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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784087213515
作品紹介・あらすじ
人は生まれ育った環境に大きな影響を受ける。今の日本はとりわけ経済的要因で人生が左右される。
飢え、住む場所がない、非正規雇用の増加など「見える貧困」も問題だが、習い事や修学旅行に行けない、誕生日のお祝いをしないなどの「体験格差」、さらに自己肯感や忍耐力、協調性などの非認知能力が育たない「見えない貧困」も蔓延している。
自ら貧困家庭で育ち、その体験を書籍化した著者が、貧困が連鎖するメカニズムや、そこからの脱出がいかに困難かを、実体験やデータを交えて分析。
同時に東京大学大学院教授山口慎太郎との対談で、「親から子に受け継がれるもの」を考察し、貧困を断ち切るための政策・方法を検討していく。
ヒオカ
ライター。1995年生まれ。
社会問題からエンタメまで様々なテーマで取材・執筆。
著書に『死にそうだけど生きてます』(CCCメディアハウス)『死ねない理由』(中央公論新社)がある。
中川家、ちゃんみな、HANA、羽生結弦、平手友梨奈、東京ゲゲゲイが大好き。
X:@kusuboku35 Instagram:@hioka35
みんなの感想まとめ
人が生まれ育った環境が人生に及ぼす影響について深く考察する一冊であり、特に「見えない貧困」の問題に焦点を当てています。著者の実体験を通じて、貧困がどのように連鎖し、個人の成長や社会的な機会に影響を与え...
感想・レビュー・書評
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考えさせられるテーマでした。
物価高騰でもあるので、見えない貧困がもっと広がっていくような危機感を覚えました。
貧困への解像度が少しずつでも上げていこうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少子化対策って何。すべては貧困から起きている。人生の結果を決定づけるのは、生い立ちか。努力か。遺伝か、環境か。才能か、努力か。実家の太さか、努力か。人生は遺伝的要因(才能)や生い立ち(実家の太さや生育環境)、生まれ落ちた時点で決定づけられている要素と、後天的な本人によるものとのウェイトってどんなもの。よくて5:5、実際は8:2ぐらいか・・・。努力は確かに尊い。しかし個人の努力によって人生を逆転させるだけの世の中になっているのか、この頃、政治の貧困を棚に上げてよく言われる「自己責任論」。努力はあくまで、その人の能力を最大化するというだけではないか。 読んでいて、だんだん暗くなってきましたな。容姿、自頭、気質、健康状態、習慣、体力・・・さて自分でコントロールできるものがどれだけあるか。でも、少しぐらいは改善させたい、人ってそんなもんですな。
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2025.04.27
テーマは良いのになぜこんなに腹落ちしないのかというのが結論です。
生活保護、ホームレスに仕事として携わってきた身からすると、貧困とその経験を自分が「限られた立場」で経験したのみにもかかわらず、日本社会の森羅万象を切って捨てる立場の偏りというか、なんというか、違和感ある。
私自身、自分の生育歴と仕事で実体験してきた貧困、虐待などあらゆる福祉について考えさせられる毎日を送ってきたので、筆者と対談相手の先生のいずれも上滑りしていて私にはピンとこない。
読み取る力が無くて申し訳ないというか、私にもわかるように書いてほしかったというか、なんとも評価にも表現にも困惑ばかりの一冊。 -
●親が子供に割く時間に格差が生じている事実。体験格差。
●誰がが生きていけないような社会は他の人にとっても生きづらい社会である。
●世界で一番深刻な人権侵害は、極度の貧困。
●現状では、生活保護を受けながらの大学進学は認められていない。 -
死にそうだけど生きてます、の内容と被るところもあったが、見えない格差、非認知能力について可視化された印象。自己肯定感、忍耐力などが育たない、それが例えば仕事が続かず貧困、のように連鎖する考えはなかった。学びのある本だった。
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筆者のライター歴の始まりからは当事者側から見る貧困の問題が浮かび上がるが、本著はそれに比べると一般論的である。政策などの議論では実現性の如何が問われるものもあるが、ふと手に取る新書としての中身と考えると硬軟ほどよい。花束みたいな恋をしたにおける金銭的事情の件は初めて見る考察だった。
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