公文書問題 日本の「闇」の核心 (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087210200

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  • 豊洲市場、森友学園、加計学園…。各政策過程を記録した「公文書」が紛失・隠蔽された事件が相次いでいる。公的な情報を隠し責任を曖昧にする理由は何なのか。情報公開と公文書管理体制の不備とその弊害を、第一人者が解説する。

    【第1部】情報公開と公文書管理はなぜ重要か
    1章 記録を作らない「法の番人」
    2章 情報公開がなぜ必要か
    3章 公文書を残さなければ国益を損なう――TPP文書 外交文書公開をめぐる議論
    4章 外交文書を公開する意義
    【第2部】特定秘密という公共の情報を考える
    第5章 特定秘密の運用上の問題
    第6章 会計検査院と特定秘密
    第7章 特定秘密をどう監視するか
    【第3部】公文書管理は日本の諸問題の核心
    8章 豊洲市場問題からみる公文書管理条例の必要性
    9章 南スーダンPKO文書公開問題
    10章 特別防衛秘密の闇
    11章 森友学園関係公文書廃棄問題
    12章 「私的メモ」と行政文書
    【第4部】 展望:公文書と日本人
    13章 国立公文書館の新館建設問題
    14章 公文書館と家系調査
    15章 立法文書の保存と公開
    16章 東京都公文書管理条例の制定
    17章 公文書管理法改正を考える
    18章 公文書の正確性とは何か?

  • 言葉は穏やかながら、いうことはストレート。最近の公文書が絡む時事問題を取り上げており、公文書の原則とともに現実との関わりを学ぶことができた。

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著者プロフィール

龍谷大学法学部准教授。1976年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、一橋大学博士(社会学)。主要業績:『公文書問題―日本の「闇」の核心』集英社新書、2018年。共編著『平成の天皇制とは何か―制度と個人のはざまで』岩波書店、2017年。

「2022年 『大熊信行と凍土社の地域文化運動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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