大統領の条件 アメリカの見えない人種ルールとオバマの前半生 (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2021年5月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (456ページ) / ISBN・EAN: 9784087442489

作品紹介・あらすじ

オバマ元大統領の「原点」を秘めた知られざる前半生に、追加章として米国大統領の系譜をめぐる骨太の論考が加わった渾身の作。決定版!

みんなの感想まとめ

オバマ元大統領の知られざる前半生を深く掘り下げた作品は、アメリカの政治や文化に対する新たな視点を提供します。著者の経験を活かし、オバマの人物像をポジティブに描き出す一方で、彼に寄せられた期待と失望の相...

感想・レビュー・書評

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  • とても面白い。確かに日本人だからというか、アメリカ政治の枠組みから外れた場所にいる人でなければ書けなかった本で、それがたまたま日本人だったということか。
    オバマの自伝などは読んでいたけれど、この本でより理解が深まる。

  • 著者はアメリカ留学時代にシカゴ選出民主党下院議員事務所でスタッフとして働いていた。
    それもあるであろう、この本本体は大統領就任直後のオバマを一貫してポジティブに捉えている。本体と文庫版まえがきと増補章に垣間見得る一種の失望との比較も興味深い。

    当時オバマに共感したアメリカ人、そしてオバマは、オバマを選んだアメリカ人はアメリカを世界を変えて行くのではないかと期待したアメリカ人以外の人々は期待が大きかった分だけ失望も感じたであろう。
    オバマ自身はどう考えているのだろう。忸怩たる思いでいるのか、はたまた世の中はそうドラマチックに変わるもんじゃないよ、と達観しているのか。

    文学者・哲学者が大統領を務めた時は過ぎ去り、ビジネスマンが大統領を務めた時も終わった。コロナ禍とそこからの回復が至上命題の今、政治家を大統領にしたアメリカはベターな選択をしたとは思う。次はどうなるか。

    オバマの前半生を縦軸とすると、それぞれの章での主なトピックが横軸。この横軸が縦軸より面白いかも。
    インドネシア、ハワイ、文学、オーガナイザー(組織をつくりあげる)、教育者、政党。それぞれがアメリカ(とインドネシア)の一段面を描き出していて、読ませる。

    紀伊国屋書店天王寺ミオ店にて購入。

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著者プロフィール

シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。早稲田大学大学院政治学研究科にて博士(政治学)。米下院議員事務所・上院選本部、テレビ東京記者などを経て、北海道大学大学院准教授。コロンビア大学、ジョージワシントン大学、台湾国立政治大学、ハーバード大学で客員研究員を歴任。現在、慶應義塾大学総合政策学部准教授。北海道大学公共政策研究センター研究員兼任。専門はアメリカ政治。受賞歴に大平正芳記念賞、アメリカ学会斎藤眞賞ほか。近著『大統領の条件』(集英社文庫、2021年)、『アメリカ映画の文化副読本』(日経BP、2024年)、『台湾のデモクラシー』(中公新書、2024年)ほか著訳書多数。

「2024年 『混迷のアメリカを読みとく10の論点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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