われは歌えどもやぶれかぶれ (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2021年11月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784087443189

作品紹介・あらすじ

〈このタイトルは室生犀星が「純文学誌」に書いた小説をぼくが高校生のときに授業中に読んでいて
──小便がでなくて苦悩するこの小説に首をかしげていたものだ。
尿が出ない苦悩、なんて高校生には意味がわからなかった。
今は前立腺肥大によるものと理解できる。
そのときの犀星は七十二歳でいまのぼくがそれと同じだ〉(本文より)

老いてもなお椎名誠! なめんなよな。
極悪ピロリ菌掃討作戦を決行するも、思いもかけぬ困難が待ち受けたり、
昔の旅のアレコレも「もう二度と行かないだろう」という苦い述懐になったり。
シーナさんの日常と非日常を描いたエッセイ集。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人生の変遷と共に変わる感覚を描いたエッセイ集で、著者のユーモアと独特の視点が光ります。椎名誠が年齢を重ねながらも、パワフルな筆致で語る日常や非日常の出来事は、読者に懐かしさと新鮮さを同時に提供します。...

感想・レビュー・書評

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  • いつの頃からか椎名誠を読まなくなった。
    なんかダラダラした文章に飽きたのと、出羽守的な臭みが嫌になった。
    というわけで十数年ぶりに読んでみた。そうかもう77歳なのか。
    Wikipediaで経歴見たら1993年から2007年まで、「週刊金曜日」編集委員を務めた[5]。とある。
    サヨクっぽい臭みも感じていたんだな。

    作品紹介・あらすじ
    〈このタイトルは室生犀星が「純文学誌」に書いた小説をぼくが高校生のときに授業中に読んでいて
    ──小便がでなくて苦悩するこの小説に首をかしげていたものだ。
    尿が出ない苦悩、なんて高校生には意味がわからなかった。
    今は前立腺肥大によるものと理解できる。
    そのときの犀星は七十二歳でいまのぼくがそれと同じだ〉(本文より)

    老いてもなお椎名誠! なめんなよな。
    極悪ピロリ菌掃討作戦を決行するも、思いもかけぬ困難が待ち受けたり、
    昔の旅のアレコレも「もう二度と行かないだろう」という苦い述懐になったり。
    シーナさんの日常と非日常を描いたエッセイ集。

  • 「わしらは怪しい探検隊」の、あの東ケト会結成から数十年経過し、椎名さん率いるあやしい探検隊メンバーもだいぶ年齢を重ねた感。メンバーもだいぶ変遷して来た。
    極悪ピロリ菌に熱中症、新型コロナも乗り越えたパワフルな椎名さんの変わらぬ筆致が小気味良かったけど、途中「あれ?」と思う箇所もいくつかあって、時代の変化とともに、私自身の感性もまた、少し変化しているようにも感じた作品。

  • 椎名誠のエッセイ集『われは歌えどもやぶれかぶれ』を読みました。
    椎名誠の作品は先月読んだ『おなかがすいたハラペコだ。』以来ですね。

    -----story-------------
    ピロリにコロナに熱中症 もう、怖いものはありませんな
    やぶれかぶれなシーナの日常

    モノカキ人生も40年を過ぎると体のあちこちにガタが出てくる。
    おかげで長旅はおっくうになるし草野球では長打が打てないし、極悪ピロリ菌や不眠症のせいで若い頃は無縁だった通院が日課に……と、こぼしつつも痛飲はやめられず、シメキリ地獄に身を委ねてせっせと原稿を量産し、食が細くなったことを自覚しながらつい大盛りを頼んでしまう、やぶれかぶれのシーナの日常がみっちり詰まった一冊。
    -----------------------

    までの期間、毎日新聞出版発行の週刊誌『サンデー毎日』に2016年(平成28年)8月から2017年(平成29年)10月に連載されたエッセイを収録して、2018年(平成30年)に刊行された作品です。

     ■極悪ピロリ完全掃討戦記
     ■標高二万七〇〇〇メートルの山
     ■こんな話でいいのだろうか
     ■サスペンストイレ
     ■あとがき
     ■文庫版あとがき
     ■文庫解説と暴露と告発 竹田聡一郎

    〈このタイトルは室生犀星が「純文学誌」に書いた小説をぼくが高校生のときに授業中に読んでいて──小便がでなくて苦悩するこの小説に首をかしげていたものだ。尿が出ない苦悩、なんて高校生には意味がわからなかった。今は前立腺肥大によるものと理解できる。そのときの犀星は72歳でいまのぼくがそれと同じだ〉。

    極悪ピロリ菌掃討作戦を決行するも、思いもかけぬ困難が待ち受けたり、昔の旅のアレコレも「もう二度と行かないだろう」という苦い述懐になったり……シーナさんの日常と非日常。

    人間ドック受検時の不安や、食が細くなったのについつい大盛りやセット物を注文したりすること、新幹線や電車、バス等の隣の席の客問題、エアバッグへの不安 等々、やぶれかぶれなシーナさんの経験は、自分の日々の体験と重ね合わせながら読めて面白かったですねー 美味しそうな麺類の話題も印象的でした……美味しいワンタンメンやソバを食べたくなりました、、、

    忘れられないのは……中国での壁、床、天井がウジ虫だらけのトイレ事情のエピソード、恐ろしすぎて頭から離れませんね。

    相変わらずですが……シーナワールド全開のエッセイで愉しめました、、、

    肩の力を抜いてリラックスして読めるんですよねー 気分転換にもってこいですね。

  • 【きっかけ】
     毎度思うが贔屓にしている作家の本が読めるのは幸せだ。
     集英社のナツイチ企画のころに購入した。

    【感想】
     さて、この本はサンデー毎日に連載しているエッセイをまとめたもの。
     記事に関しては2016-17年というコロナ禍前であり著者が車の運転もしているし、色々ある前のことが書いてあり、なかなか70歳でこの勢いという感じで楽しみながら読めた。

     エッセイは、機知に富んだ内容が勝負どころだと思うが、緩急を織り交ぜたゆるさが読んでいい気晴らしになった(懐かしい昭和軽薄体!)。

    【終わりに】
     ところでこの文庫の刷数が凄い。奥付の初版が2021年11月25日であるが、既に4刷になっている。集英社文庫の夏の催しであるナツイチに選ばれているのでそのせいなのだろうか。その刷数が読んで気になった。

  • 週刊紙連載でありながら、時事ネタがありません。
    つまり、椎名誠さんは、自分が面白いと思うことを読者にも面白がって欲しいという姿勢で書いているのだと思います。
    これはちょっと面白くないなと思う話もありますが、時事ネタに走られるよりは、潔いと思います。
    食べ物絡みの話も少なくなく、読むと麺類を食べたくなります。
    冷やし中華は期間限定にすべきではないという意見には賛成です。

  • 日常をシーナさんの視点から観測すると,どう見えるのか.エッセイとは自分の視点との比較による日常の客観的観察ができる材料.

  • シーナさん節全開で時々クスッと笑い、時々フーンと感心し、色々な体験を続けられているのだなぁと羨ましく感じ、でもなかなか出来ないなぁ。
    しかし、何でこの表紙の画像が明智小五郎?

  • 「サンデー毎日」で2016年から連載をはじめたエッセイ。シーナのモノカキ人生も40年を過ぎると、あちこちにガタが出てくる。極悪ピロリ菌や不眠症とどのつまりは熱中症?「もう怖いものはありませんな」シーナの人生。

  • T図書館

    オーストラリアで唇がぱんぱんに腫れしゃべられず、髪は逆立ち、爪は小さくなって割れる。
    北極圏では蚊にさされまくり顔がぼこぼこになる
    普通の人が体験できない事ばかりで尊敬しかない

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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