甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087443011

作品紹介・あらすじ

1992年夏、甲子園。星稜高校は松井秀喜への5打席連続敬遠を受け敗退した。そこにあった知られざる真実とは。関係者徹底取材。

感想・レビュー・書評

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  • 今でも明徳のユニフォームを甲子園で見ると、あの5敬遠の事を確かに必ず思い出す。それだけすごい出来事だったという事だと思うのですが、しかし勝つためにやった事と、馬淵監督の至ってシンプルな考え方が印象的。しかし世論は放っておかなかった、それにより野球人生を棒に振ったメンバーもいる事なんて知らなかった。追記のあとの、「もうひとつの5敬遠」も、知らなかった。高校野球は色々なドラマがある!やっぱり面白い!

  • 当時の甲子園で話題になった松井選手を全打席敬遠というニュースの裏側を関係者の取材を通してまとめたドキュメンタリーです。とても良くまとめられていて面白いです。オススメ!

  • 北陸出身、松井世代の私には衝撃的な試合でした。あれから30年経過して私も人生色々経験し、この本読んで考えてみたら、そんな悪事だったのかな、と。
    高校野球もオリンピックも参加することに意義があるという人や国もあれば、勝ちに行く人も国もいて。将棋やカーリングの頭脳プレイは良くて、野球の頭脳プレイはずるいのか、
    色々考えるきっかけになります。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50268660

  • ふむ

  • 1992年、夏の甲子園2回戦で事件は起きた…。星稜の四番打者・松井秀喜5連続敬遠。その敬遠は是か非か。世論を巻き起こした伝説の試合の真相を抉る傑作ノンフィクション。
    未来永劫に語り続けられる伝説の試合を、当事者たちの取材により語られらた真実。マスコミや私たちが思うほど、選手たちは冷静だったことにまずは驚く。ただ、この瞬間から人生や人生観が変わってしまった人間もいる。偶然にも揃ってしまった適役(監督・選手)と状況設定(時代背景や校風など)が、日本人の記憶に残るドラマを演出した"運命"。

  • 「勝つためにどうすればいいかを教えてくれる、それが教育だと思うんです」

    そんな文言がでてきますが、それが本質なんだと思います。

    環境分析能力、戦術立案能力、作戦実行能力、継続できる意思力、協調性、モチベーションの維持、コミュニケーション力…等々。

    そのうち、何に重点を置くのかはその組織の価値観だと思うんです。

    両校のいろんな人に話を聞いていて、お互いの組織文化の違いがわかって面白かったです。

    あと、マスコミの言うとは話し半分で聞いとかないとね。

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著者プロフィール

1973年、千葉県船橋市生まれ。同志社大学法学部卒。スポーツ新聞記者を経て独立。スポーツをはじめとするノンフィクションを中心に活躍する。『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』(新潮社)でミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧幻の三連覇』(集英社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。他の著書に『佐賀北の夏』『歓声から遠く離れて』『無名最強甲子園』などがある。

「2018年 『高校野球 名将の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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