーというのはなかった。ただそこにモラルがあったというだけです…やっちゃいけないよというモラルがあるからそれをつい隠してしまう。そんなことをしているとロクなことにならないから、神様にお願いしてその隠していたことをオープンにして、祓ってもらってすっきりするーそれが大祓なるものを行っていた過去の日本だということになります。
    それを考えると、我々はとんでもなく高度な文化地域にくらしてたんだなと思ってしまいます。タブーはないがモラルがあるという文化の高度性はすごいもんです。

  • いろいろ雑な感じはあるが、
    単純に面白かった‼︎
    読みながらいろいろ笑ってしまった。
    小柴垣草子は初見ながら
    なんか予想外にリアルで笑えた。
    つまり、性はそんなもんでいいんじゃないかと。
    確かにそのものの動詞がないことも納得。

  • 後半つまらない。主張する内容に詰めがない。

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著者プロフィール

橋本治
1948年3月25日 - 2019年1月29日
東京生まれの作家。東京大学文学部国文学科卒業。イラストレーターを経て、1977年に小説『桃尻娘』を発表、以後文筆業を中心とする。同作は第29回小説現代新人賞佳作となり、映画・ドラマ化もされた。1996年『宗教なんかこわくない!』にて第9回新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』にて第1回小林秀雄賞、2005年『蝶のゆくえ』にて第18回柴田錬三郎賞、2008年『双調 平家物語』にて第62回毎日出版文化賞、2018年『草薙の剣』で第71回野間文芸賞をそれぞれ受賞。
編み物にも通じており、1989年『男の編み物(ニット)、橋本治の手トリ足トリ』を刊行。自身の編んだセーターを着てCMに出演したこともあり、オールラウンドに活躍を続けた。

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