おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像 (集英社新書)
- 集英社 (2024年1月17日発売)
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感想 : 7件
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- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087212983
感想・レビュー・書評
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まさに、「戦中派」についての本である。
この本が興味深いものになったのは、岡本喜八の学生時代の日記が発見され、著者がそれを読むことができたことが大きいようだ。例えば、この日記により、ある映画を山田風太郎が同日同劇場で観ていたことが判明する。
この日記何とか書籍化されないものですかね。
個人的な事ですが、私の父は岡本喜八より一月前の生まれ、即ち同学年の同級生よりも一年遅れで徴兵検査だった。このため、海外の戦地に行かされることなく、千葉県で本土決戦要員として訓練中に終戦になったという経験だった。これにより、私もこの世に存在することができたという事らしい。 -
映画監督岡本喜八、戦中派の思いを発掘された日記から探る。
映画「江分利満氏の優雅な生活」や「肉弾」で描かれた昭和一桁、生き残りの思いのルーツを探る。
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