ソルハ (集英社文庫)

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  • 集英社 (2020年7月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784087441338

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

興味を持って選択のできる人生の大切さを描いた物語が展開されます。主人公のビビは、落ち着かない国内で学び続ける姿勢を貫き、周囲の助けを受けながらも強い意識を持って成長します。知らないことを知り、興味を持...

感想・レビュー・書評

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  • 興味を持って選択のできる人生は、当たり前では無い。

    落ち着かない国内にあって、学ぶ姿勢を貫く主人公。
    周りの助けもあるが、とても意識が強い。

    知らない事を知ること。興味を持つ事。先を考える事。
    小さな世界に捉われずに常に広い視野でいたいと感じた作品。

    中東の近代史に俄然興味が湧いた。

  • 最後にソルハの意味がわかる時やっと物語が始まる あとがきも読みごたえあり

  • 1992年から2002年までのアフガニスタンで起こった実際の出来事に沿って描かれる、主人公のビビとその家族の物語。
    世界の歴史や文化や国際情勢について知らない、興味ないままではいられない気持ちになる。
    解説の長倉洋海さんの写真集も読んでみようと思った。

  • お子さんに読んで欲しい本。

  • 20年前の9月11日 テレビで、アメリカ同時テロで、ビルが、一瞬のうちに崩れ落ちる瞬間を テレビで放映しているのを見て、これは、映画で、物語なのか???と、思ったのだが、現実に起こった事件と知って、アメリカ国民でなくても、身体が震えてしまった。

    この本を読みながら、アフガニスタンの少女が、成長して行く中、国内の紛争や女性に対する国政、そして、モザイクのように集まった民族の殺し合い等、日頃 日本の中の平和にどっぷりつかっている私には、想像を絶するものであった。

    息子が、トルコへ留学する時に、イスラム教について本を読んだ事がある。
    シーア派とスンニ派に分かれている事など、この本でも、わかりやすく描かれている。
    しかし、言語が、こんなにも沢山あるのか?と、知った。
    コーランは、アラビア語だとは、知っていたけど、・・・

    やっと、20年をかけて、アフガニスタンも 少しの紛争があっても、平和な国になっているものだと、思って居り、日本だけでなく 他の支援国からの援助で、これから成長して行くものだと、想像していた。

    しかし、最近のニュースを見てみると、タリバンが、全土を制圧してしまい、またもや、女性の学問を禁止したり、外出禁止等・・・

    今日本のコロナで、緊急事態宣言で、束縛されているよな甘いものではない状況が、アフガニスタンで、実行されている。

    中国と同じく、デモも禁止であり、それでなくても、アフガンから脱出するための人々が、飛行場への殺到する人数も凄い。

    この本の作者 箒木縫生氏は、あとがきで、「かつて子供だった大人のみなさんへ」と、書かれているのだが、・・・

    人生100年と、日本では、今言われている時代に、戦争を知っている人は、少しになって来ている、
    アフガニスタンの戦争も、イスラム教の解釈の仕方やモザイク的な民族の集合であり、本質は、平和なはずなのに、・・・・
    この地域には、難民があふれかえり、親から離れた子供達や この本の中のような ビビのような知識人の母親の死等、沢山の犠牲者が、出ている。
    本当に対岸の火事ではないが、どのように行けばよいのだろう。

    ただ、支援金ばかりを投入しても、汚職や武器を購入する物に使われては、何もならない。

    最後の解説で、長倉洋海氏が、タリバンが、政権を握ったらどうなるのだろう?と書かれているのだが、・・・
    今、2021年9月に、其の恐れていたことが、現実化している。
    20年前に戻ってしまうのだろうか?
    登場したビビ達は、どうなるのだろう。

    コロナに、選挙だけを心配している日本人たちは、この人達を助ける事は出来るのだろうか?と、一人モヤモヤした気持ちで、読み終えてしまった。

  • アフガニスタンの小説が好きで良く読んでいるけれど、これは少し異色で日本人が描いたアフガニスタンの小説。
    しかも激動の時代を少女目線で描いたもの。大人の男性だったら、大人の女性だったら、男の子だったら...また違う景色になったんだろうなと思う。
    帚木蓬生の本の中では異色だと思うけれど、しっかり人に薦めたい一冊。

  • アフガニスタンで暮らす少女の物語。
    ほとんど知識のない国のお話に
    興味津々でしたが
    想像以上に過酷な日常。

    しかも理不尽な暴力を受け続ける
    一般市民(特に女性)の悲惨なこと。
    でもビビの純粋な目線で描かれていたため
    最後まで読み切れたのだと思います。

    アフガニスタン人の普通の生活を
    知ることですごく親近感がわき、
    アフガニスタンという国が
    果物も豊富で
    とても素敵な国だということも知れて
    なんだか嬉しくなりました。
    ソルハ(平和)がずっと続きますように。

  • これを少年少女向けに書くって言うのはとても大事な事だと思った。ただ、このタリバンとその前の時代感ってもうちょっと色々あるんじゃないのかな?と以前「カイト・ランナー」読んだときに思った。あそこではタリバンはむしろ救世主として書かれてたから。

  • アフガニスタンの首都カブールに住むビビ。戦争-内乱-圧政と、命の危機、心の危機に出会いながらも前向きに成長していく彼女に光を見る。家族や友人、周りの人の手助けがあるけれど彼女の根本に確固としているものがあるのだろう。

    「ソルハ」ってどんなものだろう、何かの名前?
    ビビに寄り添って読んでいった最後にわかる。
    涙が出るほど美しいものだった。

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著者プロフィール

1947年、福岡県小郡市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。退職後、九州大学医学部に学び、精神科医に。’93年に『三たびの海峡』(新潮社)で第14回吉川英治文学新人賞、’95年『閉鎖病棟』(新潮社)で第8回山本周五郎賞、’97年『逃亡』(新潮社)で第10回柴田錬三郎賞、’10年『水神』(新潮社)で第29回新田次郎文学賞、’11年『ソルハ』(あかね書房)で第60回小学館児童出版文化賞、12年『蠅の帝国』『蛍の航跡』(ともに新潮社)で第1回日本医療小説大賞、13年『日御子』(講談社)で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、2018年『守教』(新潮社)で第52回吉川英治文学賞および第24回中山義秀文学賞を受賞。近著に『天に星 地に花』(集英社)、『悲素』(新潮社)、『受難』(KADOKAWA)など。

「2020年 『襲来 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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