すべての疲労は脳が原因 2 超実践編 (集英社新書)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087208610

作品紹介・あらすじ

前著は9万部のヒット。その第2弾となる本書では、「食事」「睡眠」「生活環境」において、疲労を予防する、また解消するために、私たちが今すぐに実践できる方法を具体的かつ詳細に紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 前著と構成も内容も似ていて、反復には良いが、既視感たっぷり。終盤のゆらぎの話で、その表現の不確かさまで思い出す。葉っぱをちぎって緑林の香り、グランピングが良いよね、と言われれば、その通りだと思うが、リラクゼーションとして体感的に会得している事象は、そもそも言わずもがななのかも知れない。まあ、共感はする。

    疲労は肉体的なものというよりも、脳で起こる。自律神経の中枢、つまりコントロールセンターが疲労を起こすが原因。主張は一緒。ただ今回は、実践編だけあって、次のような、生活のヒントがあった。

    加齢とともに喉の渇きを感じる脳機能が低下。また腎臓の機能が落ち尿が薄くなって体液が失われやすい。腎臓による水分と電解質の再吸収能力が落ちるためだ。寝る前に一杯の水を飲むことが効果的。

    カルシウムがイライラの解消になるというのは誤解。カルシウムが体液に溶けているのは1%程度。99%は骨や歯。カルシウム不足は骨粗鬆症を齎すが、イライラには影響しない。ホットミルクは、温かさが副交感神経に作用しているだけ。マグネシウムをカルシウムの半量は摂らないと、骨からカルシウムが溶け出す、カルシウムパラドックスが起こり、骨粗鬆症や動脈効果に。これは、食事で防ぐ。

    身体の右側を下にして寝るのが良い。胃の入り口が受けになり、胃の内容物が移動しやすくなる。結果、消化吸収の働きに良いため自律神経の負担が減り、疲労回復に繋がる。

  • コンビニのサラダチキンが疲労回復には効果的。
    短いスパンで休む。
    中高年男性はいびきになりやすい。

  • 第一弾と同じ内容が多かった。差分だけ頭に入れて売却。

  • 特記事項なし。

  • ・私の疲労の原因は、SAS(Sleep Apnea Syndrome/睡眠時無呼吸症候群)にありそうです。さて、どう対処するべきか……。

     疲労は、自律神経の消耗と疲弊によって生じる。「飽きる」「疲れる」「効率が落ちる」「眠くなる」は、脳疲労の3大サイン。日常生活で生じる肉体的な疲労感も、自律神経とそのコントロールセンターの疲労であり、肉体そのものは疲れていないことが大半なのです。

     だから仕事をする時は、自律神経を消耗させないために、室温や湿度など環境を整えることが必要なんですね。また、疲れたと感じたら、切りの良いところで仕事の内容を変えたり、短い休憩を取って身体を動かしたりすることも大切です。毎日、規則正しい生活をして体調を整えましょう。

    回復しないままに脳疲労が蓄積すると脳は老化し、老化した神経細胞が増えると認知機能の低下をまねきます。脳の急な老化を防ぎ、高齢になっても認知機能を保っておくには、毎日の生活で脳疲労を溜めない工夫が必要だといえます。~
    とのこと。

     嫌なことがあると、そのことに思考が支配されて、脳が疲れてしまう。嫌なことは、反芻してしまいがちですけど、赤羽雄二さんの『ゼロ秒思考』に出てくる「メモ書き」を活用して掃き出そう!

  • 疲労因子FFが疲労感の正体。
    食・睡眠・生活習慣のチェックリストやすぐにでも実践できる疲労の予防策が書かれている。
    ポイント→疲れたら休む、鶏胸肉、横向き寝、紫外線対策

    「飽きる・疲れる・眠くなる」→すぐに休む!

    1日100gの鶏胸肉=200mgのイミダペプチドを摂ると疲れが取れる。豚ロースやカツオもOK。
    朝食を欠かさない。誰かと、ゆっくり、よく噛んで食べる。

    いびきが睡眠の最大の障害。横向き寝(右を下)で改善。
    お風呂は38〜40度で半身浴を10分程度。
    夕方以降の暴飲暴食・カフェイン・タバコはNG。
    「ゆらぎ」を取り入れる。汗ばむ程度の運動。
    目や皮膚に届く紫外線が疲れの原因。UVインデックスを確認して、サングラス・日傘・日焼け止めなどの対策を。冬・曇り・室内でも要対策。

  • 『ホンマでっか⁉TV』でおなじみの梶本修身氏による疲労回復を説いた一冊。

    疲れの原因は体ではなく脳であり、自律神経の不調によるものだということがよく理解できた。
    また、疲労回復法も非常に実践的ですぐに試してみたいと思った。

  • 2017年34冊目
    先日読んだ「すべての疲労は脳が原因」の実践編。
    実践編というだけあって、睡眠、食事、環境について、チェックシートと対応法について具体的に書かれています。
    ただ、1冊目を読んだ方には重なる内容も多く、むりに読まなくてもいいかもしれません。

  • 【由来】
    ・1は知らんが図書館で見かけて、軽く中身を見て。

    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】
    ・意外とよかった。でもサラリ読み。付箋メモに気になったページ数だけ記録してあるので、それと照合すること(付箋のこと、忘れてた)。

    【目次】

  • 自律神経を休めるための様々な方策が述べられており、参考になった。

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著者プロフィール

梶本修身(東京疲労・睡眠クリニック院長)

「2022年 『医師が教える 疲れとりごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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