絶声 (集英社文庫(日本))

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  • 集英社 (2021年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784087443073

作品紹介・あらすじ

親父が死んでくれるまであと一時間半――。
もう少しで巨額の遺産が手に入る。大崎正好はその瞬間を待ち望んでいた。
突如、本人名義のブログが更新されるまでは……。
『私はまだ生きている』
父しか知り得ない事実、悔恨、罪などが次々と明かされていく。
その声が導くのは、真実か、破滅か。
驚愕のラスト&圧倒的リーダビリティの極上ミステリー!

みんなの感想まとめ

お金の意味や価値観について深く考えさせられる物語が展開されます。主人公は父の死を待ち望む中で、巨額の遺産を手に入れようとしますが、父のブログの更新により状況は一変。登場人物たちの成功とは裏腹に、彼らは...

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーを通して、お金とは何だろう?
    と考えさせられる作品。

    【失踪宣言】を待ち
    大金【遺産】を手に入れようと、皆イヤらしい考えを持つ

    でも登場人物達は、誰一人生活で成功している人はいない

    【消費】【投資】【浪費】の区別が出来ないため、うまく行ってない人の為、遺産を手に入れても所詮『その場しのぎ』になるだけで、元の生活に戻ってしまうのに気づかない。

    宝くじで高額当選した人が転落するのと同じ
    どんなに頑張って収入が増えたり、増やしたり出来ても

    お金の知識が無いとこうなるのかな?と思わされる
    【雨がふると嫌な人】もいれば【雨に感謝する人もいる】
    それと同じで
    低所得でも、貯金出来る人
    小さい事に幸せを感じれる人もいるはず。

    大金を手にするには
    お金とは本当は何かを追及することだと思う。

  • 「失踪宣告」しても、しなくても、うちには、そんな莫大なお金ないからね!
    なので、こんな事件起こり得ない…
    ハァー…

    こんな財産ある家に生まれたら、どんなにええか!って思うけど、現実には、あんまり居心地が良いもんやないのかもしれん。
    父親も金の亡者で、その子らもあんまり変わらん感じだし…
    「世の中銭や!」
    を地で行く家族やけど、楽しいん?
    あるに越した事はないけど。
    (めっちゃ欲しいのも確かやけど^^;)

    で、得意の遺産争い。
    お父ちゃんは、行方不明のまま。失踪宣告して、法律上は死んだ事にして、濡れ手に粟。

    本当に亡くなったのか?
    失踪宣告を前にブログの更新が…

    しかし、こんな晩年嫌やな…
    私の場合、更にお金もないし…
    ただ、嫌がられて死ぬだけやん…
    寂し〜(−_−;)



    金が全てという価値観になった人間の末路は孤独死だ。

  • 長らく行方不明であった父親の死亡が確定するまで、あと1時間半...
    そこで、巨額の遺産が手に入る。
    長らく愛された記憶もない大崎 正好は、密かにほくそ笑んでいた。

    しかし、突然、本人名義のブログが更新され、死亡判定は延期された。
    戸惑う子供達に、更なる謎が追いかける。

    最後の謎解きは見事ですね。
    なるほど、そうなんですね。

    遺産の遺贈ではなく、慰謝料とは...
    そして、最後の償いとは?

  • 下村敦史『絶声』集英社文庫。

    毎回、違うパターンのミステリーで楽しませてくれる下村敦史。今回は7年半前に失踪した父親の巨額の遺産を巡るミステリーだ。

    非常に読み易くはあるが、ミステリーとしては今一つ物足りない。下村敦史の作品としては珍しくハズレの部類。

    父親の失踪から7年半。父親の死亡が確定するまで残り1時間半を待ち望む欲の皮が突っ張った3人の子供たち。しかし、失踪した父親のブログが更新され、巨額の遺産相続は保留とされる。

    本体価格680円
    ★★★

  • 巨額の資産を残す昭和の相場師の父が死ぬまであと一時間半!?
    2人の息子と1人の娘は父親の死を待っていたのだが死の宣告の前に突如本人名義のブログが更新された!
    『私はまだ生きている』

    父しか知らない事が、父の罪と後悔が語られる中、子供達の遺産に対する執着が語られる・・・

    長女のような人が身近に居たら距離置きたいです。





    三人兄弟と使用人、家裁の職員、借金取りのチンピラを巻き込んだ骨肉のマネーバトルが今、はじまる!

  • そう来たかー!色々仕掛けてくるなぁ。
    お金は人を狂わせる。登場人物みんな悪巧みがあるから、最終的に誰が遺産を勝ち取るのか想像がつかなくて、最後まで楽しめた。

    解説にあった下村さんのご自宅、王様のブランチで見た!人を楽しませたいというお気持ちで建てられたご自宅、素敵だった。
    次はどんな仕掛けで騙されるのか、まだまだ読むぞ!

  • 思惑が思惑を呼び、事実と解釈が絡み合う遺産相続サスペンス。
    父が失踪し、死亡届が受理されようとするそのとき、更新されたブログを中心に利己心が衝突していく。
    展開のスピードがテンポ良く、読みやすいがキャラクターの魅力というより、ストーリーとしての面白さに重きを置いた作品。

  • いろいろツッコミどころもあるミステリーなんだけど、なかなか読み応えあるトリックでラストは引き込まれました。
    素人がうだうだせこい根回しをしても、結局法律と専門家には意味がないよね^^;

  • 作品ごとにジャンルを変える著者が今回挑むのは、相続法をテーマに遺産を巡っての相続人たちの愛憎劇。
    膵臓がんに冒された昭和の大物相場師が自宅から失踪。
    彼の子供たちー長男、長女、次男(後妻の息子)の三人は、失踪宣告の成立を今か今かと待ち構えていた。が、成立直前に彼のブログが更新され、さらに彼にしか知り得ない事柄が綴られる。彼は生きているのか。
    次々と更新されるブログに、とんでもない仕掛けがされていたとは、相続人たちとともに読者もアッとさせられる手品のようなどんでん返し。
    著者の謀に見事に欺される。
    「飢えた狼が餌を欲するように人が金を求めれば、目の前にある幸せも見落とし、人間性を失うのかもしれない」と、エンターテイメントながら、著者が現代の風潮に一石を投じる作品。

  • 202110/帯の煽り(どんでん返しノンストップミステリー、数学の名問、等々)の割には、どんでん返し感はなく真相も読めてしまいやすく若干期待外れではあった。タイトル「絶声」というのもピンとこない。登場人物達(特に長女長男)のキャラも強引過ぎて、コマを進める役感が強く見えるのは惜しい。下衆キャラの相葉が一番生き生きと描かれてなんならちょっと憎めなさも感じてしまうのは面白かった。下村敦史なので期待値が高くなってしまい、結果今回はがっかり感となってしまったけど、遺産ネタにブログ更新を絡めるという面白さとか、やはり今勢いのある作家の一人ではある。

  • 三兄弟の遺産を巡るミステリー。
    トリックが単調かなと感じた。兄弟の揉め事の
    シーンが多い。

  • お金に囚われている人達が、自分の権利ばかりを主張し見苦しい。
    けれど、気になる。
    父親は生きているのか、遺産はどうなるのか。
    気になって気になって読んだ。
    なるほど、そうきたかーとワクワクした。
    最後に太字のブログ部分のみを読み直した。
    素晴らしいトリックでした!

  • 父の遺産を巡るきょうだい達のマネーゲームの行く先は…というストーリー

    自己中心的で力を持つ人の晩年は、特に病を得たりするとこうなるものなのだろうか
    ならばもっと…するはずだろうに、という疑問や違和感が湧いて来る展開だった

    最後に「良い話」風の教訓めいたエピローグが入るが、これは要らなかったのではないか
    全般的にシリアスなトーンだが、コメディタッチの話の進みの方が合ってたのかな?という個人的な印象

  • 素直に面白かった!
    病にかかり、死が近い父親の財産を身内で争う。
    しかしその父親が失踪。

    人は大金を目の前にすると、どうしても人間としての理性が抑えられなくなる。
    父親の死を望んでしまうし、汚い部分が出てきてしまい他人も身内も関係なくなる。
    ありきたりな、いざこざな話かなぁと思って読んでいたが、意外なトリックがあり「えっ、そうなの⁈」と思い、またさらりと読み返した笑
    ストーリーも読みやすく私は好きだなぁ。

  • あらすじがすごく、興味を唆る書き出しとなっているので、ジャケ買いじした。
    全体的に面白かったけど、
    あまり印象には残らなかったです。

  • よくある財産争い。欲が爆発。身内はワガママがでるからなぁ。なんでもほどほどだと思いました。

  • 期待はずれ。

    遺産目当てで必死になっている兄弟が
    誰1人気付かなかったトリックが
    あっさり他の人が解いてしまうもの
    なんだか都合良すぎる。

    主人公含め、登場人物の誰にも
    魅力のある人物が居ないのも
    つまらなく感じた理由のひとつ。

    描写も始終説明的だし
    タイトルの意味もよく分からない。

  • 2023/09/14

  • 策士策に溺れるという感じです。頭のいい人たちの遺産争いは恐ろしい。作品の仕掛けにもまんまと騙されたというか、私が主人公の立場でも主人公と同じ結末を辿ったと思います。

  • キャラはステレオタイプだしストーリーはベタだし、そのせいでせっかくの仕掛けも「ふーん」て感じ。
    特に兄と姉なんてどうしてこんな使い古された金持ちの子のお手本のようなキャラクターにしてしまったのか。
    なんかもったいないなぁと思う。
    内容はわかりやすくて読みやすかった。

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著者プロフィール

1981年、京都府生まれ。2014年に『闇に香る噓』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい! 2015年版」国内編3位と高い評価を受ける。著書に『生還者』『難民調査官』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『緑の窓口 樹木トラブル解決します』『サハラの薔薇』『法の雨』『黙過』『同姓同名』『ヴィクトリアン・ホテル』『悲願花』『白医』『刑事の慟哭』『アルテミスの涙』『絶声』『情熱の砂を踏む女』『コープス・ハント』『ロスト・スピーシーズ』などがある。

「2023年 『ガウディの遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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